詳細ルール式の例
詳細ルール式には、移動計算およびエンティティタイプに基づいた費用の配分が含まれます。
以下の詳細ルール式の機能を使用することができます。
移動計算
移動計算は、1 つの期間から別の期間へのデータのコピーまたは移動を定義します。以下の式例では、[AccRec] は債権勘定、[AccPay] は債務勘定となります。
勘定 |
説明 |
式 |
|---|---|---|
Mvmt Acc Rec |
債権での移動 |
IIF([TIME].CURRENTMEMBER.PROPERTIES("CALC")="N", [ACCOUNT].[ACCREC] - ([ACCOUNT].[ACCREC], [TIME].PREVMEMBER), SUM(DESCENDANTS([TIME].CURRENTMEMBER, 20, LEAVES))) この式では、現在の TIME メンバーのプロパティ CALC が NO であるかをチェックすることで、このメンバーが親であるかどうかをチェックしています。現在の TIME メンバーが親でない場合は、この TIME メンバーの債権 (ACCREC) から前月の債権を減算します。現在の TIME メンバーが親の場合、単にすべての子を合計します。 |
Mvmt Inventory |
在庫での移動 |
IIF([TIME].CURRENTMEMBER.CHILDREN.COUNT=0, [ACCOUNT].[INVENTORY] - ([ACCOUNT].[INVENTORY], [TIME].PREVMEMBER), SUM(DESCENDANTS([TIME].CURRENTMEMBER, 20, LEAVES))) 式は在庫をチェックします。 |
Mvmt Acc Pay |
債務での移動 |
IIF([TIME].CURRENTMEMBER.CHILDREN.COUNT=0, [ACCOUNT].[ACCPAY] - ([ACCOUNT].[ACCPAY], [TIME].PREVMEMBER), SUM(DESCENDANTS([TIME].CURRENTMEMBER, 20, LEAVES))) |
Mvmt Work Cap |
運転資本での移動 |
SUM([ACCOUNT].[MVMT ACC REC]:[ACCOUNT].[MVMT ACC PAY]) |
エンティティタイプに基づいた費用の配分
次の例では、Function (機能) という名称のエンティティプロパティがあることを仮定しています。エンティティの機能が SM である場合、部門費用合計は S&M Exp 勘定に割り当てられます。エンティティの機能が RD である場合、部門費用合計は R&D Exp 勘定に割り当てられます。エンティティの機能が CORP である場合、部門費用合計は G&A Exp 勘定に割り当てられます。
勘定 |
説明 |
式 |
|---|---|---|
S&M Exp |
販売およびマーケティング費用 |
IIF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES("CALC")="N", IIF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES(FUNCTION) = SM, [ACCOUNT].[TOTAL DEPT EXP], NULL), SUM(DESCENDANTS([ENTITY].CURRENTMEMBER, [ENTITY].[LEV1], LEAVES))) 最初に、現在の ENTITY メンバーが親であるかどうかをチェックしてください。それから、現在の ENTITY メンバーのプロパティ FUNCTION を読み込んで、"SM" であるかどうかを確認してください。"SM" である場合、販売およびマーケティング費用として部門費用合計を取得します。それ以外の場合は、ゼロが割り当てられます。現在の ENTITY が親の場合、すべての子の合計が表示されます。 |
R&D Exp |
R&D 費用 |
IIF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES("CALC")="N", IIF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES(FUNCTION) = RD, [ACCOUNT].[TOTAL DEPT EXP], NULL), SUM(DESCENDANTS([ENTITY].CURRENTMEMBER, [ENTITY].[LEV1], LEAVES))) この式では、FUNCTION プロパティの "RD" 値を取得します。 |
G&A Exp |
G&A 費用 |
IF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES("CALC")="N", IIF([ENTITY].CURRENTMEMBER.PROPERTIES(FUNCTION) = CORP, [ACCOUNT].[TOTAL DEPT EXP], NULL), SUM(DESCENDANTS([ENTITY].CURRENTMEMBER, [ENTITY].[LEV1], LEAVES))) |
この文書に含まれるソフトウェアコーディングおよびコード行/文字列 (以下 "コード" という) は例として示されるものであり、本稼動システム環境で使用することを意図するものではありません。コードは、特定のコーディングの構文とフレージングルールを分かりやすく説明し、視覚化することを目的としています。SAP は、ここで提供されるコードの正確性や完全性を保証せず、コードの使用によって生じたエラーまたは損害に対して責任を負いません。ただし、当該損害が SAP の故意または重大な過失によって生じた場合は除くものとします。