外貨での未決済明細の評価 : 外貨での請求書入力 

用途

以下のトランザクションでは、仕入先請求書を外貨で転記して、次の取引で未決済明細を外貨で評価できるようにします。

財務会計で直接請求書を転記します。ここでは MM ( 在庫 / 購買管理 ) との統合は一切ありません。このため、過去の日付を持つ請求書の転記が簡単になります。

手順

  1. トランザクションを以下のように呼び出します。
  2. メニューパス

    会計管理 財務会計 買掛金管理 伝票入力 請求書

    トランザクションコード

    FB60

    仕入先請求書入力画面が表示されます。

  3. 環境 会社コード設定を選択します。
  4. 会社コード 1000 または 3000 を入力し、 を選択します。
  5. ツリーオンを選択します。
  6. 基本データタブページで、以下のデータを入力します。
  7. 項目

    ヨーロッパ

    北米

    仕入先

    1560

    4940

    請求書日付

    15.03.1999

    15.03.1999

    転記日付

    15.03.1999

    15.03.1999

    会社コード

    1000 (IDES AG Frankfurt)

    3000 (IDES US INC New York)

    金額

    12,000 ( 売上税込みの総額 )

    12,000 ( 売上税込みの総額 )

    通貨 / レート

    USD

    DEM

    税額計算

    選択

    選択

    税コード

    V9

    I0

    テーブル

       

    G/L 勘定

    415000

    415000

    D/C ( 初期値設定済 )

    借方

    借方

    伝票通貨額

    12.000,-

    12.000,-

    税コード

    V9

    I0

    原価センタ

    1000

    1000

  8. を選択します。
  9. 転記の日付が過去であるというメッセージが表示されます。 を押して確認します。事業領域 9900 が自動的にテーブルに入力されます。

    勘定 415000 は原価要素として定義されているので、 CO 対象に割り当てる必要があります。したがって、追加勘定割当 ( たとえば原価センタ 1000) が必要になります。

    仕入先の住所が表示されます。

  10. OI を選択します。
  11. 国内通貨での金額が、国内通貨額項目に表示されます。換算は、転記時に有効な換算レートによって行われます。

    外貨での金額は、常に IDES システムにおける平均レートで換算されます。伝票通貨は US ドルです。

  12. を選択します。
  13. シミュレーションを選択します。
  14. 伝票概要画面で、伝票明細の転記を確認することができます。

  15. を選択します。
  16. 伝票番号を書きとめます。この番号は次のトランザクションで使用します。
  17. 概要ツリーが表示されるまで を選択します。