最適化に対する制約
最適化の際には、計画でさまざまな制約が考慮されます。ここでハード制約とソフト制約を区別する必要があります。ハード制約は、遵守する必要があります。ソフト制約は、遵守するように試行されますが、ハード制約に準拠するソリューションを見つけるために必要であれば破ることができます。

たとえば、リソースの稼動時間はハード制約です。そのため、最適化の間に稼動時間内でのみ活動を計画作成することができます。受注からの所要日時は、ソフト制約です。したがって、所要日時の後に入庫を計画することも許可されています。ただし、このような遅延は最適化の際に最小化することができます。
以下の表に、さまざまな計画オブジェクトに関連する制約を示します。

最適化では、リソースおよび計画作成方針で計画作成パラメータは考慮されません。
リソース
計画作成データ |
制約 |
内容説明 |
稼動時間と非稼動時間 |
ハード |
最適化の間、稼動時間内でのみ活動を計画することができます。 |
リソース利用レート |
ハード |
|
能力 |
ハード (デフォルト) ソフト |
デフォルトでは、最適化の際に有限で計画されます。 ただし、マスタデータのエントリに従って、または特定の有限性レベル以降は、リソースが有限計画されるように指定することもできます。 最適化プロファイルでは、複数リソースに対して、マスタデータに指定された能力とは異なる期間基準の能力を指定することができます。最適化の際には、最適化プロファイルに定義された能力の値を上限として複数リソースに負荷がかかります。たとえば、削減した能力を定義することにより、最適化計画の能力を最後の特別オーダーに取っておくことができます。 最適化によって無限計画が行われるように最適化プロファイルで指定した場合、最適化で能力は考慮されません。 |
オーダー
計画作成データ |
制約 |
内容説明 |
供給元の有効期間 |
ハード (デフォルト) ソフト |
最適化プロファイルで、有効期間の開始または終了がハード制約またはソフト制約かどうかを定義することができます。以下のいずれかを選択してください。 ● 開始と終了をハード制約として考慮する ●
開始をハード制約として、終了をソフト制約としてそれぞれ考慮する ● 有効期間の考慮なし |
計画作成データ |
制約 |
内容説明 |
入庫要素から固定所要量要素 (例: 受注) まで |
ソフト |
固定所要?ハ要素により所要日時が定義されます。入庫日時は所要日時よりも後にすることができます。遅延は最適化の際に最小化することができます。 この制約について設定することはできません。 |
ソフト |
所要量要素への入庫要素の割当が保持されます。つまり、固定紐付関係が考慮され、日時も保持するように試行されます。ただし、常に日時を保持できるとは限りません。 |
計画作成データ |
制約 |
内容説明 |
|
2 つの非固定活動間の関係 |
|
ハード |
関係を破ることは許可されません。つまり、間隔は最小間隔を下回ることも、また最大間隔を上回ることもできません。 |
固定活動と非固定活動間の関係 |
この関係は、非固定活動の最早開始日時または最早終了日時を定義します。 |
ハード |
固定活動と非固定活動の間の関係によって、非固定活動の最早開始日時、最早終了日時、最遅開始日時、または最遅終了日時が定義されます。 最適化における最遅開始日時または最遅終了日時は、ソフト制約です。この制約について設定することはできません。 そのため、非固定活動は遅延して計画されることがあります。ただし、遅延コストを最適化することによって遅延を最小にすることができます。 |
この関係は、非固定活動の最遅開始日時または最遅終了日時を定義します。 |
ソフト
|
||
その他の製造レベル
計画作成データ |
制約 |
内容説明 |
アップストリームまたはダウンストリームの製造レベルのオーダーを考慮 |
ハード (最適化プロファイルでハードとして定義されている場合) |
最適化プロファイルのオーダー処理タブページで、最適化実行範囲に含まれていない、アップストリーム製造レベルのオーダーとの時間関係または紐付関係を考慮する必要があるかどうかを定義することができます。 これはダウンストリーム製造レベルのオーダーにも適用されます。 |
最適化プロファイルでは、最適化の問題に含まれていないアップストリームオーダーとの時間関係または紐付関係を考慮するかどうかを定義することができます。