システム間でクライアントをコピーするために、クライアント移送を使用する必要はなくなりました。クライアントのリモートコピーを用いて、作成することができます。しかしながら以下の理由で移送ツールを使用する場合があります。
キ LAN 接続が存在しない。
キ データがバッファされる。
このため、移送機能も引き続きサポートされます。
ソースシステム内のすべての言語は、移送ツールの設定に応じて移送されます。 すべての言語はデフォルトで選択されます。
クライアント移送には、3 つのステップがあります。
コピープロファイルを選択します。
選択したコピープロファイルと既存データに応じて、移送依頼が 3 つまで登録されます。テキストの移送依頼は、ソースクライアントがカスタマテキストを含んでいる場合などに限り、登録されます。
移送 |
内容説明 |
<sid>KO<no> |
クライアント非依存データ |
<sid>KT<no> |
クライアント依存データ |
<sid>KX<no> |
テキストとフォーム |
データのエクスポートは自動的に非同期で実行されます。エクスポートの出力には、インポートされる移送依頼の名称も含まれています。
データエクスポートは非同期であり、SCC8 がすでに完了している場合も引き続き実行されます。データエクスポートが完了する前に、その他のクライアントコピーツールを実行しないでください。トランザクション SE01 で、エクスポートのステータスをチェックすることができます。依頼<sid>KT<no> のログを照会します。
移送管理システム (TMS) でクライアント移送のための移送依頼を1 つ選択します。このとき、このクライアント移送に属するその他の移送依頼は、正しい順序で自動的に追加されます。
これらの移送依頼を対象クライアントにインポートします。
実行時環境をデータの現在の状態に合わせて調整するために、後処理が必要になります。
管理 → システム管理 → 管理→ クライアント管理 → クライアント移送→ インポート編集 を選択します。
クライアントインポート後処理は必須であり、移送依頼のインポート後に対象クライアントで実行する必要があります。
ソースクライアントでトランザクション SCC7 を開始することは技術的に可能ですが、データ損失を引き起こす可能性があるため行わないでください。トランザクション SCC4 で保護レベル 1 を選択して、クライアントコピーツールによってソースクライアントが上書きされないよう保護する必要があります。
以下も参照してください。
クライアント移送の技術的背景と手順に関する追加情報については、ノート 70547 を参照してください。