特殊仕訳取引の特別機能 

前受/ 前払金と手形は、最も重要な特殊仕訳取引です。特殊仕訳取引を転記する場合、通常の統制勘定コードに転記が行われるのではなく、自動的に代替勘定である特殊仕訳勘定に転記が行われます。そのため、ユーザがこれらの勘定の残高を転送することはありません。未消込明細が転送されると、自動的に適切な勘定に転記されます。

前受 / 前払金

前受/ 前払金は、得意先コードまたは仕入先コードに総額 ( 税込み) または正味額 ( 税抜き) で表示されます。総額表示で転記される場合、データ転送の特別機能に注意する必要があります。

総額表示では、前受/ 前払金勘定は税込みで得意先コードまたは仕入先コードに転記されます。消費税は税勘定と税消込勘定に転記されます ( 前受/ 前払金の転記 ( 総額表示) とバッチインプットを使用した前受/ 前払金の転記 ( 総額表示) の図を参照してください) 。

前受/ 前払金の転送時に、得意先明細または仕入先明細に税コードを入力します。自動税転記では、( 仮受消費税勘定コードではなく) 振替勘定コードと消込勘定コードを入力します。

自動仕訳における税の転記と税勘定の定義についての詳細は、税を参照してください。

手形

手形の転送時には、割引手数料、手形税、および消費税の勘定残高が転送されているので、割引手数料、手形税、消費税を再度転記しないよう注意してください。

前受 / 前払金の転記 ( 総額表示 )

バッチインプットを使用した前受 / 前払金の転記 ( 総額表示 )