IMPORT DB コマンドを使用して、データベースアプリケーションに属すすべてのデータをインポートすることができます。
TESTDB デモデータベースが必要です。
EXPORT DB コマンドを使用して必要なデータがエクスポートされていること。
IMPORT DB コマンドを実行できるのは、データベースシステム管理者 (SYSDBA ユーザ) のみです。データベース管理者としてローダを起動し、デモデータベース TESTDB にログオンします。セッションモードを使用します。
loadercli -d demodb -u dbadmin,secret
データをTESTDB データベースにインポートします。
キーワードCATALOG および/または DATA の後にエントリを入力し、インポートする内容と、データベースカタログおよび/またはアプリケーションに属すデータを選択することができます。
テーブルをインポートすると、このテーブルに定義されているすべてのオブジェクトとリンク (ビュー、他のテーブルとの外部キー依存関係など) も登録されます。必要なオブジェクトが存在しないためにインポートを実行できない場合、その事実が通知されます。一般的なエラーメッセージは、以下のとおりです。-25451 および -25392。これらのエラーが発生した場合、インポートはその時点で強制終了されます。
データベースのアプリケーションに属すすべてのデータベースユーザに関するデータベースカタログ情報をインポートすることができます。
IMPORT DB
CATALOGINSTREAM
'demodb_ddl.catalog'
データベースカタログ(CATALOG) は、DDL 書式 (デフォルト値) でインポートされます。
参照:
ローダ、データストリーム
すべてのデータベースユーザのアプリケーションデータをインポートすることができます。
IMPORT DB
DATAINSTREAM
'demodb_pages.data'
アプリケーションデータ(DATA) は、PAGES 書式 (デフォルト値) でインポートされます。
IMPORT DB
DATAINSTREAM 'demodb_records.data'
RECORDS
アプリケーションデータ(DATA) は、RECORDS 書式でインポートされます。
PAGES インポートの場合、(ページにもとづく) データベース書式が使用され、ログエントリは書き込まれないため、ローダの RECORDS 書式を使用するインポートより高速です。ただし、PAGES 書式でインポートされたテーブルは、データをバックアップするまでは書込保護されます。
参照:
ローダ、PAGES、RECORDS
データベースアプリケーションに属すデータをインポートすることができます。
IMPORT DB
CATALOGINSTREAM 'demodb_ddl.catalog'
DATAINSTREAM
'demodb_pages.data'
構文要素の順序に注意してください。常にデータベースカタログのインポート用の構文要素を最初に入力し、続いてアプリケーションデータのインポート用の構文要素を入力します。
キーワードCONFIGURATION の後にデータストリームを指定することにより、このデータストリームに指定したテーブルのアプリケーションデータを除外することができます。これらのテーブルは、そのスキーマおよびテーブル名を指定してデータストリームで識別する必要があります。
各種テーブルについてローダの動作をテストします。テーブルを除外する場合、テーブル CITY または HOTEL の除外などにより、依存関係を侵害しないように注意してください。
インポートからEMPLOYEE テーブルを除外します。以下の内容で employee.configurationファイルを登録します。
HOTEL,EMPLOYEE
ローダのセッションモードで以下のインポートコマンドを指定します。構文要素の順序に注意してください。最初に、テーブルをインポートから除外する構文要素を入力します。
IMPORT DB
CONFIGURATION INSTREAM
'employee.configuration'
CATALOG INSTREAM
'demodb_ddl.catalog'
DATA INSTREAM 'demodb_pages.data'
employee.configurationの制約とは関係なく、すべてのテーブルのデータベースカタログエントリは常にインポートされます。
キーワード PACKAGE の後にデータストリームを指定すると、指定したデータストリームに SYSLOADER.TRANSFORMATIONMODEL テーブルのコマンドエントリがエクスポートされます。これは追加のログオプションです。PACKAGE 構文要素は常に最後の構文要素として入力します。
IMPORT DB
CATALOG INSTREAM 'demodb_ddl.catalog'
PACKAGE OUTSTREAM
'demodb_csv.package'
参照:
構文オプションを組み合わせると、それに応じて複雑なコマンドになります。構文要素の順序に注意してください。
IMPORT DB
CONFIGURATION INSTREAM FILE 'employee.configuration' CSV ASCII
CATALOG INSTREAM FILE 'demodb_ddl.catalog' DDL
DATA INSTREAM FILE 'demodb_pages.data' PAGES
PACKAGE OUTSTREAM FILE 'demodb_import.package'
CSV
完全な構文の内容説明については、ローダ文書の IMPORT DB コマンドを参照してください。
参照:
インポート用のその他のコマンド