ケース権限 
ケース管理のさまざまな権限を使用して、ケース情報へのユーザのアクセスを制御することができます。権限を設定するには、権限プロファイルで権限オブジェクトの値を定義し、ロールによってそれらの値をユーザまたはユーザグループに割り当てます。
SAP メニュー () で、ユーザまたはロールの権限オブジェクトを更新します。
権限の詳細ついては、SAP 権限コンセプトを参照してください。
以下の権限オブジェクトは、ケース管理固有のものです。これらに加えて、SAP Records Management の権限オブジェクトも必要です。上記の事前定義ロールには、これらのオブジェクトも含まれています。SAP Records Management の権限オブジェクトの詳細は、レコード管理に関連する処理の権限コンセプト以下のセクション、およびカスタマイジングの権限コンセプトを参照してください。
このオブジェクトでは、ケース全体の権限が定義されます。このオブジェクトには、権限を制御するための値を定義することができる以下の権限項目が含まれています。
CASETYPE:ケースタイプ
SCMG_ACT:ケース処理活動 (登録、変更、削除など)
SCMG_KEY:権限チェックのキー
この項目は、ビジネスアドイン (BAdI) SCMG_AUTHORITY_S (メソッド DETERMINDE_KEY) を使用した権限チェックに関連するユーザ Exit です。この項目には、アプリケーションの項目に対する現在の値を入力することができます。権限チェックを実行するたびに、BAdI によって新しいキーが生成されます。
この項目は、この BAdI が実装されている場合のみチェックされます。
SCMG_LVL:権限レベル
この項目では、ケースに割り当てられた権限レベルにもとづいて、ユーザのアクセスおよび処理活動が制御されます。
この項目に入力できる値は、ケース管理のカスタマイジングの活動で指定します。実行時には、そのケースに現在設定されている権限レベルの権限をユーザが保有しているかどうかが、システムによってチェックされます。適切な権限レベルを保有していない場合、ユーザは活動を実行できません。
SCMG_ROLE:ケースに関連するユーザのロール (上記参照)
この項目では、ケースヘッダデータに定義されているユーザの現在のロールに基づいて、ユーザのアクセスおよび処理活動が制御されます。
この項目には、値 P (処理者) または R (責任者) を入力することができます。値 C は [SAP クレーム管理 (FIN-FSCM-DM)] にのみ関連します。
ケース処理者は、現在ケースヘッダに処理者として指定されていれば[処理者]ロールを保有し、責任者として指定されていれば[責任者]ロールを保有します。実行時には、処理者が現在これらのロールのどちらを保有しているかどうかが、システムによってチェックされます。どちらのロールの権限も保有していない、つまり処理者でも責任者でもない場合、ユーザは活動を実行できません。
SPS_ID:ケース内のエレメントタイプ
このオブジェクトでは、ケースヘッダ内の属性項目の権限が定義されます。このオブジェクトには、権限を制御するための値を定義することができる以下の権限項目が含まれています。
ACTVT:活動 ([変更]、[照会])
CASETYPE:ケースタイプ
SCMG_FIELD:属性項目
この項目では、ユーザがケース属性を照会または変更できるかどうかが制御されます。
SCMG_ROLE:ケースに関連するユーザのロール (上記参照)
SPS_ID:ケース内のエレメントタイプ
このオブジェクトでは、ケースステータスの変更権限が定義されます。このオブジェクトには、権限を制御するための値を定義することができる以下の権限項目が含まれています。
ACTVT:活動 ([変更])
CASETYPE:ケースタイプ
ORDER_NO:ステータス
ここに入力するステータスはユーザ定義ステータスです。このユーザ定義ステータスは、ケース管理のカスタマイジングの活動で定義します。この項目の値の選択に F4 ヘルプを使用すると、関連するステータスプロファイルの詳細も表示されます。
SPS_ID:ケース内のエレメントタイプ
このオブジェクトでは、ケースノートの権限が定義されます。このオブジェクトには、権限を制御するための値を定義することができる以下の権限項目が含まれています。
ACTVT:活動 ([追加または登録]、[変更]、[照会])
CASETYPE:ケースタイプ
SPS_ID:ケースノートのエレメントタイプ
TEXTID:テキスト ID
この項目に入力できる値は、ケース管理のカスタマイジングの 活動で指定します。実行時には、関連するテキストタイプの権限をユーザが保有しているかどうかがシステムによってチェックされ、そのテキストに対する必要な活動をユーザが実行できるかどうかが決定されます。