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バックグラウンドの文書化  得意先マスタデータ構造 文書を SAP ライブラリストラクチャに組み込む

以下のトランザクションは、同一プログラム RFBIDE00 を使用して処理されます。これらは、セッションヘッダレコードの 1 つのファイルで一緒に転送することができます。

        XD01 得意先マスタデータの登録

        XD02 得意先マスタデータの変更

        XD05 得意先マスタデータのブロック/ 解除

        XD06 得意先マスタレコードでの削除フラグのセット/ リセット

        FD32 与信限度の定義

登録や変更のトランザクションでは、転送されたブロック項目または削除フラグも処理されます。この処理のための追加画面が表示されます。

以下の表は、得意先マスタデータの構造とレコードタイプの概要を示しています。

構造名

レコードタイプ

説明

BGR00

0

セッションヘッダレコード

BKN00

1

得意先のヘッダデータ

BKNA 1

2

得意先の一般データ

BKNB 1

2

会社コードデータ

BKNB 5

2

督促処理データ

BKNBK

2

新規銀行マスタデータを含む銀行詳細

BKNBW

2

源泉徴収税

BKNEX

2

貿易

BKNKA

2

中央与信限度

BKNKK

2

管理領域与信限度

BKNVA

2

荷渡ポイント

BWRF12

2

入荷ポイント

BWRF 4

2

部門

BKNVD

2

メッセージ

BKNVI

2

BKNVK

2

取引先担当者

BKNVL

2

ライセンス

BKNVP

2

取引先機能

BKNVV

2

販売エリアデータ

BKNZA

2

代理支払人

BKNBW

2

源泉徴収税

BIADDR 2

2

得意先の住所

BKNAT

2

税カテゴリ ( 南アメリカ)

構造 BKNBK は、処理される銀行詳細それぞれに対して転送される必要があります。

既存の銀行詳細を削除するには、項目 BKNBK-XDELE を選択してください。

一部の銀行詳細の銀行マスタデータが新しい場合は、この銀行のデータもBKNBK 構造に転送することができます。新規銀行マスタデータは、セッションの処理時に登録されます。

銀行詳細テーブルKNBK では、新規銀行詳細の登録と古い銀行詳細の削除によって、キー項目BANKS ( 銀行国コード)BANKL ( 銀行コード) 、および BANKN ( 銀行勘定コード) のみを変更することができます。

荷渡ポイント、入荷ポイント、部門、取引先担当者、税、ライセンス、メッセージ、取引先機能、および販売エリアデータを処理するには、対応するBKNVABWRF12BWRF4BKNVIBKNVLBKNVDBKNVP 、およびBKNVV 構造が転送されなければなりません。レコードを削除するには、適切な構造で項目 XDELE を選択してください。

荷渡ポイント では、納入時間 ID (BKNVA-WANID) または納入時間(BKNVA-MOAB1BKNVA-MOAB2 など) が転送されることに注意してください。

取引先担当者 には、取引先コード ( 内部番号割当) を入力する必要はありません。

注意

番号を入力すると、この番号はプログラムが強制終了しない限り他の得意先に割り当てることができなくなります。

代理支払人 を構造 BKNZA に会社コード固有のものとして、または会社間コードとして転送することができます。項目 BKNZA-BUKRS SPACE または NODATA 文字のいずれかを入力すると、代理支払人は会社間コードとして定義されます。項目 BKNZA-XDELE を選択すると、代理支払人が削除されます。

については、許可されているレコードのみが転送されます。つまり、BKNVI-ALAND は販売組織の国またはプラントの 1 つが属す国であり、テーブル TSTL によって BKNVI-TATYP をその国に割り当てる必要があります。これらの両方の項目を転送する必要があります。税コード BKNVI-TAXKD が税カテゴリ ( テーブル TSKD) で許可されていることも確認してください。

バッチインプットを使用して税データを転送する場合、データがSAPMF02D モジュールプールのステップループ画面 1350 で転送されるように確認します。これは、関連する税率 ( 国コード/ 税カテゴリ/ 税コード) 1 つしかない場合にも当てはまります。ダイアログモードでは、画面 1350 は適用されないので、画面 0320 ( 請求伝票) に税コードを入力します。

注意

ただし、バッチインプットを使用すると、税データの画面 0320 での転送は行われず、プログラムが強制終了することがあります。

画面 1350 は、プロセスフローで画面 1320 の直後にあり、完全なデータレコード(KNVI-ALANDKNVI-TATYPKNVI-TAXKD) を転送します。ダイアログモードでバッチインプットのプロセスフローを構築する前に、税決定や、特にテーブル KNVI の内容を考慮する必要があります。

税に関するライセンスについては、国コードと税カテゴリ(BKNVL-ALANDBKNVL-TATYP) が許可されているかどうかをチェックします。

源泉徴収税 を処理するには、処理される源泉徴収税カテゴリそれぞれに対し、構造 BKNBW を転送する必要があります。既存の源泉徴収税カテゴリを削除するには、項目 BKNBW-XDELE を選択します。

 

得意先の住所項目

個人としての得意先には会社住所ではなく自宅住所があるので、住所項目は得意先マスタテーブル(KNA1) を使用して入力することはできません。その代わりに、構造 BIADDR2 によって得意先の住所項目に必要な情報を得ることができます。住所は、バッチインプットセッションの実行時に自動的に共通アドレス管理で登録されます。得意先の個人データ ( 性別、生年月日、婚姻状況) は住所構造に属さないので、構造 BKNVK には以下のように入力されます。

        性別: 項目 BKNVK-PARGE

        生年月日: 項目 BKNVK-GBDAT

        婚姻状況: 項目 BKNVK-FAMST

構造 BKNVK の残りの項目には、NODATA 特殊文字を入力します。

 

 

 

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