SAP Supply Network Collaboration (SAP SNC)でのかんばん処理における例外を示すアラートです。
アラートタイプを下表に示します。ID 列はアラートタイプ ID を示します。ソース列にはアラートがどのように生成されたかが示されます。
アラートタイプ |
ID |
ソース |
説明 |
かんばんオブジェクトのチェック時の例外 |
7093 |
チェック |
SAP SNC により、受信購買発注のチェック時に問題が検出されました。 |
新規かんばん要求
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7091 |
システム |
新規のかんばん要求を受信すると、SAP SNC では自動的にこのアラートが生成されます。 アラートの修正 (アラート優先度など) を行ったり、このアラートが生成されないようにする場合は、ビジネスアドイン (BAdI) /SCA/KANBAN のメソッド BEFORE_NEWKNBNUPD を実装する必要があります。 |
遅延かんばん応答 |
7092 |
レポート |
得意先は、SAP SNC においてサプライヤが特定の時間内に空のかんばんに応答し、ドラフトとして ASN を登録するか、空のかんばんに対して ASN を発行することを期待しています。この応答時間は、各管理周期に対して SAP SNC で定義します。 この応答時間が遵守されているかどうかをモニタし、必要に応じてサプライヤに遅延を気付かせるためには、SAP SNC システムで /SCA/DM_KNBN_ALRT_LATERESP レポートを定期的に実行します。レポートにより、空のかんばんについて、応答時間を超えているかどうかが確認されます。遅延を判定するため、レポートでは、SAP SNC がかんばん要求を受信した時刻に応答時間が加算されます。このように計算した時刻がすでに過去になっている、したがって応答時間を過ぎている場合に、レポートによりアラートが生成されます。 オンライン処理のためにレポートを呼び出すには、SAP Easy Access 画面で Supply Network Collaboration → 例外 → アラート生成 → かんばん要求に対する遅延応答のアラート生成を選択します。 アラートの変更 (アラート優先度など) を行ったり、このアラートが生成されないようにする場合は、BAdI /SCA/KANBAN のメソッド BEFORE_LATERESUPD を実装する必要があります。 |