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機能文書 監査証跡  ナビゲーションストラクチャ内でこの文書をローカライズ

用途

監査証跡とは SAP Supply Network Collaboration (SAP SNC) の機能であり、オーダー、キー数値および在庫のすべての変更がログに自動的に記録されます。監査証跡には、変更時刻、変更者、値が入力されます。監査証跡は、次のモニタに使用することができます。

         後続の補充計画モニタ:

         仕入先管理補充モニタ

         SMI モニタ

         最小/最大補充モニタ

         SNI モニタ

         オーダー予測モニタ

前提条件

SAP SNC でオブジェクトの変更を記録するには、以下のテーブルの前提条件を満たす必要があります。

監査証跡のカスタマイジング

オブジェクト

監査証跡の前提条件

時系列

需給連鎖コラボレーションのカスタマイジングで、時系列データ管理の設定を選択し、時系列タイプに変更履歴区分を設定する必要があります。

標準システムでは、区分は監査証跡機能を使用することができるすべてのキー数値に設定されています。

在庫

なし

 

機能

監査証跡によるキー数値

監査証跡を使用できるキー数値は、アプリケーションによって異なります。

補充モニタにおける監査証跡によるキー数値

補充モニタでは、監査証跡は次のキー数値に利用できます。

         需要

         欠品

         在庫入出庫予定

         原正味需要

         予定入庫数量

         供給分配計画前の予定入庫数量

         確定入庫

         輸送中数量

         確定入庫 (ドラフト)

         確定入庫 (未出荷)

         確定入庫 (未入庫)

         利用可能ベースライン数量

         利用可能プロモーション数量

         プロモーションに使用するベースライン在庫

         代替需要

         代替入庫

注記

ビジネスシナリオおよび補充モニタによって、補充モニタで利用可能なキー数値が決定されます。

SNI モニタの監査証跡によるキー数値

SNI モニタでは、監査証跡は次のキー数値に利用できます。

         需要

         確定需要

         計画需要

         予測

         外注入出庫予定

         確定入庫

         予定入庫数量

         輸送中数量

オーダー予測モニタの監査証跡によ?驛Lー数値

オーダー予測モニタでは、監査証跡は次のキー数値に利用できます。

         仕入先計画入庫

         得意先計画需要

データの選択

どのデータを監査証跡画面で表示するかを定義します。

         過去の日数

過去の変更履歴をどこまで表示するかを指定します。その場合は、日数を入力します。監査証跡画面には、指定した期間内でキー数値などのオブジェクトが変更された時点が表示されます。

         評価済タイムバケットの開始/評価済タイムバケットの終了

キー数値または在庫数値を分析する期間を決定します。監査証跡画面には、このタイムバケットに対して行われ、ログに記録されているキー数値または在庫数値への変更が表示されます。

データの表示

テーブル

監査証跡には、定義した過去のタイムバケット内の在庫数値およびキー数値のすべての変更が表示されます。列表題は、特定の日付における変更時刻を示しています。キー数値が 1 つのみ変更され、残りは変更なしの場合でも、列内のすべてのキー数値の値が表示されます。

グラフィック

監査証跡によって記録されたキー数値および在庫の変更を、グラフィックビューで表示することもできます。

アクティビティ

監査証跡機能は、詳細画面、モニタの製品ビュー、および Web メニューで以下を選択して呼び出すことができます。

         補充 トラッキング

         SNI SNI 監査証跡

1 月末の時点で、ユーザとサプライヤが SNI モニタでキー数値を頻繁に変更したことがわかっています。タイムバケット 2007 2 月の予定入庫数量確定需要計画需要予測キー数値に対して過去 30 日間に行われた変更を、正確に知る必要があります。監査証跡でこれらの変更を詳細に分析します。

この場合は、次のデータを監査証跡画面の選択エリアに入力します。

         過去の日数: 30

         評価済タイムバケットの開始: 2007 2 1

         評価済タイムバケットの終了: 2007 2 28

監査証跡には、過去 30 日間のすべての変更が表示されます。次のテーブルは、例を示したものです。

 

キー数値

2007.01.01 - 17:00

2007.01.15 - 15:00

2007.01.31 - 12:00

需要

 

 

 

確定需要

3500

3500

4200

計画需要

2800

3000

3000

予測

15000

15000

15200

外注入出庫予定

 

 

 

確定入庫

2300

2300

2300

予定入庫数量

 

 

 

輸送中数量

 

 

 

 

監査証跡には、確定需要が 1 31 日に、基本数量単位3500 から 4200 に変更されたことが示されています。監査証跡には、1 15 日に計画需要が基本数量単位 2800 から 3000 に増加したことも示されています。さらに、確定入庫は変更されていなことがわかります。

 

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