ブール論理式の例 

COBL-BLART = SA

この命令では、伝票タイプが SA の場合に命令が真となります。

COBL-BLART = SA OR COBL-BLART = SB AND COBL-HKONT <> 5000000

この命令では、伝票タイプが SA または SB で、かつ伝票明細の勘定が勘定コード 5000000 以外の場合に、組み合わせ命令が真となります。

COBL-BLART IN DOCMNT-TYPE OR COBL-WAERS IN CURRENCY

この命令には、 DOCMNT-TYPE および CURRENCY という2つのセットが含まれています。セット DOCMNT-TYPE は、値 SA および SB を含み、セット CURRENCY は通貨コード DEM SFR LIT BRF HFL を含みます。どちらのセットも、テーブル COBL の次元を使用しています。

伝票タイプが SA SB のいずれかであるか、伝票の通貨コードが DEM SFR LIT BRF HFL のいずれかの場合に、組み合わせ命令が真となります。

COBL-BLART IN DOCMNT-TYPE --> COBL-HKONT IN ACCOUNTS

この命令には、 DOCMNT-TYPE および ACCOUNTS という2つのセットが含まれています。セット DOCMNT-TYPE は値 SA および SB を含み、テーブル COBL の伝票タイプ次元を使用します。セット ACCOUNTS は勘定コード 5000000 5000010 5000020 を含み、テーブル COBL の勘定次元を使用します。

伝票タイプが SA または SB 場合、組み合わせ命令が真となるためには、勘定コードが 5000000 5000010 5000020 のいずれかでなければなりません。伝票タイプ SA および SB は、これらの勘定コードにしか転記できません。

GLT0-BUKRS :1-2: = 00

この命令は、会社コード項目の一部をチェックするよう指示するものです。命令が真となるには、会社コード次元の最初の 2 桁が 00 でなければなりません。

IN ACCTS-CNTRS

次の図は、複合次元セット ACCTS-CNTRS を示しています。

 

 

上の図の例では、複合次元セット ACCTS-CNTRS に、基本セット CASH-ACCTS( 勘定次元 ) ADMIN-CNTRS( 原価センタ次元 ) が含まれています。取引が勘定コード 5000010 と原価センタ 200 を含む場合、命令は真となります。取引が勘定コード 5000010 と原価センタ 300 を含む場合、命令は偽となります。