ブール論理クラス 

ブール論理クラスとは、チェック、代入、ルールの定義、およびチェックメッセージ用のメッセージクラスで使用できる項目を決定する技術用語です。

アプリケーションエリア CO と呼出位置 0001 には、すべての COBK および COBL 項目一覧であるブール論理クラス 001 が使われます。

ブール論理クラス 001 を使うチェックを登録した場合、ブール論理クラス 001 用に定義したこれらの COBK および COBL 項目だけを使用できます。

チェック、代入、およびルールを登録するときは、アプリケーションエリアと呼出位置コードを、チェック / 代入 / ルールに割り当てる必要があります。アプリケーションエリアコードは、チェック / 代入を行う一般アプリケーションエリア ( たとえば、 FI-SL 転記の場合は GL) を指定し、呼出位置コードは、チェック / 代入の正確な位置 ( たとえば、転記ヘッダチェックの場合は 0001) を指定します。アプリケーションエリアと呼出位置コードの組合せによって、チェック / 代入 / ルール用のブール論理クラスが決まります。チェック / 代入用に定義されたブール論理クラスは、チェック / 代入ヘッダに保存されます。

テーブル GB01 GB01C によって、特定のブール論理クラスにどの項目が使われるかが決定されます。テーブル GB01 SAP R/3 システムで配信されるクライアント非依存の制御テーブルであり、これを変更することはできません。テーブル GB01C はクライアント依存であり、特に得意先のシステム設定用として用意されたものです。

他のアプリケーションエリアから転記された伝票、または自動生成された伝票の明細転記に対しても、 FI チェックが行われます。

特定の呼出位置に対して異なるブール論理クラスを選択することはできませんが、論理式クラスに項目を追加したり、項目を削除してその内容を変更することはできます。追加情報については、 ブール論理クラスでの項目の追加と削除を参照してください。