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プロセスの文書化  資産データ自動転送のプロセス 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

目的

以下のプロセスフローを使用して、固定資産を旧システムからR/3 システムへ転送することができます。

プロセスフロー

旧資産 ( マスタデータおよび価額または取引) を転送するには、旧データを順次転送ファイルに変換してから、レポートRAALTD01 ( バッチインプット) または RAALTD11 ( ダイレクトデータインポート) を使用して、R/3 システムに転送します。転送ファイルには、データ転送を正常に行うために SAP が要求するフォーマットのデータが含まれます。

このグラフィックは添付のテキストに説明されています

準備

旧データを転送する準備として、固定資産管理のカスタマイジングで、以下の設定を行う必要があります ( 資産データ転送 を選択してください)

         転送日付と各会社コードまたは償却領域の転送オプションを決定します。

         償却領域に値が供給される順番を指定します。マニュアル入力する頻度が高い値を含む償却領域が、ダイアログトランザクションの画面に最初に表示されるように領域を決めていくことをお奨めします。

         年度依存の会計年度バージョンを使用している場合、以下のステップも実行する必要があります。最も古い資産を資本化した年度から 1 を差し引いた年度から、現会計年度までのすべての履歴会計年度に対して、以下の事項を行う必要があります。

         会計年度バリアントに関するカレンダ日付割当を更新する ( 財務会計 のカスタマイジングで)

         固定資産管理の償却期間管理を生成する ( 固定資産管理 のカスタマイジングで、定期処理を選択してください)

実行

1.     関連項目の識別

トランザクション AS91 を使用して資産マスタレコードを表示できます ( 旧資産の登録) 。すべての項目が表示される画面レイアウトで資産クラスを使用します。

2.     転送構造の分析

修正が必要な場合は、SAP によって提供される転送構造BALTD ( マスタデータおよび価額) および BALTB ( 取引) を修正してください。提供される BALTD 構造が許容できる償却領域は 8 つのため、8 つより多くの償却領域を転送する場合は、修正を行う必要があります。同じことが、償却領域の取引およびその転記額に適用されます。

3.     - サンプルデータ転送ファイルの登録

4.     転送プログラムのテスト

5.     旧データの分析

6.     項目の割当

7.     変換プログラムの書き込み

特定のプログラミング言語で、R/3 転送構造からレコード構造を生成することが必要になる場合があります。この場合、下記の入力を行ってください。

         取引を入力します。

         項目テーブル名に、BALTD ( マスタデータおよび価額) または BALTB ( 取引) を入力します。

         項目 TSRCG ID AM_ANLA を入力します

         データ構造が転送されるファイルの完全な名称を入力します。

8.     旧システムの準備

9.     転送のテスト

転送プログラムの更新実行またはテスト実行の前に、キーに応じて転送ファイルにある転送レコードの予備ソートを 実行しなければなりません

固定資産のテスト転送後、会社コードをリセットできます ( 固定資産管理のカスタマイジングで、本稼動開始の準備 本稼動開始 会社コードのリセット の順に選択してください)

10.  転送の実行

後処理

         旧システムの値と SAP R/3 固定資産管理の値 ( 残高の調整) を比較して、転送を完了します。

         旧資産データの転送取引をブロックします。異なる会社コードの資産データを異なる時点で転送する場合があるため、会社コードレベルでブロックします。

会社コードのカスタマイジング定義で、次のステータス設定が可能です。

         会社コードがテスト操作中です ( 旧資産データ転送はどの時点でも、取引と並行してできます)

         旧資産データ転送がまだ終了していません ( 資産取引は不可能です)

         旧資産データ転送が終了しました ( 資産取引が可能です)

 

 

 

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