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バックグラウンドの文書化  バッチインプットとダイレクトインプット 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

固定資産の旧データ転送を行う場合、変更可能なデータ転送ワークベンチの標準機能があります。以下の説明には、 固定資産管理に特有の旧データ転送に関するバッチインプットとダイレクトインプットの処理についての情報が記載されています。

バッチインプット処理を使用した旧データ転送 ( プログラム RAALTD01)

バッチインプット処理を使用すると、旧データを含むバッチインプットセッションが登録され、このセッションが自動的に処理されます。この方法により、 固定資産管理 (FI-AA) コンポーネントの旧データ取引がデータとともに提供されます。エラーのある転送レコードは、エラーセッションに書き込まれ、後でマニュアルで処理します。

ダイレクトインプット処理を使用した旧データ転送 ( プログラム RAALTD11)

ダイレクトデータインプット処理を使用すると、旧転送データが固定資産管理コンポーネントの適切なテーブルに直接書き込まれます。エラーのある資産はすべてエラーファイルに書き込まれます。通常この手順は、バッチインプット処理よりもパフォーマンスが良くなります。ただし、インプットデータとエラーに関しては、特定の制限があります。詳細については、ダイレクトインポートを参照してください。

注記

旧資産の数が、   50 000  から   100 000  に満たない場合は、バッチインプットを使用して旧データ転送を実行してください。これは、バッチインプット処理を使用すると、確実に不正なデータが R/3 システムに転送されないようにできるためです。バッチインプットインタフェースでは、ハードウェアに応じて、 1 分あたり約 150 の資産マスタレコード ( 取引を含む ) R/3 システムにインポートすることができます。

旧資産の数が多い場合には、ダイレクトインプット処理をお奨めします。これは、ダイレクトインプット処理を使用すると、バッチインプットを使用した転送に比べて、パフォーマンスが約 10 倍向上するためです。

オブジェクト固有の設定とオプション

このアクティビティカテゴリを使用して、バッチインプット転送またはダイレクトインポートのいずれかを選択します。

制約

        データ転送ワークベンチでは、転送構造が最大文字数  5000   に制限されます。したがって、償却領域の数が 10 未満の場合にのみ、データ転送ワークベンチが使用できます。償却領域の数が 10 以上の場合は、転送構造 BALTD ( 資産マスタデータおよび価額) の文字数が  5 000  より長くなる可能性があります。その場合は、トランザクション SE38 でレポート RAALTD01 ( バッチインプット) または RAALTD11 ( ダイレクトインポート) を使用して、直接転送を実行する必要があります。

ディクショナリ ( トランザクション SE11) を使用すると、転送構造BALTD の長さがわかります ( ディクショナリオブジェクト 表示 の順に選択 ) 転送構造のヘッダデータと項目を一覧できる画面を表示するには、ユーティリティ 実行時オブジェクト 表示 の順に選択します。ヘッダデータの Len 列に、転送構造の文字長さが表示されます。

        正味簿価の転送はできません。資産総額 ( 取得価額と減価償却累計額) を転送する必要があります。転送後、正味簿価が自動的に計算されます。

 

 

 

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