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プロセス文書 プロジェクト生産および受注生産  ナビゲーションストラクチャ内でこの文書をローカライズ

目的

生産計画/詳細計画 (PP/DS) では、受注およびプロジェクトオーダーで、オーダーについて複数レベルネットワークを計画することができます。この計画はクリティカルパスの決定および計画作成のためのヒューリスティックによってサポートされています。

また、計画最小インターバルを関係に挿入し、計画関連オフセットを所要量に挿入すると、計画に余裕を持たせることができますが、これは必要に応じて後で削減することもできます。

オーダーのネットワークでヒューリスティックを使用してクリティカルパスを分析すると、ボトルネックを特定し、適切な場所でネットワークを減らすことができます。

クリティカルパスはネットワークの一部であり、移動するとプロジェクトの最終日が変更されます。

クリティカルパスに沿って遅延が生じるとプロジェクト全体の遅延につながるため、クリティカルパスに属する作業において計画最小インターバルおよび計画関連オフセットを削減することができます。

計画最小インターバルと計画関連オフセットがすべて削除され、ネットワークの一部がまだ過去にある場合は、順日程計画にヒューリスティックを使用して、新規の終了日を計算することができます。

前提条件

前提条件を参照してください。

統合

計画最小インターバルとプロセス関連最小インターバル

SCM 生産データ構造(PDS) の登録に ERP 作業手順を使用する場合、計画最小インターバルとプロセス関連最小インターバルは、作業手順のデータから計算されます。計画最小インターバルとプロセス関連最小インターバルは、SAP SCM で計画手配が登録されると、生産データ構造 (つまりマスタデータ) から適用されます。

ERP でネットワークが使用されている場合、これらのネットワークで定義されたインターバルも、プロセス関連最小インターバルとして SCM に転送されます。

生産データ構造のデータには、ERP システムへの転送時に作業手順データ (待ち時間、移動時間、キュータイム) が入力されます。(SAP ノート 604878 を参照)

SCM システムでは、計画最小インターバルをマニュアル変更することができます。つまり、オーダー自体のプロセス関連最小インターバルを変更できません。

バックグラウンド文書

計画最小インターバルは、PDS で以下のようにマッピングされます。

■          最小作業間時間はプロセス関連最小インターバルに対応しています。

■          最大作業間時間はプロセス関連最大インターバルに対応しています。

■          平均作業間時間は計画最小インターバルに対応しています。

計画関連オフセット

所要量の計画関連オフセットは、マスタデータからはコピーされず、SCM システムで登録され、変更されます。

PDS が登録されると、ERP BOM 明細の作業リードタイムオフセットがプロセス関連オフセットとして使用されます。

統合の詳細については、SAP ライブラリの Supply Chain Management (SAP SCM) → SAP Advanced Planning and Optimization (SAP APO)→ 業種別アプリケーション → SAP for Industrial Machinery & Components → SAP APO のプロジェクトオーダーを参照してください。

制約

●         ヒューリスティックをクリティカルパスの計算に使用すると、結果が正しくならないため、無限計画のプロセスでは順序依存段取活動はお奨めしません。

●         SAP SCM のオーダーのネットワークは、受注またはプロジェクトオーダー、計画手配と製造指図、および購買依頼で構成されており、紐付関係でリンクされています。

ERP 一括指図は、これまでのように、"オブジェクト全体" として SAP SCM には転送されず、以前と同じ機能範囲でのみ利用可能です。オーダーは入庫と所要量の間の固定リンクなしに統合されます。

●         プロジェクト生産ヒューリスティック (SAP_PMAN*) では、常にオーダー有効期間内で計画手配が計画されます。つまり、計画作成中は、新たな供給元は割り当てられず、新規展開も実行されません。

推奨

このプロセスには、固定紐付をお奨めします。

プロセスフロー

プロセスは以下のとおりです。

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       1.      受注の登録 (ERP)

ERP システムで受注またはプロジェクトオーダーを登録します。

       2.      オーダー転送 (ERP → SCM)

受注およびプロジェクトオーダーは APO コアインタフェース (CIF) を介して SCM システムに転送し、ここでオーダーは所要量として計画に考慮されます。

       3.      生産計画の実行 (SCM)

ヒューリスティックを使用した無限計画を実行し、所要量を充足する入庫を登録します。

生産計画実行の結果、受注またはプロジェクトオーダーの所要量を充足するオーダーのネットワークが登録されます。

推奨

このプロセスに対して、固定紐付を使用すること、つまり動的な紐付関係を固定することをお奨めします。

       4.      計画最小インターバルおよび計画関連オフセットの登録 (SCM)

関係に対する計画最小インターバル、および所要量の計画関連オフセットを登録し、計画に余裕を持たせます。これによって、後続の有限詳細計画の実行による変更、または確認時に生じる差異に対して余裕を持つ、より "確固" とした計画が作成されます。計画最小インターバルと計画関連オフセットは、必要に応じて再び減らすことができます。

