配賦システムでの FI-SL の使用
Application Link Enabling (ALE)
および IDOC を使用して、 FI-SL 元帳データを別の R/3 システムへ転送することができます。 エクスポートロールアップでは、ローカルシステムから中央システムへ、元帳データを配賦することができます。配賦システムで
FI-SL を使用する利点として、以下のことがあげられます。配賦する
また、配賦される元帳およびローカルまたはグローバル会社のカスタマイジング設定は、データの整合性を確保するために一致していなければなりません。
元帳データをローカルシステムから中央システムに配賦するには、以下の手順を実行します。
配賦モデルにより、元帳データの配賦先となる論理システム
配賦モデルは、
ALE カスタマイジング ( クロスアプリケーションコンポーネント→配分 (ALE) →カスタマーモデルの配賦 ) で定義します。エラーワークフローは、
FI-SL データが中央システムに転送される際に発生するエラーを検出して処理するのに使われます。ワークフローは、
ALE カスタマイジング ( クロスアプリケーションコンポーネント→配分 (ALE) →基本設定 ) の ワークフローに基本設定を行うステップを用いて定義しますデータをローカルシステムから中央システムにエクスポートするには、
EDIMAP テーブルを更新する必要があります。 このテーブルは FI-SL データベーステーブル内の項目 ( 複数も可 ) の、データ転送構造 (IDOC 項目 ) 内の項目 ( 複数も可 ) への割当を決定します。EDIMAP
テーブルは、 FI-SL カスタマイジング ( 財務会計→ 特別目的元帳 → ツール → 配分 (ALE)) の 割当テーブル EDIMAP 更新のステップを用いて更新します。エクスポートおよびインポートプログラムは、中央システムおよびすべてのローカルシステムの両方で生成される必要があります。
これらのプログラムは、
FI-SL カスタマイジング ( 財務会計→ 特別目的元帳 → ツール → 配分 (ALE)) の インポート / エクスポートプログラム生成のステップを用いて更新します。FI-SL
元帳のデータが中央システムに送信される場合は、エクスポート元帳を FI-SL 元帳に割り当てる必要があります。エクスポート元帳に、以前に行われたすべてのデータ転送の残高が保存されます。
1 つの期間内でデータを 2 度以上エクスポートする場合、前回のデータ転送との差額のみが中央システムへ送信されます。エクスポート元帳は、
FI-SL カスタマイジング ( 財務会計 → 特別目的元帳 → 基本設定 → マスタデータ ) の 元帳更新のステップを用いて定義します。エクスポートロールアップを登録する際、ローカルシステムから中央システムへのデータの転送方法を決定してください。
ユーザ定義の項目移動を使用して、一対一でデータを転送またはデータを集計することができます。これについての詳細は、
ロールアップの登録を参照してください。ロールアップを実行する際、エクスポートロールアップで定義した条件に従って、データが配賦モデルで定義された中央システムに転記されます。
これについての詳細は、
ロールアップの実行を参照してください。データがローカルシステムから中央システムへ
(IDOC として ) 一度転送されると、ワークフローを使用してデータが中央システムで更新される必要があります。 データが中央システムへ送信された時点でワークフローが開始します。 このワークフローによって、 FI-SL テーブルで転送データを更新するインポートプログラムが呼び出されます ( ステップ 4 を参照 ) 。 データが中央システムに入力される際、どのようなエラーも検出し処理できるように、エラーワークフローを定義する必要があります ( ステップ 2 を参照 ) 。