
SAP
参照構造
用途
SAP
参照構造は、ビジネス設計書を作成するために必要な要素がすべて含まれている階層構造です。
SAP
参照構造の下位構造は、構造アイテム
(
業務領域、シナリオ、プロセスグループ、プロセス、オブジェクトなど
)
で構成されています。
構造アイテムには、それぞれのレベルに応じて関連アイテム
(
質問、
IMG
アクティビティ、組織ユニットなど
)
が割り当てられています。
SAP
参照構造は、社内の要件を割り出したりプロジェクト範囲を設定するときに役立ちます。
社内の構造が
SAP
システムの機能へ最適な形でマッピングされるようにするため、以下の機能を使用して構造アイテムを編集することができます。
- コピー
- 順序設定
- 名称変更
- 範囲内に設定
- 構造アイテム追加
SAP
参照構造の構造アイテムに対し、ビジネス所有者とコンサルタントを
1
人ずつ割り当てることができます。
統合
SAP
参照構造から、
Q & A
データベースをナビゲートすることができます。
機能
SAP
参照構造は、社内の固有なニーズの特定や、そのようなニーズのマップ対象とする
SAP
システムの機能の選択を支援します。
SAP
参照構造を構成する下位構造は次のとおりです。
(
市場、製品方針、競合、特定の業務領域の方針など
)
に関する情報が収録されています。
組織
企業の組織構造が
R/3
システム内でどのように表わされるかを示します。
組織にはクロスアプリケーション
/
中央組織ユニット、企業固有の組織ユニットが収録されており、業務領域別に編成されています。
一般設定
IMG
に従って一般設定
(
言語、国コード、通貨など
)
を指定します。
一般設定は、
IMG
のデフォルトパラメータを設定するために必要です。
マスタデータ
システム内のマスタデータの構造を示します。
これは業務領域別に編成されています。
それぞれの業務領域に関連マスタデータオブジェクトが割り当てられています。
マスタデータには、一般マスタデータオブジェクトの概要も含まれています。
ビジネスプロセス
ここで、社内の手順やプロセスと、
R/3
システムにこれらの手順
/
プロセスをマップする方法を分析して記述します。
ビジネスプロセスには業務領域が含まれています。業務領域はさらに、シナリオ、プロセスグループ、プロセス、オブジェクトに細分化されます。
構造アイテムレベルでは、多量の関連補足情報
(
入力
/
出力、組織ユニット、トランザクション、機能、
IMG
アクティビティに関する情報など
)
が用意されています。
IMG
アクティビティに関する情報は
ASAP
ー
IMG
リンクを実行するために必要です。
ASAP - IMG
リンクを使用すれば、
業務プロセスマスタリスト(BPML)
から特定の構造アイテムに関連する
IMG
アクティビティへ直接移動することができます。
ダイアグラムエクスプローラを使用して、
SAP
参照構造のさまざまなレベル
(
シナリオ、プロセスグループ、プロセス
)
のアイテムを表示することができます。

産業別導入プロジェクトでは、ビジネス設計書を生成するためにバリューチェーンを使用します。
バリューチェーンは、特定の産業における、業務領域全体にわたるすべての主要プロセスを表わします。
- クロスアプリケーションコンポーネント
一部またはすべての業務領域に関連する機能
(
欧州通貨同盟
:
ユーロ、文書管理システムなど
)
を記述します。
ユーザロール
この下位構造には、
SAP
ユーザロールが収録されています。ユーザロールは業務領域別に編成されています
(
一般管理者、期末処理作業のためのコーディネータなど
)
。
プロジェクトチームは、ユーザプロファイルに関するプロジェクト固有の要件の分析と文書化、ユーザロール固有の権限プロファイルに関する情報の収集を行う際に、これらのロールを使用することができます。
ユーザロールを個別の構造アイテムに割り当てることができます。
- トレーニングと文書
SAP
システム導入に計画されているユーザトレーニングと文書化標準に関する情報を記述します。
- 開発
下位構造マスタデータ、ビジネスプロセス、クロスアプリケーションの技術分析セクションで入力されたすべての文書が、ここに自動的に保存されます。
下位構造
開発は、変換、インタフェース、レポート、フォーム、その他の開発に分類されています。
ほとんどの下位構造では、収集した情報をまとめたレポートを生成することもできます。