計画最小インターバルと計画関連オフセットは、マニュアル登録、または自動登録のどちらも可能です。

○         自動

供給元選択および計画手配登録のビジネスアドイン /SAPAPO/RRP_SRC_EXIT を使用すると、計画最小インターバルと計画関連オフセットは、計画手配の登録時に自動的に登録されます (プロジェクト生産のビジネスアドインを参照)。

○         マニュアル

計画最小インターバルと計画関連オフセットのマニュアルでの登録の詳細については、計画最小インターバルおよび計画関連オフセットの処理を参照してください。

       5.      逆日程計画の実行 (SCM)

計画最小インターバルおよび計画関連オフセットを登録した後に、無限逆日程計画のヒューリスティック (SAP_PMAN_003) を使用して、逆日程計画を実行します。

ヒューリスティックにより、新規の計画最小インターバルおよびオフセットを考慮したオーダーのネットワークが計画され、これによって生産計画が新規の計画最小インターバルと計画関連オフセットに合わせて調整されます。

プロジェクト生産のヒューリスティック、ヒューリスティック、および詳細計画ヒューリスティックを参照してください。

       6.      データの転送 (SCM → ERP)

生産実行は ERP システムで行われます。

       7.      クリティカルパスの計算 (SCM)

遅延が生じる場合、クリティカルパス計算のヒューリスティック (SAP_PMAN_001) を使用してクリティカルパスを計算します。

余裕 (最遅開始日と最早開始日の間のインターバル) がゼロに等しい、または特定のしきい値を下回るオーダーの複数レベルネットワークのすべての作業を判別することができます。このような作業は、クリティカルとみなされます。このような作業については、順に実行する必要はありません (プロジェクト生産のヒューリスティックを参照)。

このような作業は、ヒューリスティックの実行中に照会することができます。

○         詳細計画プランニングボードでは、クリティカルパスに属する作業が、プランニングボードプロファイルで定義した色で強調表示されます。

○         また、選択したネットワークのすべての作業を一覧表示することもできます。クリティカルな作業は、この一覧で強調表示されます。

(クリティカルパスの一覧表示を参照)

注記

一部確認済の作業は確定しているため、計画作成時に考慮されますが、再計画はされません。これらの作業を計画する場合は、作業を中断、つまり、これらの作業の確定を削除する必要があります。

       8.      計画最小インターバルおよび計画関連オフセットの削減 (SCM)

計画最小インターバルおよび計画関連オフセットは、クリティカルパスに沿って減らすことができます (クリティカルパスの一覧表示を参照)。

       9.      逆日程計画の実行 (SCM)

ヒューリスティック SAP_PMAN_003 を使用して逆日程計画を実行し、新規の計画最小インターバルおよび計画関連オフセットを考慮して、オーダーのネットワークを計画することができます。

逆日程計画後に、以下の状況が生じる可能性があります。

○         ネットワークが過去になり、計画最小インターバルおよび計画関連オフセットが存在する

この場合、クリティカルパスを再計算し (ステップ 7)、計画最小インターバルと計画関連オフセットを減らします (ステップ 8)。その上で逆日程計画を実行します (ステップ 9)。

ネットワークが過去ではなくなり、計画最小インターバルとオフセットがゼロ、またはプロセス関連最小インターバルに対応する値に減るまでステップ 7、8、9 を実行します (計画最小インターバルは、プロセス関連最小インターバルを下回ることはできません)。

○         ネットワークが過去になり、計画最小インターバルおよび計画関連オフセットが使い切られる

この場合、無限順日程計画のヒューリスティック (SAP_PMAN_002) を使用して新規の終了日を計算します。

   10.      順日程計画の実行 (SCM)

プロジェクトまたは受注の期限に対応することがもう可能でなくなった場合は、順日程計画のヒューリスティック (SAP_PMAN_002) を使用します。これは、オーダーのネットワークが一部過去であり、計画最小インターバルと計画関連オフセットが使い切られており、新規の終了日を計算する必要がある場合などに該当します

(プロジェクト生産のヒューリスティックを参照)。

注記

必要であれば、順日程計画を実行する前に、新規の計画最小インターバルおよび計画関連オフセットを挿入することができます。

計画担当者は、リンク先の ERP システムでも受注日付をマニュアル調整する必要があります。調整は自動的には行われません。

 

ビジネスプロセスの詳細については、SAP ヘルプポータル(www.help.sap.com) → Documentation → SAP Solution Manager → ビジネスシナリオおよびクロスインダストリプロセス → SAP for IM&C: ビジネスシナリオ文書 → Link to external website プロジェクト生産を参照してください。

 

 

 

 

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