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リベートは、トレードプロモーションのインセンティブとして顧客に提供される特別な割引のことです。顧客へのリベート額の支払は、請求割引としてではなく、トレードプロモーションが実行された後で行われます。リベートの額は、指定された期間内における顧客の販売額に応じて異なります。一般的に、顧客は販売を促進する価格設定、使用する陳列、店舗内での陳列形態など、パフォーマンスを証明するものを提示する必要があります。

通常はリベート受領者である顧客が属する特定の販売エリアにおけるリベートを定義します。リベートは通常、条件レコードの形式を持つ複数の個別のリベート契約で構成されます。各リベートには、固有の番号とグローバルな一意識別子 (GUID) があります。リベートとリベート条件の両方が、1 つのトレードプロモーションに適用されます。

統合

SAP CRM では、次の 2 つの異なる形式のリベートを使用することができます。

  • SAP ERP リベート

    SAP ERP リベートの場合、SAP ERP でカスタマイジングを行い、そのカスタマイジングを SAP CRM にダウンロードします。トレードプロモーションでリベート条件レコードを持つリベート契約が生成され、トレードプロモーションを保存すると自動的に SAP ERP に転送されます。

  • SAP カスタマリレーションシップマネジメント (SAP CRM) リベート

    SAP CRM リベートは、SAP ERP リベートと同様に機能します。これらのリベートを使用するのは、SAP ERP との統合を行わない SAP CRM スタンドアロンシナリオを使用している場合です。このシナリオでは、すべてのカスタマイジングを SAP CRM で行います。生成される条件とリベート契約は SAP ERP に転送されません。受注の登録と請求の完了も SAP CRM で行います。

ノート ノート

ここでは単純にマーケティングにおける両方の形式のリベートを 「リベート」 と呼ぶことにします。技術的な観点では、マーケティングで生成される SAP CRM リベートはリベート待一覧のエントリです。リベート待一覧は、SAP CRM リベートアプリケーションの中心となるオブジェクトで、リベート決済に関するすべてのデータを管理するために使用されます。ここで生成される SAP ERP リベートは、リベート契約です。

注記の終了

リベートは、特別なタイプの販促費用です。販促費用の一般的な詳細については、販促費用と日付を参照してください。

前提条件

  • リベート処理のタイプは、販売エリアとキャンペーンタイプに応じて異なります。これらの設定を更新するには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで  [トレードプロモーション管理]   [トレードプロモーション]   [条件更新]  を選択します。

  • リベートの販促費用を更新しておきます。これを行うには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、  [トレードプロモーション管理]   [トレードプロモーション]   [販促費用]   [定義: 金額の販促費用]  を選択します。

  • シナリオに応じて (SAP ERP との統合または SAP CRM スタンドアロン)、設定を完了しておきます。これを行うには、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、  [トレードプロモーション管理]   [トレードプロモーション]   [条件更新]  を選択して、次のいずれかを選択します。

    • [ERP リベート処理]

    • [CRM リベート処理]

  • [カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで[リベート処理]を選択して、該当する設定を完了しておきます。

機能

リベート受領者

標準のリベート受領者は、条件生成時に決定されます。計画/顧客がこの決定に使用されます。

  • 顧客

    計画: 顧客が選択されます。

  • 顧客階層ノード

    階層ノードに顧客が 1 つだけ割り当てられている場合は、その顧客が選択され、リベート受領者は上記のように決定されます。

    階層ノードに複数の顧客が割り当てられている場合は、ランダム選択が行われ、リベート受領者は顧客ルールに基づいて決定されます。

  • ターゲットグループ

    ノート ノート

    ターゲットグループは SAP CRM スタンドアロンシナリオにのみ使用してください。これは、ターゲットグループが SAP ERP に転送されても、SAP ERP 受注では完全にサポートされないためです。

    注記の終了

    ターゲットグループの場合、リベート受領者は顧客ルールに基づいて決定されます。顧客が設定されていない場合は、ターゲットグループの所有者が選択されます。ターゲットグループが空の場合、リベート受領者がいないためリベートは生成されません。これは、デフォルトリベート受領者を設定することで回避できます。

    ノート ノート

    ビジネスアドイン (BAdI) /BON/RECIP_DETERMINE を使用して、リベート受領者の標準設定をカスタマイズすることができます (SAP ERP リベートの生成) および CRM_MKTPL_CRMR_IF (SAP CRM リベートの生成)。

