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機能の文書化  set_table_for_first_display 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

用途

ALV グリッドコントロールインスタンスに出力テーブルを表示します。呼出シーケンスで、データディクショナリの参照構造あるいは適切な 項目カタログを指定する必要があります。実行前に、オプションパラメータを使用して、レイアウトのロード、項目によるテーブルのソート、列のフィルタ設定、グリッドコントロールのプロパティの定義を行うことができます。

注記

出力テーブルに表示されているデータをリフレッシュするには、メソッド refresh_table_display を使用します。出力テーブルの構造が変更されている場合には、メソッド set_table_for_first_display をもう 1 回だけ呼び出します。

開発クラス SLIS のレポート BCALV_GRID_DEMO に、このメソッドを呼び出す最も簡単な方法が示されています。

前提条件

注意

出力テーブルがグローバルに定義されているか、または出力テーブルがクラスのパブリック属性である必要があります。

機能

CALL METHOD <ref. var. to CL_GUI_ALV_GRID>->set_table_for_first_display

       EXPORTING
 EXPORTING
            I_BUFFER_ACTIVE       <
任意のデータ型 (ANY)>
            
I_STRUCTURE_NAME I_STRUCTURE_NAME       < データ型 DD02L-TABNAME の文字列 >
            
IS_VARIANT IS_VARIANT             < データ型 DISVARIANT の構造 >
            
I_SAVE I_SAVE                 < データ型 CHAR01 の変数 >
            
I_DEFAULT I_DEFAULT              < データ型 CHAR01 の変数 >
            
IS_LAYOUT IS_LAYOUT              < データ型 LVC_S_LAYO の構造 >
            
IS_PRINT NT               < データ型 LVC_S_PRNT の構造 >
            
IT_SPECIAL_GROUPS IT_SPECIAL_GROUPS      < データ型 LVC_T_SGRP の内部テーブル >
            
IT_TOOLBAR_EXCLUDING IT_TOOLBAR_EXCLUDING   < データ型 UI_FUNCTIONS の内部テーブル >
             IT_HYPERLINK IT_HYPERLINK           < データ型 LVC_T_HYPE の内部テーブル >
             IT_ALV_GRAPHICS IT_ALV_GRAPHICS     = < データ型 DTC_T_TC の内部テーブル >

       CHANGING
 CHANGING
            IT_OUTTAB             <
内部テーブル >
            
IT_FIELDCATALOG IT_FIELDCATALOG        < データ型 LVC_T_FCAT の内部テーブル >
            
IT_SORT IT_SORT                < データ型 LVC_T_SORT の内部テーブル >
            
IT_FILTER IT_FILTER              < データ型 LVC_T_FILT の内部テーブル >

パラメータ

意味

I_BUFFER_ACTIVE

メソッドコールが静的な場合、アプリケーションによって設定されるフラグ。つまり、メソッドは常に同じ項目カタログにより呼び出されます。この場合、項目カタログは特別なバッファに保存できます。したがって、特に小さい一覧などが迅速に表示されます。

I_STRUCTURE_NAME

出力テーブルのデータの DDIC 構造の名称 ('SFLIGHT' など ) 。このパラメータを指定すると、項目カタログが自動生成されます。

IS_VARIANT

出力テーブルを表示するためのレイアウトを決定します。このパラメータを使用する場合には、少なくともデータ型 DISVARIANT の構造の項目 REPORT に値を入力する必要があります。

I_SAVE

ユーザがレイアウトを保存するときに使用できる以下のオプションを決定します。

  • 'X':  'X':        グローバル保存のみ
  • 'U': 'U':        ユーザ固有保存のみ
  • 'A': 'A':         'X 'U' の両方が有効
  • SPACE: SPACE:  保存不可

I_DEFAULT

ユーザがデフォルトレイアウトを定義できるかどうかを決定します。

  • 'X': 'X':      デフォルトレイアウトは有効 ( デフォルト設定 )
  • SPACE: SPACE デフォルトレイアウトは無効

デフォルトレイアウトが有効であり、デフォルトバリアントが既に存在し、 IS_VARIANT で他のバリアントが指定されていない場合、このメソッドの呼出時にこのデフォルトレイアウトが自動的にロードされます。

IS_LAYOUT

グリッドコントロールのプロパティを決定します。レイアウト構造は、フィルタ、ソート、および列プロパティを保存するレイアウトとは異なります

IS_PRINT

バックエンドでの印刷用パラメータ

IT_SPECIAL_GROUPS

項目カタログ内で複数の列が項目 SP_GROUP によってグループ化されている場合には、このグループのテキストが格納されたテーブルを受け渡す必要があります。現在のレイアウトウィンドウにリストボックスを組み込んで、列選択時にこのようなグループのいずれかを選択するように制限することができます。

IT_TOOLBAR_EXCLUDING

このテーブルには、 ALV グリッドコントロールの存続期間中非表示にするツールバーの機能コードが格納されています。機能コードは定数属性であり、接頭辞 MC_FC_ が付きます。

IT_HYPERLINK

このテーブルを使用して、ハイパーリンクアドレス ( LVC_S_HYPE の項目 HREF ) を各ハンドル ( LVC_S_HYPE の項目 HANDLE ) に割り当てます。このハンドルを使用して、 グリッドにハイパーリンクを組み込むことができます。

IT_ALV_GRAPHICS

ダイアグラムとして、 ALV 一覧を表示する設定 ( たとえば、軸ラベル )

IT_OUTTAB

表示されるデータが格納されている出力テーブル

IT_FIELDCATALOG

出力テーブルの構造と表示されるデータの書式を決定します。

IT_SORT

初期ソート対象列のソートプロパティが格納されているテーブル

IT_FILTER

フィルタが初期設定される列のフィルタプロパティが格納されているテーブル

 

概要については、 クラス CL_GUI_ALV_GRID のメソッドを参照してください。

 

アクティビティ

例

このコールでは、 ALV グリッドコントロールが一覧の表示前に DDIC 構造を使用して出力テーブルの項目カタログを 自動的に生成します。

DATA: DATA: GRID1 TYPE REF TO CL_GUI_ALV_GRID,
      GT_SFLIGHT TYPE TABLE OF SFLIGH

< GRID1 のインスタンス化と Dynpro への統合 >

CALL METHOD GRID1->SET_TABLE_FOR_FIRST_DISPLAY
EXPORTING I_STRUCTURE_NAME = 'SFLIGHT'
CHANGING IT_OUTTAB = GT_SFLIGHT.

例

以下のように、項目カタログを明示的に受け渡します。

DATA: DATA: GRID1 TYPE REF TO CL_GUI_ALV_GRID,
      GT_SFLIGHT TYPE TABLOF SFLIGHT,
 OF SFLIGHT,
      GT_FIELDCAT TYPE LVC_T_FCA

< 項目カタログの マニュアル生成または 半自動生成 >
<
GRID1 のインスタンス化と Dynpro への統合 >

CALL METHOD GRID1->SET_TABLE_FOR_FIRST_DISPLAY
 CALL METHOD GRID1->SET_TABLE_FOR_FIRST_DISPLAY
     CHANGING IT_FIELDCATALOG = GT_FIELDCAT
               IT_OUTTAB       = GT_SFLIGH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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