データベースコピーを使用して、新しいアプリケーションをテストしたり、操作に影響を与えずにデータベース構造をチェックしたり、新しい待機データベースを設定したりすることができます。データベースコピーは、SAP システムのシステムコピーを作成する場合にも必要となります。
データベースのコピーを作成するには、完全データバックアップを使用します。
元のインスタンスおよびコピー
● 元のコンピュータおよびターゲットコンピュータに互換性がある必要があります。データベースコピーの互換性のあるプロセッサアーキテクチャを参照してください。
データベースコピーを互換性のないプロセッサアーキテクチャで実行するには、ローダデータベースツールを使用します。
● ターゲットインスタンスでは、元のインスタンスと同じバージョンのデータベースソフトウェアが使用される必要があります。
ただし、バージョンの違いがビルド番号のみの場合は、古いバージョンのソースインスタンスのコピーをそれよりも新しいバージョンのターゲットインスタンスとして使用することができます。
ソースインスタンスのバージョン: 7.6.00.09
ターゲットインスタンスのバージョン: 7.6.00.12
● ターゲットインスタンスのデータベースパラメータは、元のインスタンスのデータベースパラメータと同じ値を使用して定義されていますが、それぞれのインスタンスには独自の作業ディレクトリがあります。
データベースマネージャのデータベースツールを使用します。
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1. 元のインスタンスの完全データバックアップを作成します。
2. ターゲットインスタンを新規登録するか、または既存のデータベースインスタンスを初期化します。ターゲットインスタンスと元のインスタンスのデータベースパラメータに同じ値を定義します (データベースインスタンスの作業ディレクトリは除く)。次に、元のインスタンスをバックアップしたデータキャリアを参照する、データバックアップのバックアップテンプレートを定義します。
3. 次に、完全データバックアップをターゲットインスタンスに転送し、ターゲットインスタンスの操作状態を ONLINE に切り替え、最後にシステムテーブルをロードします。ターゲットインスタンス内の既存のデータベースユーザデータはすべて、ソースインスタンスのデータベースユーザデータで上書きされます。
参照:
データベース管理チュートリアル、データベースコピーの作成