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機能の文書化  貴金属に対する日次時価 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

用途

毎日の時価の動きに応じて変動する価格設定コンポーネントには、独立した条件カテゴリがあります。 この条件カテゴリにより、品目の価格は、購買発注登録時または入庫転記時に、当日の時価に従って再設定されます。 購買発注の場合は、選択した日付が採用されます。 入庫の場合、キー日付は転記日付です。

前提条件

カスタマイジングで、貴金属ごとに以下の設定を行います。

標準システムでは、 1 の貴金属に対する設定があらかじめ定義されています。 価格決定プロセスでさらに貴金属を考慮に入れる場合は、その貴金属をカスタマイジングで事前に設定しておく必要があります。 標準システムの設定をコピー元として使用することができます。

次元なし数量単位

貴金属にリンクする数量単位を登録する必要があります ( たとえば、 " 金のグラム " については GAU) (“G” グラム を表し、 “AU” の元素記号です。 ) 貴金属の比率は、品目マスタでこの数量単位に対して指定されます ( たとえば、ワイヤ 1 = 3 GAU)

2 つの新規条件タイプ

  1. 品目価格に含まれる貴金属価格の割合 (GAU1) に対する条件タイプ
  2. 貴金属の時価 (GAU2) に対する条件タイプ

いずれの条件タイプにも、条件クラス A 、条件カテゴリ U 、計算規則 C ( 数量依存 ) があり、それぞれに同一の数量単位 ( たとえば、 GAU) を割り当てなくてはなりません。

毎日の時価 (GAU2) に対する条件タイプに検索順序を割り当てる必要があります。 標準システムでは、この目的のために検索順序 0001 が定義されています。

価格決定表の新規エントリ

伝票スキーマ

この 2 つの新しい条件タイプを、伝票スキーマに含める必要があります。 標準システムでは、伝票スキーマ RM0000 を使用することができます。

2 つの条件タイプを、上記の順序でこの伝票スキーマに入力する必要があります。 2 つの条件タイプに対して、直接連続した、異なるステップを割り当てる必要があります。 どちらの条件タイプに対しても、 統計区分を設定することはできません。

1 の条件タイプは " マニュアル " としてフラグ設定され、計算式 "31" が必要です。

2 の条件タイプは、 " マニュアル " としてフラグ設定することはできません。 2 の条件タイプには、計算式 "32" 、限定条件 "31" が必要です。

価格に対する追加価格決定表

標準システムでは、伝票スキーマ RM0002 を使用することができます。

ここでは、第 1 の条件タイプ (GAU1) を入力しなくてはなりません。 統計区分を設定する必要があります。

活動

貴金属の時価の更新については、 カスタマ特有の条件の更新を参照してください。

 

 

 

 

 

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