ディメンションプロパティ

プロパティをディメンションに割り当てて、レポート、メンバールックアップ、式、データマネージャ選択に強力な機能を実装することができます。

システムの多くの場所でプロパティをフィルタリングすることができます。たとえば、エンティティを地理的な地域で簡単に選択できるようにする場合は、REGION プロパティを追加して各エンティティに地域値を入力するだけです。そうすると、地域別のフィルタリングやソート、地域別の会計管理ロジックの適用、地域に基づくレポート書式の定義などが可能になります。

システムには、ディメンションに応じてさまざまなプロパティが必要です。また、業務上の必要性から追加プロパティを割り当てることもできます。

プロパティの多くは IDDESCRIPTION のように汎用的なものですが、SCALING のようなディメンション固有のプロパティもあります。これらのプロパティでは、ディメンション内メンバーの動作を定義します。

ディメンションで作業する際に、以下の機能を使用することができます。

タスク

追加情報

ディメンションへのプロパティの追加

ディメンションにプロパティを追加するには、ディメンションライブラリ内でディメンションを選択し、プロパティ一覧の上にあるツールバーで追加をクリックします。

ディメンションへのプロパティの追加時には、以下を指定する必要があります。

  • ID - プロパティの ID。ID には大文字と小文字の区別がなく、入力した文字が表示されます。ID は、(大文字と小文字の区別なく) ディメンション内で一意である必要があります。ID の最大長は 20 文字です。使用できる文字は A-Z、a-z、0-9、_、-、. です。ID には、一重引用符 (')、二重引用符 (")、バックスラッシュ (\)、アンパサンド (&)、ダッシュ (-) は無効な文字であるため含めることができません。ID の 1 文字目は、数字にはできません。ID は、システムで生成されたプロパティの ID とは同じにできません。ID には、文字列 “PARENTH” を含めることはできません。ID は、下記の特殊なプロパティの 1 つと同じ ID にはできません。

  • 名称 - プロパティの名称。プロパティ名の最大長は、40 文字です。

  • 文字数 - プロパティの値の最大長。これは、正の整数である必要があります。

連結、持分比率、およびレートモデルにおけるディメンションへのプロパティの追加

連結、持分比率、またはレートモデルにおけるディメンションへのプロパティの追加時には、以下のディメンションタイプの事前定義済プロパティのセットを追加するオプションがあります。

  • 勘定

  • カテゴリ

  • 監査

  • エンティティ

  • 時間

  • 通貨

これらのうちいずれかのディメンションタイプにプロパティを追加する場合、新規プロパティを追加するか、または連結タイプモデルの必須プロパティのセットを追加するかを選択することができます。勘定ディメンションについては、持分比率タイプモデルの必須プロパティのセットを追加することもできます。

連結、持分比率、またはレートモデルで必要な事前定義済プロパティのセットの追加時には、必要なプロパティの 1 つと同じ ID のプロパティがすでに存在する場合、以下のように処理が行われます。

  • 該当するプロパティがディメンションに追加されません。

  • 既存プロパティの文字数が予想よりも多い場合、変更は行われません。

  • 文字数が少ない場合は、事前定義済プロパティのセットにおいてこのプロパティに対して指定されたデフォルト値によって更新が行われます。

すでに存在するため、一部のプロパティが追加されなかった場合、および文字数が変更された場合は、プロセスの最後に情報を通知するメッセージが表示されます。

ディメンションプロパティの変更

システムで生成されたプロパティ以外のプロパティを変更することができます。プロパティは、プロパティ一覧で直接編集および変更することができます。プロパティ ID は、保存後は変更できません。ただし、プロパティ名と文字数は変更できますが、過去に指定された長さを減らすことはできません。

プロパティ値の追加

プロパティをディメンションに追加した後、ディメンション内のメンバーにプロパティ値を割り当てることができます。プロパティにプロパティ値を追加するには、ディメンションライブラリから必要なディメンションを選択し、メンバーの編集を選択して、必要な値を適切なプロパティのメンバーグリッドに直接追加します。それが完了したら、変更を保存してディメンションを処理する必要があります。

ディメンションプロパティの削除

ディメンションからプロパティを削除するには、ディメンションライブラリ内でディメンションを選択し、プロパティ一覧の上にあるツールバーで削除をクリックします。これにより、一覧からプロパティが削除されます。システムで生成されたプロパティを削除することはできません。

ユーザが利用できるディメンションメンバー数の制限 ユーザが仕訳帳テンプレートを入力する場合、そのユーザがアクセスできるすべてのベースレベルメンバーを利用できます。“仕訳帳有効化”機能を使用して、仕訳入力時にユーザが利用できるディメンションメンバーの数を制限できます。仕訳帳アクセスの制限対象である各ディメンションにプロパティ EnableJRN を追加することで、仕訳帳ディメンションメンバー一覧を制限することができます。その後、ディメンションシートで、ユーザが仕訳入力を転記できるベースレベルメンバーの EnableJRN 列に Y を入力します。制限対象の各ディメンションに対してこの処理を実行し、ディメンションを処理します。

システムで生成されたプロパティ

以下のプロパティはすべてのディメンションタイプに対して生成されますが、ディメンションのプロパティ一覧には表示されません。

プロパティ

説明

DESCRIPTION

ディメンションの名称表示。これは、プリファレンス設定で指定された言語で表示されます。

CALC

メンバーが式で計算されるのか、またはメンバーが親レベルであるのかを示します。プロパティ値は、分析オフィスアドインのメンバーセレクタに表示させることができます。

HIR

メンバーに関連する階層 ID を格納します (H1、H2 など)。

特別なプロパティ

以下は、新規ユーザ定義ディメンションプロパティの追加時にプロパティ ID として入力できない予約済の ID です。

プロパティ

説明

SOLVE_ORDER

SOLVE_ORDER プロパティは、計算済メンバーが他の計算済メンバーと重なる場合の解決順序を定義します。SOLVE_ORDER は、ディメンション、メンバー、計算済メンバー、カスタムロールアップ、および計算済セルの評価および計算順序を決定します。解決順序が最上位のメンバーは最初に評価され、最後に計算されます。ゼロが最も高い優先度です。

SOLVE_ORDER を実装するためのガイドライン:

  • SOLVE_ORDER プロパティ内で最大 3 つのメジャーおよび 5 つのメンバーを指定します。

  • ディメンション名でディメンションを指定します。ディメンション名が大文字で正しく入力されていることを確認します。

    [ACCOUNT].[Account1] / [ACCOUNT].[Account2]

    [PRODUCT].[Product1] + [PRODUCT].[Product2]

    ただし、勘定ディメンションは名称で指定する必要がないため、このルールの唯一の例外です。

FORMULA

オプションプロパティ FORMULA を使用して、ディメンションに対して実行する計算を定義することができます。この強力な機能を使用することで、業務要件に合わせてデータ管理をカスタマイズすることができます。

メンバー式の有効化オプションは、メンバー式を適用するディメンションに対して選択します。式の実装については、メンバー式を参照してください。