特殊なユーザの保護
SAP システムのインストール時に、クライアント 000 、001 、066 が登録されます。クライアント 000 と 001 には、 2 種類の特殊ユーザが定義されています。これらのユーザには標準の名前とパスワードが用意されており、この名前とパスワードの存在を知っている部外者による不正な使用を避けるため、名前とパスワードを保護する必要があります。
クライアント 066 には特殊ユーザは登録されないことに注意してください。
SAP システムの 2 種類の特殊ユーザは以下のとおりです。
キ SAP システムのスーパーユーザ SAP*
SAP* は、 SAP システムの中でユーザマスタレコードを必要としない唯一のユーザで、システムコード自体に定義されています。 SAP* のデフォルトパスワードは PASS であり、またシステムアクセス権限に制限はありません。
SAP システムをインストールすると、 SAP* のユーザマスタレコードがクライアント 000 および 001 に初期パスワード 06071992 で定義されます。 SAP* のユーザマスタレコードが定義されると、 SAP* の特殊属性は無効になります。 SAP* はユーザマスタレコードで指定されたパスワードと権限のみ持つようになります。
ユーザ SAP* の不正使用を防ぐため、少なくともパスワードを標準の PASS 以外のものに変更するようにしてください。セキュリティ上の理由から、 SAP* を無効化して独自のスーパーユーザを定義することを推奨します。
キ ABAP ディクショナリおよびソフトウェアロジスティクスの管理ユーザ、ユーザ DDIC
SAP システムのインストール時に、ユーザ DDIC のユーザマスタレコードがクライアント 000 および 001 に自動的に登録されます。このユーザのデフォルトパスワードは 19920706 です。システムコードによって、ユーザ DDIC に特定の操作を行う特権が与えられます。たとえば、 DDIC はアップグレード中に SAP システムにログオンできる唯一のユーザです。
DDIC を権限を持たないユーザによる使用から保護するため、 SAP システムのクライアント 000 および 001 でこのユーザの初期パスワードを変更する必要があります。
キ ユーザ EarlyWatch はクライアント 066 に設定されており、パスワード SUPPORT によって保護されています。このユーザは SAP アーリーウォッチエキスパートが使用するので、削除してはなりません。パスワードを変更します。このユーザはアーリーウォッチ機能 ( 監視およびパフォーマンス ) にのみ使用することができます。
参照 :