用途
キャッシュフローの視点から見ると、金銭は現会計年度で費やされます。しかし、見越ベースの会計管理では、この年度で転記することができるのは費用の一部であり、費用の繰延が必要となります。翌会計年度の
1 月および 2 月についての費用は、このように有効な前払費用の勘定に転記されます。手順
メニューパス |
会計管理 → 財務会計 → 総勘定元帳 → 定期処理 → 決算処理 → 評価 → 入力 : 見越 / 繰延伝票 |
トランザクションコード |
FBS1 |
項目 |
データ |
伝票日付 |
現会計年度の 12 月 31 日 |
伝票タイプ |
SA |
会社コード |
1000 |
転記日付 |
現会計年度の 12 月 31 日 |
反対仕訳理由 |
05 ( 見越 ) |
反対仕訳日付 |
翌会計年度の 1 月 1 日 |
転記 KEY |
40 |
勘定 ( 見越収益 ) |
98000 |
転記が反対仕訳されると、反対仕訳日付がシステムによって示され、伝票で転記データとして自動的に使用されます。
を選択します。警告メッセージが表示された場合は、
を選択してください。項目 |
データ |
金額 |
3,000.00 |
税コード |
V0 |
税額計算 |
選択 |
事業領域 |
1000 |
テキスト |
12 月の保管場所の前払地代 |
転記 KEY |
50 |
勘定 ( 費用 ) |
470000 |
項目 |
データ |
金額 |
* |
原価センタ |
4220 |
テキスト |
12 月の保管場所の前払地代 |
伝票番号がステータスバーに表示されます。伝票番号を書きとめます。この番号は次の活動で使用します。
先ほど転記した伝票が表示されます。仕訳は以下のようになります。
・ 借方 : 勘定 98000 ( 見越収益 ) 3,000.00 DEM
・ 貸方
: 勘定 470000 ( 建物賃貸料 ) 3,000.00 DEM3,000.00 DEM
の金額は翌会計年度で費用として考慮される必要があるので、賃貸料の費用勘定から前払費用の貸借対照表勘定に振り替えられました。