ロールアップの実行 

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→ロールアップ→実行を選択します。
  2. ロールアップ実行 : 第一画面が表示されます

  3. 実行するロールアップ名を入力します。
  4. 実行を選択します。
  5. ロールアップセットの 1 つに値変数またはセット変数を入力した場合、ダイアログボックスが現れて、変数のデフォルト値の確認または変更が求められます。 セット変数のダイアログボックスがまず表示され、値変数のダイアログボックスがその次に表示されます。

    すると、ロールアップ < > 実行 : パラメータ画面が表示されます

    ロールアップ定義にエラーがある場合、エラーを一覧する画面が表示されます。 エラーが警告のみであれば、 実行を選択します。 すると、 ロールアップ < > 実行 : パラメータ画面が表示されます

  6. 以下のデータを入力してください。
  7. パラメータ項目 :

    標準、階層、およびエクスポートロールアップの場合 ( 会計年度バリアントがソース元帳とロールアップ元帳とで同じ場合 )

    − データロールアップ対象の開始期間

    開始期間項目に入力した値の会計年度

    − データロールアップ対象の終了期間

    終了期間項目に入力した値の会計年度

    標準ロールアップの場合 ( 会計年度バリアントがソース元帳とロールアップ元帳とで異なる場合 )

    − ロールアップ実行の開始日付

    − ロールアップ実行の終了日付

    − 特定年度の繰越期間をロールアップしたい場合、年度の繰越期間フラグを立てます。 2 番目の項目では、繰越期間をロールアップしたい会計年度を入力します。

    − すべての特別会計期間をロールアップしたい場合、特別会計期間フラグを立てます。

    処理オプション項目 :

    − ロールアップをバックグラウンドで実行したい場合、 バックグラウンド処理フラグを立てます。

    バックグラウンドでのロールアップ実行についての詳細は、 バックグラウンド処理へのロールアップの定義を参照してください。

    − 実行後にロールアップ取り消しのオプションが必要な場合には、明細書込のフラグを立てます。

    明細書込フラグを立てると、明細が明細データベースに書き込まれます。 ロールアップを取り消す予定がない場合、またはロールアップ元帳に対して登録されたレポートの明細のドリルダウンを行う予定がない場合は ( または大量のデータをロールアップする場合 ) 明細書込フラグを空白にしておき、不必要なデータベースの更新を避けてください。

    − 明細をロールアップに登録する必要がある場合、ロールアップの伝票タイプを入力します。 同様に処理される伝票は、伝票タイプでまとめてグループ化されます。

    − ロールアップ元帳の既存ロールアップデータに新規のロールアップデータを追加したい場合には、累計値フラグを立てます。 既存のロールアップデータを新規のロールアップデータで上書きする場合には、このフラグは立てないでください。

    − ロールアップ元帳に空白のレコード ( 金額項目がゼロのレコード ) を挿入する場合、 金額 0 のレコードを書込フラグを立てます。

    勘定グループの全ての勘定 ( 金額がゼロの勘定も含む ) を表示したレポートを作成する場合、金額項目がゼロのレコードもロールアップ元帳に含まれていなければなりません。 空白のレコードが金額がゼロの勘定のサマリレコードが作成されず、レポートには利用できません。

    − セット階層内で内部取引を相殺したい場合、取引から内部取引相殺フラグを立てます。 このフラグは、ロールアップが階層ロールアップの場合、および階層ロールアップでロールアップしている次元にマスタファイル ( たとえば、 RCNTR( レシーバ原価センタ ) および SCNTR( センダ原価センタ )) で定義されている取引先次元がある場合のみ使用することができます。

    原価センタ領域内で最終原価センタ間に原価を配分した場合、会社間損益を相殺できます。 このフラグは、階層ロールアップにだけ立てます。

    − レシーバ対象に並行してセンダ対象のデータを集計する場合にも、レベル別取引先集計フラグを立てます。 このフラグは、ロールアップが階層ロールアップである場合にだけ、使用することができます。

    − ロールアップ実行中に読み込みおよび作成されたすべてのレコードに関する詳細を含む一覧を出力したい場合、詳細一覧フラグを立てます。

    大量のデータを処理し、詳細一覧フラグを立てている場合は、処理時間が長くかかることがあります。

  8. ロールアップ < > 実行 : パラメータ画面では、以下の追加処理機能を使用することができます。

追加処理機能 - ロールアップ実行 < >: パラメータ画面

選択

目的

補足→エクスポートファイル

順次ファイルまたは PC ファイルからデータをインポート、 あるいは順次ファイルまたは PC ファイルへデータをエクスポート

補足履歴

ロールアップ実行履歴の表示

補足→履歴の削除

ロールアップ実行履歴情報の削除

補足→ロールアップ文書化

ロールアップ定義の文書化およびロールアップ 結果の記録

 

  1. 実行を選択します。

実行されたロールアップに対して読み込まれ、登録されたレコードの一覧が表示されます。

ロールアップデータのエクスポート / インポート

ロールアップデータのエクスポート / インポートは、 PC ファイルとの間で行うこともでき、異なる複数の R/3 システムまたはクライアントにまたがるデータをロールアップするときに便利です。

ロールアップデータのエクスポートまたはインポートは、ロールアップ < > 実行 : パラメータ画面から、次の手順で行います。

  1. 補足→エクスポートファイルを選択します。
  2. ロールアップデータをインポート / エクスポートするためのオプションを表示したダイアログボックスが表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. 入力データ項目 : ロールアップデータを順次ファイルまたは PC ファイルからインスポートする際に、これらの項目に値を入力します。

    マークしたファイルタイプの下の項目に、データのインポート元のファイル名を入力します。

    出力データ項目 : ロールアップデータを順次ファイルまたは PC ファイルへエクスポートする際に、これらの項目に値を入力します。

    マークしたファイルタイプの下の項目に、データをエクスポートする先のファイル名を入力します。

  5. 続行を選択します。

ロールアップを実行すると、指定したファイルからデータがインポートされるか、指定したファイルへデータがエクスポートされます。