概念 

商用オブジェクトのキーの一部は、番号範囲によって生成されます。商用オブジェクトは、 SAP システムで 番号範囲オブジェクトとして定義されます。この商用オブジェクトに、会社コードや管理領域などのサブオブジェクトが含まれている場合は、これらの識別も番号範囲で行われます。この作業は、番号範囲オブジェクトを定義するときに、サブオブジェクトの項目を指定することによって行われます。(例 伝票のサブオブジェクトとして会社コード)

商用オブジェクトとサブオブジェクトの番号範囲間隔は、重複してはいけません。商用オブジェクトのさまざまなサブオブジェクトの中では、番号範囲間隔は重複することも可能です。

番号範囲間隔は、番号範囲番号によって商用オブジェクトに割り当てられます。この割り当ては、通常、商用オブジェクトに属するテーブル、すなわちグループテーブルに保存されます。項目エレメントは、このテーブルキーの一部あるいは全部でなければなりません。同じ番号範囲間隔を参照するエレメントが、グループを構成します。グループへのエレメントの割り当てによる番号範囲オブジェクト更新で、ユーザがこの割り当てをできるようにするか、またはそれをプログラムするかを決めることができます。

新しい品目マスタを登録するとき、品目タイプは、どの番号範囲間隔から品目マスタのキーを割り当てるかを決定しなければなりません。商用オブジェクトは品目マスタ、グループテーブルは品目タイプテーブルで、エレメントはキー項目としての項目品目タイプです。さまざまなエレメント値(品目タイプ)の番号範囲番号は、このテーブルに保存されます。品目タイプの例としては、中間製品や完成品などがあります。

 

番号範囲には、定義された文字セットをともなう番号範囲間隔が含まれます。番号範囲間隔は、数字または文字と数字を組み合わせたキャラクタ(外部番号範囲の場合のみ)で構成され、開始番号および終了番号項目で区切られます。会計年度が識別される場合は、番号範囲間隔がひとつでも複数であっても番号範囲に割り当てられます。

番号範囲番号は、システムの番号範囲を識別し、システム内部の番号範囲間隔へのアクセスを可能にします。この番号には、数字または文字と数字の組み合わせを使用することができます。この番号は、通常システム内部で割り当てられます。グループ化を必要としない場合、またはグループ化のために、グループテーブ更新を自分でプログラムしたい場合は、番号間隔の更新時に自分で番号範囲番号を入力する必要があります。

番号割り当てで会計年度を識別する場合、複数個の間隔を作れます。各会計年度について、別々の番号間隔が指定されます。番号範囲は、外部(ユーザーがマニュアルで割り当てる番号)または内部(システムが自動的に割り当てる番号)を使用できます。

商用オブジェクトは、番号範囲を1つだけ(外部または内部)持つことも、2つ(外部および内部)持つことも可能です。

商用オブジェクトのさまざまな区分に応じて、8つの 番号範囲オブジェクトタイプがあります。

エレメントおよびグループ

エレメントはグループテーブルの項目で、この値によって商用オブジェクトをグループ化することができます。グループ化は、番号範囲の割り当てによって行われます。

同じ番号範囲が割り当てられるエレメント値が、ひとつのグループを構成します。たとえば品目マスタの場合、グループは品目タイプテーブルで管理されます。グループは、番号範囲間隔の標準更新ダイアログで更新することができます。この方法を使用しない場合は、自分でこの作業をプログラムする必要があります。

グループは、サブオブジェクトに依存する場合、または依存しない場合があります。どちらになるかは、サブオブジェクトがグループテーブル項目であるかによって決まります。

以下の表で、品目タイプのグループ化および関連番号範囲の割り当ての例を示します。

グループ化品目タイプ

グループ

品目タイプ

内部番号範囲

外部番号範囲

グループ 1

製品

01

02

グループ 1

中間製品

01

02

グループ 1

原材料

03

04

品目タイプ ? 製品 および 中間製品で1グループ、そして品目タイプ原材料でもう 1 つのグループを構成します。

終了会計年度

固定した期間(会計年度)は、 1 年単位に番号範囲内の番号範囲間隔に割り当てられます。この間隔は、番号範囲内で重複することが可能です。この場合、会計年度または終了会計年度、および割り当てられた番号は、アプリケーションテーブルキーの一部でなければなりません。