パスワードルール
下表は、パスワードを作成する際の規則を示しています。また、これらのガイドラインがシステムで事前定義されているか、あるいはプロファイルパラメータを使用して変更できるかどうかも示しています。
ルール |
注意 |
パスワードの長さは最低 3 文字 |
プロファイルパラメータ login/min_password_lng で変更することができます。 |
パスワードは最長 40 文字まで。SAP NetWeaver 6.40 まではパスワードは 8 文字まで。 |
SAP システムで事前定義されています。 |
SAP NetWeaver 6.40 までは構文文字セットの全文字 (全英数字および一部の特殊文字) を使用可能。大文字と小文字は区別されない。 SAP NetWeaver 6.40 以降、すべてのユニコード文字の使用が可能、大文字と小文字は区別される。 SAP Web AS 6.10 以降、管理者が新規パスワードの英数字と特殊文字の数を定義可能 (プロファイルパラメータ参照)。 |
これを、プロファイルパラメータ login/min_password_letters、login/min_password_digits、login/min_password_specials で変更することができます。 参照: login/password_charset |
最初の文字に感嘆符 (!) または疑問符 (?) を使用してはならない。 |
SAP システムで事前定義されています。 |
最初の 3 文字をユーザ ID と同じ順序で使用してはならない。 このルールは SAP R/3 4.6D までのシステムにのみ適用 |
SAP システムで事前定義されています。 |
最初の 3 文字をすべて同じ文字にすることはできない。 |
SAP システムで事前定義されています。 |
最初の 3 文字のいずれも空白にすることはできない。 このルールは SAP R/3 4.6D までのシステムにのみ適用 |
SAP システムで事前定義されています。 |
許可されないパスワードの一覧にあるパスワードは使用できない (テーブル USR40)。一覧には文字の組合せや用語が含まれ、アスタリスク (*) と疑問符 (?) をプレースホルダとして使用可能。アスタリスク (*) は文字列を、疑問符 (?) は単一の文字を示す。 管理者はユーザ管理でのパスワード割当でこの規則に違反した場合は、警告のみを受け取る。 |
これらの値は、変更することができます。デフォルト値は、PASS と SAP* を除く全パスワードを使用できます。 |
PASS または SAP* をパスワードにすることはできない。 |
SAP システムで事前定義されています。 |
ユーザが自分でパスワードを変更する場合は、最後に使用した 5 個のパスワードには変更できない。 SAP NetWeaver 6.40 までは、パスワード履歴の値は 5 に固定。 SAP NetWeaver 6.40 より後は、管理者がパスワード履歴のサイズを設定可能 (ユーザにより選択されたパスワード 100 まで)。 管理者はユーザのパスワードを任意の初期パスワードにリセット可能、また、このユーザの最後の x パスワードのいずれかに設定することも可能。この規則は、管理者がユーザのパスワードを知ってはならないために必要となる。ユーザは初回のインタラクティブログオン時に初期パスワードを変更するよう求められる。 |
この規則は、プロファイルパラメータ login/password_history_size で変更することができます。 |
パスワードは旧パスワードが正しく入力された後でのみ、変更可能 SAP Web AS 6.10 までは、ユーザはログオンプロシージャでのみ、パスワードの変更が可能。SAP Web AS 6.20 以降、ユーザは、システム → ユーザプロファイル → ユーザデータ (トランザクション SU3) によるパスワードの変更も可能。
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SAP システムで事前定義されています。 |
ユーザは待機期間後にのみパスワードの変更が可能。 SAP NetWeaver 6.40 までは、待機期間は 1 日。ユーザが変更したパスワードを再び変更できるのは、その次の日になってからのみ。 現在は、待機期間 (単位: 日) 中、すべてのパスワード変更をシステムが拒否可能。管理者がユーザのパスワードを変更すると、ユーザは、前回パスワードを変更した時期に関わらず、次回ログオン時にこの初期パスワードを変更する必要がある。 システム管理者は必要な回数だけパスワードの変更が可能。 |
プロファイルパラメータ login/password_change_waittime で変更することができます。 |
パスワードには、少なくとも x の小文字が含まれている必要がある。 SAP NetWeaver 6.40 までは、大文字と小文字は区別されない。 |
これをプロファイルパラメータ login/min_password_lowercase で変更することができます。 |
パスワードには、少なくとも x の大文字が含まれている必要がある。 SAP NetWeaver 6.40 までは、大文字と小文字は区別されない。 |
プロファイルパラメータ login/min_password_uppercase で変更することができます。 |
新規パスワードの少なくとも 1 文字は旧パスワードと異なる必要がある。 SAP Web AS 6.10 以降、管理者は新旧のパスワードで異なる必要のある最小文字数をプロファイルパラメータで指定することが可能。 |
プロファイルパラメータ login/min_password_diff で変更することができます。 |
パスワードは現在のパスワードルールに準拠する必要があり、準拠していない場合には変更が必要。 SAP NetWeaver 6.40 までは、変更されたパスワードルールは旧パスワードには適用されず、パスワードが変更された場合にのみ適用されていた。 |
プロファイルパラメータ login/password_compliance_to_current_policy で変更することができます。 |
本稼働パスワード (ユーザが選択) は、使用されない場合は、最大 x 日間有効。 SAP NetWeaver 6.40 以降で利用可能。 |
プロファイルパラメータ login/password_max_idle_productive で変更することができます。 |
初期パスワード (ユーザ管理者が選択) は、使用されない場合は、最大 x 日間有効。この期間が経過すると、パスワードを認証に使用することができなくなります。ユーザ管理者は、新規初期パスワードを割り当てることによって、パスワードベースのログオンを再有効化することができます。 SAP NetWeaver 6.40 以降で利用可能。 |
プロファイルパラメータ login/password_max_idle_initial で変更することができます。 |

SAP Web AS 6.10 以降、汎用モジュール PASSWORD_FORMAL_CHECK によって、現在のパスワードルールを満たす文字列であるかどうかを確認することができます。ここでは、以下のルールは評価されません。
● ユーザが使用した直近 5 個のパスワードは使用できない
● パスワードは旧パスワードが正しく入力された後でのみ、変更可能
● ユーザは自分のパスワードを 1 日に 1 回までしか変更することができない
● 新規パスワードの少なくとも x 文字は旧パスワードと異なる必要がある
このチェックの順序と範囲に関する詳細情報については、汎用モジュールの文書を参照してください。この文書はトランザクション SE37 で照会することができます。