一般データ選択条件の定義 

一般選択条件は、レポート全体のデータ選択に使用する特性です。データ選択条件には、レポートの行と列で使われていない特性だけを含むようにすることができます。

一般データ選択条件の変更 / 照会 / 削除

一般選択データをレポートに定義するには、 編集→一般データ選択→照会 / 変更を選択します。

一般データ選択 : 特性ダイアログボックスで、選択条件として使いたい特性を選択します。

続いて表示される一般データ選択 : 特性値ダイアログボックスで、選択された特性に値を入力します。入力できるのは、個別値、値範囲、グループまたは変数です。

以下の特性をレポートでデータ選択条件、レポート行、レポート列のいずれかとして定義します。

処理時間を短縮するためには、レポート行または列で使用する必要のない特性のすべてを、一般データ選択で指定します。

特性に特定値、値範囲またはグループを入力すると、レポートは常にこれらの値を使用して実行されます。 続きフラグを使うと一覧が表示されて、カーソル配置の特性に、複数の範囲または個別値を入力することができます。

レポートにデータ選択条件として年度特性を定義し、年度に 1997 と入力します。レポートが実行される際は、 1997 年度のデータレコードのみが選択されます。

変数を特性に入力すると、レポートのレポートグループを実行する際に、 選択画面の変数に値を入力するよう求められます。変数に割り当てられた値 / セットは、 選択画面にデフォルト値として表示されます。このデフォルト値は必要に応じて上書きすることができます。

変数をデータ選択条件として入力した場合、レポートのレポートグループを実行する際に選択画面に入力する値は、 1 回のレポート実行に限り有効です。レポートを実行するごとに、変数には異なる値を入力することができます。

データ選択特性に変数を定義するには、該当する入力項目にカーソルを合わせて、変数オン / オフを選択します。項目の前にアイコンが表示され、それに合わせて項目サイズが調整されます。変数の名称をこの項目に入力します。リフレッシュを選択すると、変数の説明を表示することができます。

原価センタ特性に CSTCTR というセット変数を登録し、このセット変数のデフォルト値としてセット名を入力するとします。レポートでデータ選択条件としてこの変数を使用する場合、レポートデータレコードを選択する際にセット名を入力してください。デフォルトのセット名には、変数または別のセットに割り当てられたものが使用できます。

変数は、セット更新内で登録します。詳細は、 変数の登録を参照してください。

編集→一般データ選択→削除機能を使用すると、レポートに定義された一般データ選択条件を削除することができます。

評価

評価機能により、レポートの一般データ選択条件として使用されたグループ ( セット ) 内に、エレメント別にレポートを登録することができます。レポートを呼び出すと、グループ全体に対してデータが選択されます。レポートを出力する際、グループの階層構造内でナビゲートして、グループのエレメントごとにレポートを表示することができます。

レポートの一般データ選択条件として使用される特性に対して、集計レポートのみを出力するのか、特性値ごとの個別レポートのみを出力するのか、それとも個別レポートと集計レポートの両方を出力するのかを、評価機能を使用して定義します。

評価機能が使用できるのは、一般データ選択条件として使用される特性のうち最低 1 つが、グループまたはグループの変数 ( セット変数 ) である場合のみです。

レポート内の一般データ選択特性に対して評価機能を使用するには、編集→一般データ選択→評価を選択します。

一般データ選択条件として複数の特性を入力する場合は、選択画面上で特性の説明の前の項目に表示される、特性の順序を定義することができます。

内部取引評価 / 相殺ダイアログボックスには、値範囲、グループまたは変数を入力したすべてのデータ選択特性が一覧表示されます。評価機能は、こらの特性のそれぞれに使用することができます。

展開なしフラグはデフォルトとして立てられます。この場合、特性に対する選択の評価は行われません。レポートは 1 つだけ出力され、それには特性に定義された値範囲またはグループに対する集計データが含まれています。

個別値を選択すると、特性の個別値に対して評価が行われます。範囲内またはグループ内のすべての個別値には、別のレポートが出力されます。

展開を選択すると、範囲内またはグループ内のすべてのノードおよび個別値についてレポートが出力されます。

レポートに評価設定を定義していて、レポートのレポートグループを出力するときに特定の評価範囲を入力したい場合は、選択画面で行います。詳細は、 レポートグループの実行を参照してください。レポート内では、評価範囲のグループまたは個別の値用に個別のレポートをオンラインで出力することができます。

内部取引の相殺

内部取引評価 / 相殺ダイアログボックスには、値範囲、グループまたは変数を入力したすべての特性(一般データ選択条件として使用される)が表示されます。内部取引相殺フラグを使用すると、特性グループ階層内の内部取引を相殺するのか、それとも表示するのかを定義することができます。内部取引は、 1 つの特性グループ内で行なわれるすべての配分を表します。

このフラグを選択すると、それぞれの特性についての内部取引が相殺され、レポートには表示されなくなります。

選択の評価と内部取引相殺の両方を有効化すると、内部取引が相殺されます レポート出力のグループエレメントに関してレポート間をナビゲーションすると、エレメントごとに内部取引が決めなおされ、レポート内で相殺されます。