ページフォルト率のチェック (AS/400) 

データがすでに主記憶領域にある場合、データが保存されている主記憶領域プールとは無関係にデータにアクセスすることができます。しかし、必要なデータが主記憶領域プールで利用できない場合、そのデータは、それを参照したジョブと同じ主記憶領域プールに転送されます。 ( これは、 " ページフォルト " と呼ばれます。 ) データが補助記憶領域からメモリプールに転送される際、他のデータは置き換えられ、 ( データが変更された場合は、 ) 補助記憶領域に保存されます。 ( これは、 " ページング " と呼ばれます。 )

OS/400 の場合、 [ ページイン ] = [ ページアウト ]

ページフォルトはパフォーマンスに悪影響を及ぼすため、主記憶領域プールのサイズが許容可能なレベルまでページングを保つくらいのサイズであることを確認する必要があります。

OS/400 におけるページフォルトの制限値

主記憶領域プールのページング発生率が高いことに気づいたら、プールのサイズを増やしてください。 ( ページフォルトに関する情報を参照するには、 OS モニタ ( トランザクション ST06) や警告モニタ ( トランザクション RZ20) を使用します。

プール

制限値

マシンプール ( 常にシステムプール 1)

マシンプールにはシステム全体で使用されるオブジェクトが含まれるため、マシンプールで発生するページフォルトは、システム上のすべてのジョブに悪影響を及ぼします。このため、このプールでのページフォルト率は可能な限り低いことを確認してください。

上限 : 10 ページフォルト /

その他のプール

最適のパフォーマンスを得るには、各有効ワークプロセスに対して 1 秒につき 2 ページフォルトの平均発生率を超えないようにします。

超えてはならない上限は、各有効ワークプロセスに対して 1 秒につき 20 回のページフォルト率

( 下記の例を参照 )

次の例は、システムで発生するページフォルト率を決める際の参考になります。

最良のパフォーマンス例

メモリプールの 1 秒あたりのページフォルト数

20

メモリプールの有効ワークプロセス数 ( つまり、ステータスが RUN AS/400 のジョブ数 )

10

ディスクサービス時間

10 ミリ秒 ( 平均ディスクサービス時間 )

システムの現在の値をこの値と置き換えてください。

結果

2 ページフォルト数 / * 10 ミリ秒 = 20 ミリ秒 / 秒のページング

これは、約 2 % のページングオーバーヘッドに相当します。

上限の例

メモリプールの 1 秒あたりのページフォルト数

200

メモリプールの有効ワークプロセス数 ( つまり、ステータスが RUN AS/400 のジョブ数 )

10

ディスクサービス時間

10 ミリ秒 ( 平均ディスクサービス時間 )

システムの現在の値をこの値と置き換えてください。

結果

20 ページフォルト数 / * 10 ミリ秒 = 200 ミリ秒 / 秒のページング

これは、約 20% のページングオーバーヘッドに相当します。 20% の制限を超えてはなりません。