ディメンションプロパティの登録または変更
新規ディメンションを登録すると、ディメンションタイプに基づき、必要なすべてのプロパティが自動的に登録されます。ただし、連結プロセスおよび関連プロセス (外貨換算、シミュレーション、消去および調整など) を正しく運用するには、ターゲットデータのフィルタリング、フラグ設定、および計算を行うための追加ディメンションプロパティが必要です。これらのプロパティが、ビジネス要件に応じて、連結プロセスの適切な値で更新されるようにする必要があります。
勘定ディメンション
勘定ディメンションは、モデルの勘定コード表と、これらの勘定科目の計算および集約方法を定義するものです。タイプ A が割り当てられたディメンションは、勘定ディメンションであるとみなされます。各モデルの勘定タイプディメンションは 1 つに限られます。
以下の表には、勘定ディメンションプロパティの詳細が記載されています。
プロパティ名 |
長さ |
プロパティ値の説明 |
|---|---|---|
ACCTYPE |
3 |
このプロパティには、以下の値を設定することができます。
|
DIMLIST |
20 |
ビジネスルールで使用される勘定科目のグループ化に使用されます。たとえば、DIMLIST プロパティ値を使用した場合、FXTRANS テーブルのサイズを縮小することができます。 注記 1 つのディメンションに対し、複数の DIMLIST プロパティを使用することができます。 |
RATETYPE |
10 |
このプロパティにより、特定の勘定科目を現地通貨からレポート通貨またはグループ通貨に換算する場合に適用されるビジネスルールが決定されます。
|
ELIMACC |
20 |
取引消去プロセスで使用され、取引消去される勘定科目が転記される異なる勘定科目を表します。 注記 このプロパティは、US 取引消去ビジネスルールのみで使用されます。 |
カテゴリディメンション
カテゴリタイプディメンションは、すべてのモデルで必要とされます。以下の表で示すように、このディメンションで必要とされるプロパティは、3 つのビジネスルールで使用されます。これらは、外貨換算ビジネスルール、消去および調整ビジネスルール、および期首残高コピーのビジネスルールです。
シミュレーション目的で、またはデータセット間の差異を分析するために、異なる期間の異なるデータカテゴリのレートまたは値を自由に組み合わせる必要があります。たとえば、ユーザはどちらも実績レートで換算される実績値と予算値を比較したり、どちらも前年のレートを使用して換算される今年の実績値と前年の実績値を比較したりすることができます。
この処理は、追加のシミュレーションカテゴリ (Actual_at_Budget_rate やそれに類似するものなど) を登録するか、すべてのシミュレーション済ケースを保存できるメインインフォプロバイダに追加のディメンションを追加することによって行うことができます。
入力値を、希望するすべてのシミュレーションのすべてのモデルにコピーする必要はありません。カテゴリ (または外国為替シミュレーション) ディメンションの一部の特殊なプロパティに保存されたいくつかのディメンションにより、換算処理において、入力値を読み込む場所および換算された結果を書き込む場所が指示されます。
データベースのサイズに対する各種シミュレーションの影響を最小限に抑えるため、デフォルトの結果とシミュレーションされたシナリオの差異のみを保存するようシステムを設定することもできます。
メインインフォプロバイダのシミュレーションカテゴリを使用すると、シミュレーションされた換算はカテゴリディメンションの追加メンバーに保存されます。これらのカテゴリでは、以下のプロパティの 1 つ以上に空白以外の値があります。
タイプ C が割り当てられたディメンションは、カテゴリディメンションであるとみなされます。
プロパティ名 |
長さ |
プロパティ値の説明 |
|---|---|---|
FX_SOURCE_CATEGORY |
20 |
ソース (LC) データのカテゴリ。空白の場合は、現カテゴリになります。 |
RATE_CATEGORY |
20 |
レートが読み込まれるカテゴリ。 |
RATE_YEAR |
4 |
レートが読み込まれる年度。 値は、絶対値 (2008、2009 など) または相対値 (-1、-2、+1、+2) にすることができます。空白の場合は、ソースと同じになります。 |
RATE_PERIOD |
10 |
レートが読み込まれる期間。 値は、絶対値 (DEC、FEB など) または相対値 (-1、-2、+1、+2) にすることができます。空白の場合は、ソースと同じになります。 |
FX_DIFFERENCE_ONLY |
1 |
Y である場合、デフォルト値とシミュレーション値の差異のみが保存されます。 |
期首残高コピーのビジネスルールは、特別なプロパティをカテゴリディメンションに割り当てることによって制御することができます。使用された場合、これらのプロパティは実行に影響します。以下の表では、これらのプロパティが定義されています。
プロパティ名 |
長さ |
プロパティ値の説明 |
|---|---|---|
CATEGORY_FOR_OPEN |
20 |
|
OPENING_YEAR |
4 |
|
OPENING_PERIOD |
10 |
|
監査ディメンション
以下のルールを考慮する必要があります。
取引消去ビジネスルールでは必須です。DATASCR ディメンションは、取引消去および連結ビジネスルールで必要です。たとえば、自動取引消去は、データソースタイプ A のベースレベル値がある場合にのみ機能します。
通貨ビジネスルールではオプションです。これは、外貨換算のビジネスルールでは使用されません。
