SAP システムでは、キーを使用して複数の詳細をグループ化します。
得意先マスタレコードを登録するには、たとえばクライアントを指定する必要があります。マスタレコードの会社コード指定領域を登録するには、会社コードキーを指定する必要があります。
標準 SAP キーを使用する場合には、旧システムで使用していたキーを変換する必要があります。
旧システムのキーを引き続き使用する場合には、事前にSAP システムでこれらを定義しておきます。
これらのキーは必須なので、データ転送の前に会社の組織エンティティを定義しておく必要があります。
マスタレコードの登録や伝票の転記をする前に、必要なキーと、使用する可能性のある追加キーも定義しておきます。必要なキーが指定されているかどうか、および使用されていたキーが定義されているかどうかがチェックされます。これらが定義されていない場合、エラーが発生しデータは更新されません。
下の表は、例としていくつかのキーを一覧表示しています。
マスタレコードおよび伝票のキー
キー |
用途 |
クライアント |
システム内での一般的な作業 |
会社コード |
会社コード指定マスタデータの登録や伝票の転記 |
勘定グループ |
マスタデータの登録 |
国コード |
マスタデータの登録 |
言語キー |
マスタデータの登録 |
支払条件キー |
マスタデータの登録 |
支払方法 |
マスタデータの登録 |
従業員 |
マスタデータの登録 |
伝票タイプ |
伝票の転記 |
転記キー |
伝票の転記 |
通貨コード |
伝票の転記 |