次の標準ユーザは、MaxDB データベースシステムのインストール中に登録されます。
MaxDB 標準ユーザ
名称 |
パスワード |
内容 |
DBADMIN DBA (バージョン 7.5 以前) |
SECRET DBA (バージョン 7.5 以前) |
データベースシステム管理者(SYSDBA ユーザ) |
DBM |
SECRET DBM |
すべてのサーバ権限を持つデータベースマネージャオペレータ(DBM オペレータ) |
DBSERVICE |
SECRET |
バージョン 7.6.10 から 7.6.25 まで: 同期マネージャの同期ユーザ 同期マネージャを使用しない場合は、このユーザおよびその割当のデータベースオブジェクトをすべて削除することができます。 |
基本的に、次の標準ユーザは SAP システムのインストール中に登録されます。
データベース用の SAP 標準ユーザ
名称 |
Password |
内容 |
SUPERDBA |
ユーザ定義 (インストール中に設定) |
データベースシステム管理者 (SYSDBA ユーザ) |
CONTROL |
ユーザ定義 (インストール中に設定) |
すべてのサーバ権限のあるデータベースマネージャオペレータ (DBM オペレータ) |
SAPR3 |
ユーザ定義 (インストール中に設定) |
旧 SAP システム: データベース管理者 (タイプ DBA のデータベースユーザ) |
SAP<SAPSID> |
ユーザ定義 (インストール中に設定) |
特に MCOD システム (1 データベース上の複数コンポーネント) など、新規 SAP システム: ID <SAPSID> (タイプ DBA のデータベースユーザ) の SAP システムのデータベース管理者 |
SAP<SAPSID>DB |
ユーザ定義 (インストール中に設定) |
J2EE システム: ID <SAPSID> (タイプ DBA のデータベースユーザ) の SAP システムのデータベース管理者 |
このようなユーザには、データベースシステム MaxDB で作業する幅広い権限があります。
権限のないユーザが標準ユーザのパスワードを入手できないようにするには、次の対策をお奨めします。
● デフォルト値は採用しないでください。
● セキュアなパスワードを使用します。
● 定期的にパスワードを変更します。
● 別のユーザを一時的にデータベースシステム管理者 (SYSDBA ユーザ) のアカウントで作業可能にするには、一時的にデータベースシステム管理者の 2 番目のパスワードを割り当てることができます。これにより、データベースシステム管理者のパスワードを公開せずに済みます。
データベースマネージャのデータベースツールを使用するか、SAP システムの CCMS を使用します。どちらの BC 設定であるかに応じて、以下のいずれかを参照してください。
●
データベースマネージャ GUI
データタベースシステム管理者のパスワードの変更
データベースマネージャオペレータのパスワードの変更
データベースユーザのパスワードの変更
●
データベースマネージャ
CLI
user_put
● CCMS におけるデータベース管理: MaxDB、ユーザデータ
● CCMS におけるデータベース管理: SAP liveCache テクノロジ、ユーザデータ
標準オペレーティングシステムユーザのセキュリティ対策については、SAP 標準オペレーティングシステムユーザのパスワード変更を参照してください。
データベースツール、データベースマネージャを使用します。どちらの BC 設定であるかに応じて、以下のいずれかを参照してください。
●
データベースマネージャ GUI
データベースシステム管理者の DBM
オペレータプロパティの変更
DBM オペレータプロパティの変更
●
データベースマネージャ
CLI
user_put