不良債権の個別値調整 

用途

前のトランザクションでは、得意先請求書を入力しました。ここでは、得意先が年度末までに、請求書に対する支払をしていないと仮定します。この売掛金は支払われるかどうかが疑わしいため、個別値調整勘定に対して売掛金の振替転記を実行します。

このプロセスについての詳細は、 を参照してください。

手順

  1. トランザクションを以下のように呼び出します。
  2. メニューパス

    会計管理 財務会計 売掛金管理 伝票入力 その他 内部振替転記 決済なし

    トランザクションコード

    F-21

  3. 振替転記の入力 : ヘッダデータ画面で、以下のデータを入力します。
  4. 項目

    ヨーロッパ

    北米

    伝票日付

    現会計期間の最終日

    現会計期間の最終日

    会社コード

    1000

    3000

    転記日付

    現会計期間の最終日

    現会計期間の最終日

    通貨

    DEM

    USD

    転記キー

    19

    19

    勘定コード

    1320

    3140

    特殊仕訳コード

    E ( 個別値調整の特殊仕訳コード )

    E ( 個別値調整の特殊仕訳コード )

    E コードは、この取引が特殊仕訳処理であることを示します。すなわち金額は、得意先の通常の統制勘定コードではなく特殊な勘定コードに転記されます。

    ここでは、得意先の統制勘定コードは 140000 です。この前の取引で転記した明細も、この勘定に転記されます。個別値調整を使用すると、勘定 140000 ( 国内得意先売掛金 ) から勘定 142000 ( 得意先売掛金への個別値調整 ) に明細を振替転記することができます。

  5. を選択します。
  6. 伝票日付が将来の日付であるというメッセージが表示されます。

  7. を押してこのメッセージを確認します。
  8. 入力得意先伝票 : 追加得意先明細画面で、以下のデータを入力します。
  9. 項目

    ヨーロッパ

    北米

    金額

    12.000,00

    12.000,00

    期日

    翌月の 30

    翌月の 30

    テキスト

    値調整

    値調整

    転記キー (G/L 勘定 )

    40 ( 転記キー )

    40 ( 転記キー )

    勘定 (G/L 勘定 )

    210100 ( 個別値調整の費用 )

    210100 ( 個別値調整の費用 )

  10. を選択します。
  11. 入力得意先伝票 : 追加総合勘定元帳明細画面で、以下のデータを入力します。
  12. 項目

    ヨーロッパ

    北米

    金額

    *

    *

    税コード

    A0 ( 税取引なし )

    S0 ( 税取引なし )

    起算日

    現会計期間の最終日

    現会計期間の最終日

  13. を選択し、伝票番号を書きとめます。
  14. 概要ツリーが表示されるまで を選択します。