見越額 
ファンド管理でコミット済金額の見越を行い、費用が発生した会計期間に転記することができます。
ノート
請求割引コミット済金額は、その発生時に SAP ERP で費用処理が行われるため、見越転記を行う必要はありません。請求割引は SAP ERP から SAP カスタマリレーションシップマネジメント (SAP CRM) にインポートされ、費用、支払、およびファンド消費として転記されます。その他すべてのコミット済金額については、見越が計算されます。
SAP CRM と SAP ERP の間で製品カテゴリデータを転送することができます。追加情報については、SAP ノート 1106673 を参照してください。
ノート
SAP CRM と SAP ERP 間の見越プロセスが正常に機能し、完了することを確認するために、設計フェーズ中に [BDoc メッセージ照会] (トランザクション SMW01) に移動して CRM ミドルウェアをチェックすることができます。また、ファンド用途チェックブックを表示してデータフローを追跡し、プロセスをモニタすることもできます。
[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングでを選択し、シナリオに関連する設定を行っておく必要があります。
[定義: 見越参照データ型]
[定義: 見越計算規則]
[定義: 見越プロファイル]
[定義: SAP ERP 販売額の有効期間]
[転送: 見越伝票 -> 会計管理]
見越参照データをロードします。
以下のビジネスアプリケーションプログラミングインタフェース (BAPI) を使用して、任意の参照データ型をロードすることができます。
BAPI_CRM_FM_ACL_REFDATA_LOADDR
この BAPI を使用すると、日付範囲別に参照データをロードすることができます。
BAPI_CRM_FM_ACL_REFDATA_LOADFP
この BAPI を使用すると、会計期間別に参照データをロードすることができます。
見越計算
バッチ処理フレームワークで見越計算ジョブをスケジュールすることができます。見越計算規則では、カスタマイジングでの定義に応じてさまざまな参照データ型が使用されます。たとえば、販売数量 (SAP ERP)、トレードプロモーション管理 (TPM) 計画データ、またはファンドデータなどを使用することができます。見越計算結果は、見越ステージングエリアに保存されます。見越額をマニュアルで変更した場合は、トレードプロモーションと販促費用を登録してリリースした際に見越が計算されます。見越処理のために使用される API は、CL_CRM_FM_ACL_ASA_API です。見越計算は SAP CRM で行われます。
見越転記
見越計算結果をファンド転記として転記するには、バッチ処理フレームワークで見越転記ジョブをスケジュールする必要があります。この転記は、SAP ERP 財務会計に転送されます。
ノート
見越転記実行では、転記済明細と転記対象明細が照合され、更新のみが転記されます。これにより、見越転記の重複を回避することができます。
見越が転記されると、見越ステージングエリアがクリアされます。SAP NetWeaver Business Intelligence (SAP NetWeaver BI) がインストールされている場合は、抽出機能 0CRM_FM_ACL_ASA を使用して見越が SAP CRM から SAP NetWeaver BI に抽出されます。
見越額決済
見越転記を取り消すには、バッチ処理フレームワークで見越取消ジョブをスケジュールします。見越取消は、単一ファンド転記ではなく、見越転記全体を表します。
ビジネスアドイン (BAdI) を使用した拡張
見越実行、見越転記、または見越取消などの見越プロセスの動作を拡張することができます。このためには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、を選択します。
FI 勘定設定を拡張することができます。このためには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、を選択します。
見越計算規則を拡張することができます。このためには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、を選択します。