    注記の終了
販促費用のリベートステータス

リベートステータスは、関連する販促費用とともに表示されます。販促費用に以下のリベートステータスを使用することができます。

  • [未処理]

  • [決済待]

  • [決済済]

SAP ERP リベートステータス[決済待]の割当は、カスタマイジングで定義したステータスの下限によって決まります。

トレードプロモーションのリベートステータス
SAP ERP リベートと SAP CRM リベート

アクション

必要なステータス

トレードプロモーションの削除

  • トレードプロモーションの日付範囲が将来である必要があります。

  • リベートは生成されません。

  • リベートが生成される場合はステータスが[未処理]である必要があります。

SAP ERP リベートの削除

リベートのステータスは[未処理]である必要があります。[決済待]または[決済済]ではこの操作は実行できません。

ノート ノート

リベートの削除は、関連付けられている販促費用を削除することによって可能になります。

注記の終了

SAP ERP リベートに関連付けられている販促費用の削除

  • トレードプロモーションの日付範囲が将来でなければなりません。

  • リベートのステータスは[未処理]である必要があります。[決済待]または[決済済]ではこの操作は実行できません。

トレードプロモーションのアーカイブ

リベートのステータスは[決済済]である必要があります。

ノート ノート

トレードプロモーションを「ロック」した場合でも、リベートおよびリベート条件には影響しません。キャンペーン設定条件にのみ影響があります。長期トレードプロモーションの場合、許可されていればリベートが削除されます。

トレードプロモーションを「終了」または「拒否」すると、関連付けられているリベートのステータスは自動的に[決済待]に設定されます。

注記の終了
分割基準

トレードプロモーションのリベート契約に分割基準を使用すると、販促費用ごとに新規のリベート契約が登録されます。

販促費用は個別に処理されます。それは販促費用ごとに支払時期が異なる場合があるためです。支払は、製品のために特定の棚スペースを確保するなど、チェックが必要な特定の要件にリンクしていることもあります。通常、変動リベート契約はトレードプロモーションの終了時にすべての顧客に対して個別に決済されます。

階層ノード

顧客階層ノードを使用すると、階層の展開が可能になります。これは以下の定義に従って適用されます。

  • 条件テーブルの変動キーでリベートの顧客階層を定義すると、トレードプロモーションに割り当てられている顧客階層ノードが使用されます。

  • リベート条件タイプの変動キーで顧客 ID または支払人を含む条件テーブルを定義すると、顧客階層ノードの個々の顧客が展開されます。

[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで、必要な設定を行うことができます (  [トレードプロモーション管理]   [トレードプロモーション]   [条件更新]   [定義: 条件生成]  を選択してから[条件テーブル]を選択します)。

ターゲットグループ

ターゲットグループを計画: 顧客として使用する場合、計画レベルによって、計画プロファイルレイアウトで生成されるリベートの数が決まります。

  • 個々の顧客について計画を行う場合、顧客ビューごとに 1 つのリベートが[計画]の計画領域に表示されます。

  • 顧客階層で計画を行う場合、階層ノードごとに 1 つのリベート (つまり 1 つのリベート受領者) があります。

  • 製品レベル (顧客項目なし) で計画を行う場合、標準動作は以下のとおりです。

    1. 自動的にリベートが生成され、ターゲットグループの所有者項目に基づいて顧客が識別されます。

    2. ターゲットグループが空の場合、リベート受領者がいないためリベートは生成されません。

    3. リベート受領者が対応する BAdI に基づいて識別されます (上記の注記セクションを参照してください)。

ノート ノート

標準動作を上書きして、ターゲットグループの複数のリベート生成を可能にするために、BAdI CRM_KFP_BADI を実装することができます。詳細については、[カスタマリレーションシップマネジメント]のカスタマイジングで  [マーケティング]   [マーケティング計画/キャンペーン管理]   [キー数値計画]   [ビジネスアドイン]   [BAdI: キー数値計画用システム拡張]  を選択してください。

注記の終了

追加情報

トレードプロモーション管理ビジネスシナリオにおけるリベートのカスタマイジング設定の詳細については、SAP Solution Manager でリベート処理とリベート処理更新のカスタマイジングに関するセクションを参照してください。

リベート処理

トレードプロモーションの条件生成

ボリューム/販促費用計画

SAP ERP とのリベート契約のインタラクション

トレードプロモーションの無償品