ソートプロファイル
ソートプロファイルによって、固定紐付を使用して所要量要素を入庫要素にリンクする順序が決まります。
● ソートプロファイルに、所要量のソートに使用する基準を指定します。ソートプロファイルを使用して優先順位が所要量に設定されることから、これによって所要量の割当順序が決定されます。ソートプロファイルは、独立所要量と従属所要量の両方をソートするために使用されます。たとえば、受注の方が優先度は高いというように定義を行うことができます。これにより、既存の入庫要素が受注へ先に割り当てられるようになります。
● ユーザ定義設定に基づいて固定紐付関係を登録する場合に限り、ヒューリスティック固定紐付関係の登録の設定でソートプロファイルを使用します。
ソート基準は、ソートプロファイル内で重要度の順にソートされます。値を昇順、降順、または特別な順序でソートするかどうかを基準ごとに指定できます。
デフォルトでは、固定紐付関係の登録にはソートプロファイル SAP_FIXED_PEGGING が提案されます。ただし、生産計画/詳細計画のカスタマイジングのヒューリスティックで、独自のソートプロファイルを登録し、特殊ソートを定義できます。参照: ソートプロファイルの定義

SAP APO 内の特殊ソートはすべてのアプリケーションに対して有効となるため、ソートプロファイル SAP_FIXED_PEGGING にソート基準 ATP カテゴリの特殊ソートは設定されていません。ATP に対する特殊ソートがすでに定義されている場合、その特殊ソートは固定紐付関係の登録に使用するソートプロファイルに対しても有効となり、その逆もまた同様です。
ソートプロファイル SAP_FIXED_PEGGING の設定は、以下のとおりです。
優先度 (優先順位) |
ソート基準 |
ソート |
1 |
ATP カテゴリ |
特殊ソート (未設定) |
2 |
確認済数量 |
降順 |
3 |
指定数量 |
降順 |
4 |
出荷優先順位 |
昇順 |
5 |
品目利用可能日/所要日 |
昇順 |
所要量のソート方法は、独立所要量情報の転送区分に依存します。
区分を設定していない場合、ソートプロファイルに従ってソート基準ごとにソートが実行されます。たとえば、ソート基準に ATP カテゴリを選択し、受注、計画独立所要量、および従属所要量を除外すると、ソートプロファイル内の設定に従って、すべての受注、すべての計画独立所要量、そしてすべての従属所要量の順にソートが行われます。
以下の例では、ソートプロファイル SAP_FIXED_PEGGING が使用されます。
フィルタでは、受注、計画独立所要量、および従属所要量の ATP カテゴリが選択されました。
製品 A 所要量 |
所要日 |
計画独立所要量 |
9.18.2004 |
計画独立所要量 |
9.24.2004 |
受注 |
9.20.2004 |
受注 |
9.25.2004 |
構成品目 B 所要量 |
所要日 |
従属所要量 1 |
9.15.2004 |
従属所要量 2 |
9.20.2004 |
製品 A のソート結果
初めに ATP カテゴリに従って、独立所要量がソートされます。その後、ATP カテゴリ内では所要日に従ってソートが行われます。その場合、独立所要量は以下のような優先順位になります。
優先度レベル |
所要量 |
所要日 |
1 |
受注 |
9.20.2004 |
2 |
受注 |
9.25.2004 |
3 |
計画独立所要量 |
9.18.2004 |
4 |
計画独立所要量 |
9.24.2004 |
所要量を入庫要素に割り当て、固定紐付関係を登録する順序はこのようになります。
製品 B のソート結果
製品 B の従属所要量は、所要日に従ってソートされます。
優先度レベル |
所要量 |
所要日 |
1 |
従属所要量 1 |
9.15.2004 |
2 |
従属所要量 2 |
9.20.2004 |
独立所要量情報の転送区分を設定した場合、独立所要量のソート基準が転送されます。
固定紐付関係を登録するための所要量がソートされる前に、紐付独立所要量が決定されます。ATP カテゴリや出荷優先順位などの独立所要量情報が、ソートプロファイル内の基準に従って従属所要量に転送されます。その後、転送された基準に応じて従属所要量がソートされます。
ソート基準の転送例
2004 年 9 月 15 日の従属所要量は、固定紐付で受注にリンクされた計画手配によって発生しています。カテゴリ BM (受注) と所要量の最早所要日付 (09.15.2004) が従属所要量に転送されます。従属所要量 2 は、固定紐付で計画独立所要量にリンクされた計画手配によって発生しています。そのため、カテゴリ FA (計画手配) が従属所要量 2 に転送されます。これにより、従属所要量 1、従属所要量 2 の順になります。