行と列の書式設定 

列の書式

レポート列の書式を定義するには、 書式グループを使用します。これらの書式グループは、レポートペインタに対して、各レポート列での使用に適した書式を指示します。書式グループは最大 5 つまで定義できるため、レポートには 5 つの異なった列書式を使用することができます。

書式グループは、レポートライタでは印刷クラスと呼ばれます。

書式グループを使用して、以下のレイアウトパラメータが決まります。

書式グループ値は、レポートに割り当てられた標準レイアウトに定義されます。標準レイアウトには、レポートページレイアウトとテキス書式に関する情報も含まれています。標準レイアウトの登録に関する詳細は、 標準レイアウトの登録を参照してください。

書式→標準レイアウト機能を使用すると、レポートに割り当てられた標準レイアウトを表示することができます ( 現在標準レイアウト項目 ) 。レポートに標準レイアウトを割り当てたい場合、またはレポートに現在割り当てられている標準レイアウトを変更したい場合は、 書式→標準レイアウトを選択して、レポートで使用したい標準レイアウトの名称を新標準レイアウト項目に入力します。

レポート定義の書式グループ行は、各レポート列に現在割り当てられている書式グループを表示します。書式グループ 0 は、すべての列のデフォルト書式グループとして自動的に設定されます。列に割り当てられた書式グループを変更するには、書式グループ項目をダブルクリックして、希望する書式グループを選択します。列は、指定された書式グループに対するレイアウトパラメータにしたがって書式設定されます。

レポートの個別書式グループに対するデフォルトのレイアウトパラメータを上書きすることもできます。この変更は、現在編集中のレポートにだけ有効です。これを行うには、カーソルを、書式グループが割り当てられている列に移動して、 書式→列を選択します。

列の幅番号書式、および符号反転の各機能を使用すると、標準レイアウトのデフォルトパラメータを上書きすることができます。数値書式により、レポート内の値の表示方法が決まります ( 小数点以下桁数と表示係数 )

1000000 に対して小数点以下桁数を 1 、係数を 1000 と指定すると、レポートには 1000.0 と表示されます。

書式→列で選択する書式機能により、同じ書式グループを使用するすべての列の書式が変更されます。個別の列の書式を変更したい場合は、その列に異なった書式グループを割り当ててください。

すべてのレポート列に対する列テキスト表示を定義します。列テキストを左寄せ、中央、または右寄せのいずれで表示するか定義するには、 書式→全列→テキスト整列を選択します。

また、すべての列ヘッダにどのタイプのテキストを使用したいかを指定することもできます ( 短、中、長テキスト ) 。これを行うには、 書式→全列→テキスト長を選択して、表示したいテキストタイプを選択します。

行書式

オーバースコア / アンダースコア機能を使用して、個別レポート行を強調表示し、強調することができます。たとえば、これらの機能を使用して合計行の上と下、あるいはそのいずれかに線を引くように指示することができます。該当するレポート行にカーソルを移動して、書式→行→オーバースコア / アンダースコアを選択します。続いて表示されるダイアログボックスで、レポート行のオーバースコアおよびアンダースコアをしたいか、あるいはそのいずれかをしたいかどうかを指定します。

個別レポート行は、カラー表示により強調表示することができます。これを行うには、カラー表示したい行にカーソルを移動して 書式→行→色設定を選択します。次のダイアログボックスで、 ( 合計、小計、挿入行、または強調のための ) 行カラーを選択します。ここでの選択にもとづいてカラーが割り当てされます。

必要に応じて複数の行を選択してそれに書式設定することにより、複数の行を一度に書式設定することができます。書式変更を完了しても、行は選択されたままです。選択をマニュアルで解除するには、必ず全選択解除機能を使用します。すべての行と列に影響する書式コマンドは、その他の選択とは無関係に使用します。

レポートのリード列に、どのタイプのテキスト ( 短、中、長テキスト ) を使用したいかを指定することができます。これを行うには、 書式→全行→テキスト長を選択して、リード列に表示したいテキストタイプを選択します。

拡張 / 圧縮の各機能は、レポート定義で展開され、また合計行を含むレポート行についてだけ使用できます。このため、グループは行に対して特性値として選択し、この行を展開してください。グループ階層の最下位レベル ( 通常は個別値 ) は、レポート定義に表示されません。

レポート定義の展開された行にカーソルを移動し、書式→行→圧縮を選択すると、展開されたレポート行をどの集計レベルまで圧縮するかを指定することができます。

書式→行→拡張を選択すると、展開されたレポート行を、どの集計レベルまで展開するかを指定することができます。

レポート定義に定義する集計レベルは、レポートを出力する際に使用されます。ただし、レポート出力の際、これらの集計レベルを変更することもできます。

レポートペインタは、展開されたレポート行を個別行エレメントとしては処理しません。このため、他のレポート行に使える機能のすべてを、展開されたレポート行に使用できるわけではありません。

たとえば、展開されたレポート行に削除機能を使用すると、展開されたレポート行だけではなく、行エレメント全体が削除されます。

アンダースコア / オーバースコア、および色設定機能を展開されたレポート行に使用すると、その変更は同じ集計レベルのすべての行に対して有効になります。これらの行は、レポート定義の中で同じ数のアスタリスクが付けられている行です。