紐付区間
動的紐付で所要量に割り当てることのできる入庫要素を含む、所要日付の周囲の時間セグメントです。
利用可能日が紐付区間外にある入庫要素を所要量に割り当てることはできません。このため動的紐付関係は、紐付区間内でのみ登録されます。
利用可能日と所要日が同一になることが理想的です。これは一般的に、計画では十分に達成されません。つまり、利用可能日は所要日より前、または後になることがあります。特定の状況では、差異は許容されます。利用可能日が遅すぎる場合は、品目の欠如、または受注日の遵守に関する問題につながることがあります。利用可能日が早すぎる場合は、経済的に意味がなく、保管の問題が発生することがあります。紐付区間により、遅すぎるか、早すぎる入庫を除外することができます。紐付区間には、
アラートの照会で以下の役割があります。
● 日付アラートと紐付区間
紐付関係でリンクされている所要量および入庫の日付アラートのみが生成されるため、これは紐付区間に表示されます。ロケーションプロダクトマスタでは、使用量と利用可能日の間のどの時間差異から日付アラートが登録されるかを決定することができます。アラートしきい値は紐付区間内である必要があり、紐付区間外の所要量と入庫の間に動的紐付関係は登録されないため、アラートしきい値が紐付区間外の場合はアラートは生成されません。

計画所要量に対する日付アラートのアラートしきい値および紐付区間は、慎重に照合する必要があります。これは、たとえば、所要量の遅延入庫 (逆紐付け) も可能な比較的大きい紐付区間を定義し、計画所要量に合わせたアラートしきい値によって日付の問題に注意する場合などに役立ちます。意味のないアラートの発行を避けるため、アラートしきい値を小さくしすぎないようにします。たとえば、6 時間までの遅延では計画アクションを必要とする問題を登録させたくない場合、アラートしきい値を 1 時間には定義しません。
● 数量アラートと紐付区間
紐付区間内の入庫数量で所要量を充足するには不十分な場合、所要量に不足が生じます。動的紐付関係によって所要量にリンクされない入庫は過剰納入になります。注記: 数量アラートの主な原因に、所要量と入庫の紐付関係がないことがあります。数量アラートは、入庫がない場合、または過剰入庫の場合に発生しますが、紐付区間が小さすぎる場合にも発生し、これによって既存の十分な入庫が所要量とリンクされなくなることがあります。たとえば、入庫合計が所要量合計と?齟vしても、数量アラートが発生することがあります。そのため、定義する紐付関係が小さすぎないようにすることに意味がある場合があります。
自動計画で再登録されるオーダーを計画する場合、紐付区間が考慮され、不足や過剰の問題を避けることができます。計画作成方針では、利用可能日が紐付区間内、および (適切なタイミングで) 所要日前になるようにオーダーを登録するかどうかを定義することができます (紐付関係の考慮を参照)。

遅延は紐付関係に基づいて
最適化されます。入庫と紐付所要量
(受注など)
の間に紐付関係がない場合は、最適化で受注日が考慮されません。
紐付区間をロケーションプロダクトマスタで定義します。これは所要日から利用可能日の最大許容差異を使用して定義します (最大許容最早入庫および最大許容遅延入庫)。
ロケーションプロダクトマスタで以下のことを設定しているとします。
● 動的紐付関係は、製品の利用可能日がその製品の所要日の最大 3 日前から 1 日後までの場合のみ登録される
● 利用可能日が所要日より 1 日以上前、または所要日より後の場合、アラートが生成される
計画状況の例を下図に示します。紐付区間は、具体的な所要日に関連して、所要量要素 (黄色の部分) の観点から表示されています。これに関し、この所要量を充足するためにどの入庫要素が使用可能であるかということが問題になります。ここでは、入庫要素 a、b、または c を所要量要素に割り当てることができる、という答えとなります。システムで選択される割当は、指定した紐付方針に依存します。入庫要素 a または c が割り当てられる場合、入庫が早すぎるか、遅すぎることを示すアラートが登録されます。b の割当の場合のみ、アラートなしとなります。
所要量要素の観点からの紐付区間

次の図に示すように、紐付区間は、具体的な利用可能日に関連して、入庫要素(黄色の部分) の観点から考慮することもできます。これに関し、どの所要量に入庫要素が割当可能か、ということが問題になります。ここでは、入庫要素を所要量 A、B、または C に割り当てることができる、という答えとなります。入庫要素が所要量 A または C に割り当てられる場合、入庫が早すぎるか、遅すぎることを示すアラートが登録されます。B への割当の場合のみ、アラートなしとなります。