連結ビジネスルールでは必須です。これは、結果宛先として必要です。たとえば、ソースデータソース別に、結果転記を転記する必要がある特定の宛先データソースを定義することができます。
タイプ D が割り当てられたディメンションは、監査ディメンションであるとみなされます。
以下の表には、データソースディメンションプロパティの詳細が記載されています。
プロパティ名 |
長さ |
プロパティ値の説明 |
|---|---|---|
IS_CONVERTED |
1 |
|
IS_CONSOL |
1 |
|
DATASRC_TYPE |
1 |
|
COPYOPENING |
1 |
|
OPENING_DATASRC |
20 |
|
エンティティディメンション
エンティティディメンションでは、モデルのビジネスユニットの組織構造、およびユニットの集約方法を定義します。タイプ E が割り当てられているディメンションはエンティティディメンションです。各モデルのエンティティタイプディメンションは 1 つに限られます。
以下の表には、エンティティディメンションプロパティの詳細が記載されています。
プロパティ名 |
長さ |
適切なプロパティ値の説明 |
|---|---|---|
CURRENCY |
20 |
エンティティで使用される現地通貨。 この通貨は、InputCurrency ディメンションで定義する必要があります。 |
FX_TYPE |
20 |
エンティティに換算ルールのセットを割り当てます。異なるエンティティで、異なるルールセットを使用することができます。 オプション |
OWNER |
60 |
作業ステータスに使用されます。 オプション |
会社間ディメンション
会社間ディメンション (I) では、連結モデルおよび持分比率モデルにおけるエンティティの会社間コードが定義されます。
通貨
現地通貨と換算金額でレポートする会社では、通貨タイプディメンションが必要です。通貨とグループの両方に対して通貨タイプディメンションを使用するか、またはそれをグループディメンション (タイプ G) と純粋な通貨ディメンション (タイプ R) に分割し、複数のグループ通貨でのレポートを可能にすることができます。
各グループディメンションで必要なプロパティは、以下のとおりです。
ディメンション |
プロパティ名 |
長さ |
適切なプロパティ値の説明 |
|---|---|---|---|
G |
GROUP_CURRENCY |
20 |
有効な任意のレポート通貨にすることができます。外貨換算で使用します。 このプロパティは、プロパティ CURRENCY_TYPE が G の通貨メンバーでのみ使用でき、この場合は、プロパティ CURRENCY_TYPE の値が R の通貨ディメンションの有効な ID を含む必要があります。 |
G |
PARENT_GROUP |
20 |
グループディメンションの有効な ID である必要があります。 連結をレベル別に実行する場合、ここでグループの上位レベルを示す必要があります。 このプロパティを使用して階層を定義する場合、同じコードを最上位グループの ID として入力します。このプロパティが空白である場合、持分比率モデルの持分比率ベース階層が使用されます。 |
G |
ENTITY |
20 |
空白または有効なエンティティ ID です。 これを使用して、グルーとエンティティの間のリンクを定義するか、または集約を保存する必要があるエンティティを示します。 このプロパティに有効な ID が入力されており、プロパティ STORE_ENTITY が Y に設定されている場合、現在のグループの外貨換算結果もこのエンティティにコピーされます。 |
G |
STORE_GROUP_CURR |
1 |
外貨換算で使用します。
|
G |
STORE_ENTITY |
1 |
|
G |
STAGE_ONLY |
1 |
このプロパティにより、グループの複数レベル換算を実行する場合の、換算された値の保存方法が制御されます。 このプロパティの値は、Y、E、または N (空白) のみにすることができます。 |
G および R |
CURRENCY_TYPE |
1 |
外貨換算で使用します。 |
FIRST_CONS_DATE |
10 |
|
フローディメンション
フロータイプディメンションはオプションですが、使用することを強くお奨めします。このディメンションを使用して、期首残高、加算、減算、為替換算調整などの勘定科目アクティビティ内の変更を追跡することができます。このような詳細レベルを必要としない場合は、ビジネスルールテーブルのサブテーブル項目を空白のままにします。フローは、SAP ERP の移動タイプと類似しています。
モデルにフローが含まれている場合、それを以下のように使用することができます。
外貨換算処理では、換算レートの変動によって発生した貸借対照表の変更を詳細に示すことができます。
連結処理では、貸借対照表勘定の移動に適用された取引消去を詳細に示すことができます。
タイプ S が割り当てられたディメンションは、フローディメンションであるとみなされます。
フロータイプディメンションを使用する場合、以下のプロパティが必要になります。
プロパティ名 |
長さ |
プロパティ値の説明 |
|---|---|---|
FLOW_TYPE |
12 |
|
DIMLIST |
20 |
複数のビジネスルールのフローのグループ化に使用されます。 |
- OPENING
- CLOSING
- VARSCP
ディメンションメンバーおよびそのプロパティ値を管理するには、以下の手順に従います。
ナビゲーションパネルで管理に移動し、モデリングセクションでディメンションを選択します。
必要なディメンションメンバーを含む行を選択します。
ディメンションメンバーを管理するには、メンバー編集をクリックします。
プロパティ値を管理するには、構造の編集をクリックします。