契約獲得でのビジネスルールフレームワーク
ビジネスルールフレームワーク (BRF) を使用すると、契約獲得時にシステムで実行されるチェックに関するルールを定義することができます。これらのチェックを開始する業務トランザクションおよび時刻を定義することができます。BRF は柔軟で強力なツールであり、これを使用すると、自動プロセスフローを獲得プロセスに統合することができます。

複雑なルールを実行すると、システムパフォーマンスが影響を受けますので注意してください。
業務トランザクションへの BRF の統合の追加情報については、
CRM
でのビジネスルールフレームワークを参照してください。
● カスタマイジングで、SAP カスタマリレーションシップマネジメント (SAP CRM) で使用するために BRF を有効化しておく必要があります。
追加情報については、金融サービスのカスタマイジングの基本機能 → ビジネスルールフレームワーク → 有効化: ビジネスルールフレームワークを参照してください。
● BRF で定義したチェックを契約獲得プロセスに統合するには、チェックを金融サービスオファー (FS オファー) 業務トランザクションに割り当てておく必要があります。
追加情報については、金融サービスのカスタマイジングの基本機能 → ビジネスルールフレームワーク → 割当: イベント -> 業務 Transaction カテゴリ/Transaction タイプ/明細カテゴリを参照してください。
● チェックを実行する時刻を定義するには、チェックを特定のイベントに割り当てておく必要があります。
追加情報については、金融サービスのカスタマイジングの基本機能 → ビジネスルールフレームワーク → 割当: BRF イベント → トランザクションの CRM イベントを参照してください。
標準システムで提供されているルールを処理するか、または新規ルールを登録して契約獲得プロセスに統合することができます。
標準システムの獲得プロセスには、以下のルールが統合されています。

レポートを使用すると、SAP CRM のクライアント間でルールをコピーまたは移送することができます。
追加情報については、金融サービスのカスタマイジングの基本機能 → ビジネスルールフレームワーク → SAP CRM 内 BRF オブジェクトの移送/コピーを参照してください。
● 0CHECK_ALTER_BP
申請者の年齢が金融サービス商品 (FS 商品) の設定と一致するかどうかをチェックします。トランザクション明細を編集すると、このチェックが標準で実行されます。
製品マスタデータで FS 商品の年齢制限を定義します。追加情報については、ローン: 申請者の年齢を参照してください。
● 0CHECK_FINAL
イベント 0CHECKS をトリガします。
FS オファーをリリースすると、BRF で定義したチェックがトリガされます。
● 0CHECKS
以下のチェックを標準でトリガします。
○ 0CHECK_BP_ISPROSPECT
取引先機能得意先のビジネスパートナが FS オファーに存在しているかどうかをチェックします。取引先機能関係者のビジネスパートナのみが存在している場合、このパートナは接続されているバックエンドシステムに転送されません。
追加情報については、ビジネスパートナデータの配信を参照してください。
○ 0CHECK_DOCS_CASE
すべての必要な文書がケース管理で使用可能かどうかをチェックします。受注先の月次利益など、ケースに追加可能な属性もチェックされます。
追加情報については、契約獲得でのケース管理を参照してください。
○ 0CHECK_SCORE_AMOUNT
FS オファーを評価し、ローン金額が事前定義された額を超過したかどうかをチェックします。
このチェックの結果は、以下のようになります。
■ 見積が不適切と評価されたため、この見積は現在のフォームでは使用することができません。
■ 見積が中程度と評価されたか、またはローン金額が事前定義値を超過しています。このチェックの一方または両方ともが正である場合は、承認プロセスが開始されます。
■ 見積が良好と評価されたか、またはローン金額が事前定義値を超過していません。

これらのチェックの結果に応じて、FS オファーのステータスが決まります。追加情報については、金融サービスオファーのステータス管理を参照してください。
BRF で登録したチェック結果がメッセージログに表示されます。
BRF でルールを編集するか、または登録する場合は、金融サービスのカスタマイジングの基本機能 → ビジネスルールフレームワーク → ビジネスフレームワークルール設定を選択します。
契約獲得のルールを編集または登録する場合は、アプリケーションクラス CRM_FS_ORIGINATION を使用します。