既存のデータベースインスタンス (元のインスタンス) の待機インスタンスを設定することができます。
参照:
データベース管理チュートリアル、待機インスタンスの設定および更新
データベースマネージャを使用して、以下の手順を実行します。
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1. 元のインスタンスのコピーを作成することで、待機インスタンスを登録します。データベースコピーセクションの説明に従って手順を進めますが、待機インスタンスを ONLINE 操作状態で起動しないでください。操作状態は ADMIN のままにしておきます。システムテーブルはまだロードしないでください。
待機インスタンスを登録する場合は、以下の点に注意してください。
○ 元のインスタンスと待機インスタンスを異なるコンピュータ上に設定することをお奨めします。
○ 待機インスタンスでは、元のインスタンスと同じバージョンのデータベースソフトウェアが使用されている必要があります。
○ ターゲットインスタンスのデータベースパラメータは、元のインスタンスのデータベースパラメータと同じ値を使用して定義されていますが、それぞれのインスタンスには独自の作業ディレクトリがあります。
2. 待機インスタンス用のバックアップテンプレート (バックアップタイプはログバックアップ) を定義します。プロパティデータキャリア (デバイス/ファイル) が、インポート対象のインスタンスのログバックアップを参照している必要があります。バックアップテンプレートを使用して、元のインスタンスから待機インスタンスにログバックアップをインポートすることによって、待機インスタンスを定期的に更新します。
参照:
データベースマネージャ GUI、単独データキャリアのバックアップテンプレート
データベースマネージャ CLI、medium_put
待機インスタンスの操作状態は ADMIN になっています。
元のインスタンスでのデータ変更を待機インスタンスで定期的に繰り返すことができるようになるため、元のインスタンスのコピーと、若干遅延がある既存データのコピーを持つことができます (待機インスタンスの更新を参照)。