レポートペインタ処理の概要
目的
この項では、レポートペインタレポート登録の主要な手順について説明します。
実際にレポートを定義するのに用いる処理は、下記の例と少し異なるかもしれませんが、これはレポートの複雑性、および
処理の流れ
レポートは、すべてシステムライブラリに含まれています。ライブラリはレポートテーブルに定義された特性、キー数値および事前定義列の集合です。レポートペインタレポートを定義する際には、それを1つのライブラリに割り当てます。 1 つのライブラリに割り当てられたレポートでは、そのライブラリ用に選択されている特性、キー数値、および事前定義列だけが使用できます。
ライブラリを登録または更新する場合、位置項目によりレポート定義の際にレポートペインタ選択一覧に現れる特性、キー数値または事前定義列の順番が決定されます。これによって、レポートで定期的に使用するオブジェクトを選択一覧の最初に配置することができます。位置項目に入力を行わない場合、レポートペインタレポートではそのオブジェクトを使用することができません。
レポートには、 SAP 標準ライブラリを使用することも、また独自のライブラリを登録することもできます。
詳細は、 ライブラリを参照してください。
標準レイアウトによって、レポートのレイアウトの特徴およびレポートデータの書式が決定されます。
SAP
標準レイアウトがレポートの要件を満たしていない場合は、新しい標準レポートを登録するか、または既成のレイアウトを変更します。詳細は、
標準レイアウトを参照してください。モデルは、1次元の事前定義レポート構造で、レポートの行あるいは列に挿入することができます。
レポートで、同じ、あるいは同じような行または列をしばしば使用する場合は、行または列のモデルを登録されることをお奨めします。
レポート定義に含めたい行と列、またはそのいずれかのモデルを、レポートを定義する前に定義してください。
SAP
が供給する標準モデルを使用することもできます。詳細は、
行と列のモデルの定義を参照してください。a)
レポート列の定義レポート列の定義には、レポートに使用されるライブラリ用に選択されている特性、キー数値、および事前定義列を使用します。
これに代わる方法として、列定義に列モデルを使用することもできます。列モデルは事前定義列構造で、各列を個別に定義するのではなく、列定義全体に挿入するものです。
詳細は、
行と列の定義を参照してください。b)
レポート行の定義レポート行の定義には、レポートが使用するライブラリ用に選択されている特性を使用します。
これに代わる方法として、行定義に行モデルを使用することもできます。行モデルは列モデルと同じ用途を持ちますが、レポートの行定義に使われます。
詳細は、
行と列の定義を参照してください。c)
必要に応じたレポートの行と列の編集および書式設定 ( たとえば、行 / 列の非表示、列幅の定義、レポート行の色の定義 )詳細は、
行と列の書式設定を参照してください。d)
レポートデータ選択に関する一般データ選択条件の定義この選択条件は、レポート全体でのデータ選択に使われる特性です。レポートの行または列ですでに特性が使われている場合は、特性をデータ選択条件として入力することはできません。
詳細は、
一般データ選択条件の定義を参照してください。レポートの定義が完了したら、それをレポートグループに割り当てます。レポートグループには、同一のライブラリからの
1 つまたは複数のレポートを含めることができます。レポートが同じ特性を含み、同じデータを共有している場合は、データ選択はより迅速になり処理時間も短縮されます。レポートペインタレポートは、レポートペインタレポートとレポートライタレポートの両方を含むレポートグループに割り当てることができます。
詳細は、
レポートグループを参照してください。このステップ中に、レポート処理に必要なプログラムが生成されます。
レポートグループを生成する際は、レポートペインタレポートはレポートライタの書式に変換されます。しかし、レポートペインタレポートの変更または表示は、レポートペインタツールを使用してのみ行うことができます。
詳細は、
レポートグループの生成を参照してください。この手順では、レポートで使用されるすべてのデータベースレコードが選択され、指定された書式で出力されます。
詳細は、