時間依存階層
時間依存階層機能を使用する場合、階層を変更しながらその履歴は保持することができます。つまり、1 つの階層の異なるバージョンを登録、変更および削除できます。
SAP BusinessObjects Analysis, Microsoft Office エディションでキー日付を選択すると、その階層の異なるバージョンを照会できます。
以下の情報は、Business Planning and Consolidation の多様な領域内における階層バージョン更新に関連します。
管理コンソール
- 開始日付を指定して、新規階層バージョンを登録します。選択された日付から開始され、開始日付が最初に属する階層バージョンの元の終了日付に終了する新規バージョンが登録されます。また、階層の新規バージョンがはじめにどのように表示されるのかを示す参照階層バージョンを選択できます。
- 既存の階層バージョンをドロップダウンリストから選択することで、既存の階層バージョンを変更できます。また、リスト表示で既存の階層バージョンを変更することもできます。
- マージする旧バージョンまたは次のバージョンを選択することで、削除する任意の階層バージョンを選択できます。
データマネージャ
プロセスチェーン /CPMB/MANAGE_TDH_VERSION を使用してデータマネージャパッケージを登録および実行する場合、新規時間依存階層バージョンを登録するか、または既存の時間依存階層バージョンを削除することができます。
マスタデータ階層をフラットファイルまたはインフォオブジェクトから時間依存階層が有効化されたディメンションにロードする場合、日付またはバージョンを選択して、変更する階層バージョンを選択することができます。日付を選択すると、選択した日付が属するバージョンが選択されます。バージョンを選択すると、選択は時間範囲に基づきます。
レポート
時間依存階層が有効化されたモデルのディメンションが少なくとも 1 つ存在する場合、レポートのキー日付を選択することができます。
- EPM プラグイン
- 現在のモデルに時間依存階層が有効化されたディメンションが少なくとも 1 つある場合、コンテキストバーまたはレポートエディタでキー日付を選択できます。
- 選択したキー日付は、すべての時間依存階層ディメンションに影響します。つまり、時間依存階層ディメンションの階層バージョンは、選択したキー日付に依存します。
- レポートに対してキー日付を 1 つだけ指定できます。同じワークシートまたはワークブックの複数のレポートのキー日付が異なっていてもかまいません。
- デフォルトのキー日付は、現在日付です。
- デフォルトでは、各時間依存階層ディメンションの 3 つの階層バージョンがクライアントマシンでキャッシュされます。キャッシュされるバージョンの数は、クライアント側設定ファイル FPMXLClient.dll.config で以下の行を変更することで変更できます。
<add key="LimitTDHCountInCache" value="3"/>
- Web レポート
- 現在のモデルに時間依存階層機能が有効化されたディメンションが少なくとも 1 つある場合、コンテキスト管理を選択し、ドロップダウンメニューからキー日付を選択できます。
- 選択したキー日付は、すべての時間依存階層ディメンションに影響します。つまり、時間依存階層ディメンションの階層バージョンは、選択したキー日付に依存します。
- デフォルトのキー日付は、現在日付です。
セキュリティ
データアクセスプロファイルは、常に現在日付の階層バージョンを使用して定義されます。実行時には、レポートユーザインタフェースから選択されたキー日付に関係なく、データセキュリティは常に現在日付の階層バージョンを使用して決定されます。
データマネージャパッケージ
モデルに時間依存階層が有効化されたディメンションが少なくとも 1 つある場合、データマネージャパッケージの実行時にキー日付選択を利用できます。
ロジックスクリプト
- ロジックスクリプトを含むキーワードはありません。スクリプトファイルでキー日付を指定することはできません。
- データマネージャパッケージによってスクリプトがトリガされる場合、キー日付はパッケージの実行時に選択画面から誘導されます。
- デフォルトロジックの場合、キー日付は入力可能なレポートから誘導されます。
- スクリプトロジックテストトランザクション UJKT では、キー日付を項目 PARAM で書式 KEYDATE = yyyymmdd を使用して指定できます。
連結
連結では、常に現在日付を使用して階層を決定します。
移送
- 時間依存階層は、ディメンションマスタデータとともに移送できます。
- 共通設定 ENABLE_TIME_DEPENDENT_HIER は移送できません。これは、すべてのシステムにおいてマニュアルで更新する必要があります。
- ディメンション構造の時間依存階層設定は、ディメンション移送とともに移送できます。共通設定 ENABLE_TIME_DEPENDENT_HIER が対象システムで X に設定されていない場合、インポートプロセスが失敗する可能性があることに注意してください。
バックアップおよびリストア
全バージョンの時間依存階層を、マスタデータとともにバックアップおよびリストアできます。