プロジェクト生産および受注生産のヒューリスティック
プロジェクト生産および受注生産のプロセスは、ここで説明するヒューリスティックでサポートされています。
ヒューリスティック SAP_PMAN_001 を使用して、余裕のない作業か、わずかに余裕のある作業かを特定します。
ヒューリスティックによって、余裕 (最遅開始日と最早開始日の間のインターバル) がゼロに等しい、または特定の(定義した) しきい値を下回るオーダーの複数レベルネットワークのすべての作業を判定することができます。このような作業は、クリティカルとみなされます。このような作業については、順に実行する必要はありません。
部分確認済の作業は確定しているため、計画作成時に考慮されますが、再計画はされません。これらの作業を計画する場合は、作業を中断、つまり、これらの作業の確定を削除する必要があります。

クリティカルパスは、以下の 3 ステップで無限に計算されます。
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i. 逆日程計画
ネットワークの終了日から始まり、逆日程計画が実行され、作業の '最遅開始日' が決定されます。
ii. 順日程計画
(逆日程計画実行の最遅開始日に基づいて) 順日程計画が実行され、作業の '最早開始日' が決定されます。
ネットワークにおける作業の '最早' および '最遅' 位置の間の差異は余裕と呼ばれます。余裕とは、非稼動時間を含まない、総量の値です。
iii. クリティカルパス
クリティカルパスがシステムで計算されます。作業の余裕がヒューリスティックで定義したしきい値より小さい場合、その作業はクリティカルパスに属します。
プロジェクトオーダーまたは受注の開始日時が適用されない場合に、ヒューリスティック SAP_PMAN_002 を使用します。たとえば、オーダーのネットワークが一部、過去になり、計画最小インターバルと計画オフセットが使用されている場合、新規の終了日時を計算する必要があります。
新規の終了日は本日日付、あるいは将来の日付で計算されます。ヒューリスティックによって、ネットワークが再計画され、実現可能な新たな状況が決定されます。

このヒューリスティックを使用して、2 ステップで "コンパクト" な順日程計画を実行します。
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i. 順日程計画
本日日付または指定日付から開始して、無限順日程計画が実行され、最早日付 (本日日付または指定した計画作成日付に最も近い日付) が決定されます。
この結果が、新規プロジェクト終了日になります。
ii. 逆日程計画
逆日程計画が実行され、新規プロジェクト終了日時に基づいて最遅日付が決定されます。
この結果は、最小インターバルに対応する、関係および紐付関係のあるコンパクトなネットワークになります。
ヒューリスティック SAP_PMAN_003 を使用して、終了日時から始まるオーダーのネットワークの逆日程計画を作成することができます。
このヒューリスティックを使用すると、計画/プロセス関連最小インターバルまたはオフセットをクリティカルパスに沿って減らして、コンパクトなネットワークを実現することができます。
ヒューリスティックにより、生産計画が新規の計画最小インターバルおよび計画関連オフセットに応じて調整されます。
計画/プロセス関連最小インターバルおよびオフセットでの計画中、システムは以下のとおり動作します。
● プロジェクト生産ヒューリスティック (SAP_PMAN_*) を使用して、計画関連オフセット/最小インターバル、またはプロセス関連オフセット/最小インターバルを考慮した計画作成を実行することができます。
● 他のヒューリスティックを使用する場合は、計画関連オフセットまたはプロセス関連オフセットのどちらが最近計画されたかに応じて、いずれかのオフセットが考慮されます。
● 方針プロファイルで計画最小インターバル使用区分を選択すると、無限およびバケット有限計画中に、計画最小インターバルが遵守されます。プロセス関連最小インターバルを使用するのではなく、より大きい計画最小インターバルを使用して計画が行われます。
● プロジェクト生産ヒューリスティック (SAP_PMAN_*) を使用する場合、オーダーの関連ネットワークが完全に計画されるよう、最上位 MRP レベルのオーダーまたは作業を選択する必要があります。
● プロジェクト生産ヒューリスティック (SAP_PMAN*) では常に、オーダー有効期間内で計画手配が計画されます。つまり、計画作成時には新たな供給元は割り当てられず、新規展開も実行されません。
ヒューリスティックについては、生産計画/詳細計画(PP/DS) のカスタマイジングで更新: ヒューリスティックを参照してください。
参照: