IPM の条件タイプの定義
以下の表は、知的財産管理で使用される SAP カスタマイジング設定を示しています。これらの設定はカスタマイジング要件の例であり、これらの設定を適用することで機能を適切に動作させることができます。
各メディア会社の要件に従ってこれらの設定を変更する必要がある場合は、SAP 導入ガイド (IMG) でメニューパスカスタマリレーションシップマネジメント → 基本機能 → 価格設定 → 定義: 価格設定の設定 → 登録: 条件タイプと選択します。
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1. システム付属の SAP カスタマイジング設定を確認します。
2. これらのカスタマイジング設定をコピーして、カスタマ名称領域に独自のカスタマイジングエントリを登録します。

価格設定では、すべてのIPM 固有のオブジェクトは 17* で始まります。
表 1:
条件タイプ |
テキスト |
17B1 |
基準: 正味額 OR |
17B2 |
基準: 販売額 IR |
17B3 |
基準: 広告費 IR |
17CO |
コスト OR |
17FI |
固定ライセンス料 IR |
17FO |
固定ライセンス料 OR |
17G1 |
ターゲットライセンス合計 OR |
17G2 |
ライセンス実績合計 OR |
17G3 |
ネガティブターゲットライセンス合計 OR |
17G4 |
ネガティブ実績ライセンス合計 OR |
17G5 |
ターゲットライセンス合計 IR |
17G6 |
実績ライセンス合計 IR |
17G7 |
ネガティブターゲットライセンス合計 IR |
17G8 |
ネガティブ実績ライセンス合計 IR |
17PI |
ライセンス料 (%)IR |
17PO |
ライセンス料 (%)OR |
17PS |
基準: 製品販売 OR |
17QI |
ライセンス料 (数量)IR |
17QO |
ライセンス料 (数量)OR |
17R1 |
引当金レート OR |
17R2 |
引当金リリース率 OR |
17R3 |
リリース予定引当金 OR |
17R4 |
リリース済引当金 OR |
17R5 |
残余引当金 OR |
17RI |
収益 IR |
17S2 |
保有未回収 AD OR |
17S6 |
保有未回収 AD IR |
17SI |
ライセンス料 (スケール) IR |
17SO |
ライセンス料 (スケール) OR |
17TI |
数量価格 (スケール) IR |
17TO |
数量価格 (スケール) OR |
17V1 |
前払 OR |
17V2 |
回収済 AD OR |
17V3 |
未回収 AD OR |
17V4 |
消込ロイヤリティ OR |
17V5 |
前払 IR |
17V6 |
回収済 AD IR |
17V7 |
未回収 AD IR |
17V8 |
消込ロイヤリティ IR |
17V9 |
回収済前払ステータス |
17VA |
回収済前払 |
スケールは、価格がパーセントと数量のいずれに依存するかに応じて、条件タイプ 17PI ライセンス料 (%) IR および 17QI ライセンス料 (数量) IR に記録することができます。このため、契約の条件に従って条件金額が増加または減少します。これは、総額に対する率です (数量単位の価格も増加または減少することがあります)。
このタイプの条件は、1 つの金額のみを生成します。つまり、以下のようになります。
● (17PI) 全体総額の x パーセント
● (17QI) 合計数量の各単位の x ドル金額
スケールレベルを超えると、スケール基準全体に対して高い金額または低い金額が適用されるため、スケールジャンプが発生します。
個別スケールレベルの条件金額が各スケールレベルに対する比率でのみ適用される場合は、これらではなく、間隔スケールのある 17SI ライセンス料 (スケール) IR または17TI 数量価格スケール IR を使用してください。これにより、以下のような条件が作成されます。
● (17SI) 最初の 10,000 ドルの x パーセント、10,000 ドルを超える総額のシェアの y パーセント
● (17TI) 最初の 100 単位の x ドル金額、追加単位ごとに y ドル金額
条件タイプのスケールタイプ項目には値 D (間隔スケール) が入力されます。

この値をマニュアルで入力することはできません。そのため、間隔スケールのある独自の条件タイプが必要な場合は、提供されているサンプルの条件タイプをコピーしてください。
総額は、販売数量スケール (17PI または 17SI) のスケール基準として使用されます。これは (統計を含む) すべての条件の合計で、価格決定表で販売数量スケール条件タイプよりも下位のレベルにあります。

販売数量スケール基準に特定の条件タイプ (レベル x からレベル y までなど) のみを含めることはできません。
価格設定に転送された数量は、数量スケール (17QI または 17TI) のスケール基準として使用されます。これは、カスタマイジングで定義されたデータ値から提供されます。価格設定インタフェースには、総重量または正味重量などの項目も組み込まれています。これらは、別の条件タイプの参照値項目に対応する値がある場合に、それらのスケール基準として使用することもできます。これらの項目への入力は、ライセンス販売契約から、価格設定インタフェースで BAdI 技術通信構造価格設定の影響(CRM_PRIDOC_COMM_BADI) で個別に行うことができます。

間隔スケールを使用する場合、スケール基準はマイナスになりません。マイナスの条件タイプは、(正の) 絶対額と同様に扱われます。

ロイヤリティ収入についてここで説明した条件タイプ (テキストが I で終わるもの) に加え、ロイヤリティ支払についても同様の条件タイプ (テキストが O で終わるもの) があります。
ロイヤリティ支払については、BAdI 価格設定マップ請求伝票 (/1BEA/IPMO_BD_PRC) を使用してください (ロイヤリティ収入の BAdI CRM_PRIDOC_COMM_BADI と同様)。
SAP CO-PA を有効化している場合に収益性分析で請求額を更新するには、以下の手順を使用します。
● 見越エンジンを使用している場合、収益 17FI 固定ライセンス料 IR、17PI ライセンス料 (%) IR、17QI ライセンス料 (数量) IR などに関連する条件は、請求時にライセンス収益から貸借対照表勘定の未収収益に転記されます。これらは、収益認識が実行されてから損益勘定 (収益の損益計算書勘定) に入力されます。割り当てられた貸借対照表勘定は収益原価要素として登録できないため (統計原価要素としてのみ登録可能)、これらの条件を SAP CO-PA の収益値項目に直接配賦することはできません。
このため、全収益の合計を使用して価格伝票で評価される統計条件タイプ 17RI 収益 IR も使用することができます。これは、SAP CO-PA の収益値項目に配賦される唯一の条件です。この条件は統計的であるため、収益原価要素に対する割当なしで使用することはお奨めできません。また、これらの統計条件タイプを複数使用することもできます。これにより、価格伝票からの複数の小計が SAP CO-PA のそれぞれ異なる値項目に配賦されます。

見越エンジンを使用しておらず、収益関連の条件が収益原価要素に直接転記される場合、これらの条件タイプをSAP CO-PA で収益の値項目に割り当てる必要があります。この場合は、条件タイプ 17RI 収益 IR も値項目に割り当てることができなくなります。
転記先の勘定が収益原価要素として登録されている場合は、同じことが費用関連の原価要素 17FO、17PO、17QO、および統計条件タイプ 17CO にも適用されます。一次原価要素は請求管理から転記することができないため、転記先の勘定が一次原価要素として登録されている場合は、原価要素 17FO、17PO、および 17QO を SAP CO の金額項目に割り当てることができません。このような場合は常に統計条件タイプ 17CO を使用する必要があります。
原著作者リレーションシップ管理シナリオには、以下の表に記載された条件タイプもあります。詳細については、Best Practices for the Author Relationship Management Scenario を参照してください。
表 2:
条件タイプ |
テキスト |
|
17P1 |
総小売価格 OR |
|
17P2 |
正味小売価格 OR |
|
17PG |
ライセンス料総 Lpr OR |
|
17PN |
ライセンス料正味 Lpr OR |
|
|
17PV |
ライセンス料正味額 OR |
ライセンス料正味 Lpr OR |