需給連鎖計画での供給元決定
需給連鎖計画 (SNP) の個別の計画手順には、さまざまな供給元決定方法があります。SNP ヒューリスティックでは供給量割当および調達優先度が供給元選択の基礎として使用されますが、SNP オプティマイザでは供給元決定はコストに基づきます。一方、供給分配計画では、供給元決定は供給元を決定するためではなく、製品在庫の配分先となる供給先ロケーションを決定するために使用されます。
ヒューリスティックによって、供給元は以下のように決定されます。
...
1. 定義された供給量割当が最初に考慮されます。
2. 使用可能な供給量割当がない場合は、プロダクションプロセスモデル (PPM)、生産データ構造 (PDS)、または輸送レーンで指定された調達優先度が使用されます。
3. 供給量割当と調達優先度の両方が定義されている場合は、供給量割当が使用されます。
4. 供給量割当と調達優先度のどちらも存在しない場合は、最もコスト効率の高い供給元が選択されます。
5. すべての供給元のコストが同じ場合は、供給元決定の一般ガイドラインが適用されます (供給元決定ランキング一覧を参照)。
有効な輸送レーン (調達タイプ F の場合、外部調達) も有効な PPM/PDS (調達タイプ E の場合、内製) もない場合は、供給元を参照しない在庫転送または SNP 計画手配が登録されます。輸送レーンの供給元ロケーションに製品がない場合、同じ手順が適用されます。
詳細については、供給元決定 (ヒューリスティック) を参照してください。
SNP オプティマイザでは、基本的に最もコスト効率の高いソリューションが決定されるため、その供給元決定もコストベースです。
これは、コストを指定することによってのみ、供給元決定に影響を及ぼすか、または (ある程度まで) 供給元の優先度を決定することができることも意味します。たとえば、生産コストを使用して生産リソースの優先度を決定し、輸送コストを使用して調達ロケーションの優先度を決定することができます。ただし、オプティマイザでは常にすべての影響要因 (保管経費など) が考慮されることに注意してください。
SNP オプティマイザでは、供給量割当値の違反に対して定義されたペナルティコストをコスト計算に含めることで、入庫供給量も考慮されます。
調達タイプ F (外部調達) に有効な輸送レーンがない場合は、供給元を参照しない SNP 在庫転送が登録されます。調達タイプ E (内製) に有効な PPM/PDS がない場合、システムの動作は SNP: 計画手配なし区分が計画バージョンに設定されているかどうかによって決まります。この区分が設定されている場合、SNP オプティマイザは計画手配を登録しません。設定されていない場合、SNP オプティマイザは PPM/PDS を参照しない計画手配を登録します。
詳細については、供給元決定 (オプティマイザ) を参照してください。
供給分配計画によって、製品在庫の配分先となる供給先ロケーションが決定されます。したがって、供給分配計画では輸送レーンのみが "供給元" として考慮されます。
供給分配計画ヒューリスティックでは、対応する輸送レーンおよび割り当てられる輸送手段の 1 つが計画期間内で有効であることが重要です。最初に、すべての個別期間およびすべての供給先ロケーションのすべての有効な輸送手段が決定され、次に、供給転送在庫の登録に使用される輸送手段が決定されます。一般に、SNP 実行の結果に基づい?トシステム自体の適応が試行され、そこで登録された在庫転送が採用されます。複数の輸送手段がある場合、または期間内に在庫転送がない場合は、輸送時間が最短の輸送手段が選択されます。有効な輸送レーンまたは輸送手段を使用できない場合は、システムで供給転送在庫を登録することはできません。
...
供給分配計画では、さまざまな供給先ロケーションに配分される製品在庫比率を決定するために、分配規則が使用されます。たとえば、供給過剰の場合は均等配賦ルールが使用され、需要を充足するための供給が不十分な場合はプッシュ方針が使用されます。これらのルールは、部分的に供給量割当または優先度 (輸送レーンの分配優先度) に基づきます。
供給分配計画オプティマイザでは、一般に、最小の総コストに基づき、すべての制約 (輸送能力など) を考慮して、使用可能な製品在庫を配分する供給元ロケーションおよび使用する輸送手段が決定されます。その際に、迂回が考慮される場合もあります。
供給分配計画オプティマイザでは、分配規則に基づいて製品在庫のどれだけの比率がどの供給元ロケーションに配分されるかも決定されます。
詳細については、供給分配計画を参照してください。
システムで供給元の切替が決定さ?黷ス場合は、負荷平準化によって供給元決定が実行されます。選択された平準化手順がヒューリスティックベースの場合、供給元は SNP ヒューリスティックの場合と同じ方法で決定されます。オプティマイザベースの場合、供給元決定は SNP オプティマイザの供給元決定と同じです。ただし、オプティマイザベースの負荷平準化では、コストを自分で定義することはできません。つまり、供給元決定に影響を及ぼすことはできません。
詳細については、
負荷平準化を参照してください。
対話式計画では、計画入荷 (在庫転送)、確認済入荷 (供給転送在庫)、および計画生産 (計画手配) をマニュアルで変更することができます。在庫転送および計画手配の場合、使用可能なすべての供給元のランク一覧から供給元を選択することができます。詳細については、対話式計画での供給元決定を参照してください。
使用可能な供給先ロケーションの一覧が、供給転送在庫に対して表示されます。これらの供給先ロケーションは、輸送コストおよび輸送期間に従って優先度が決定されます。輸送コストが最も小さく輸送期間が最も短い供給元 (供給先ロケーション) が、"最適な" 供給元として表示されます (選択一覧の一番上に表示され、緑色で強調表示されます)。