レポートデータの複数選択 

レポートデータの複数選択は、 レポート登録 : 一般データ選択画面で直接行うか、レポートを実行する際に複合選択機能を使って行います。両方とも、異なる入力データを使用しますが、 ( 共通レポート定義を持つ ) 同じ種類のレポートを作成するのに使用されます。

レポートデータを複数選択する場合は、通常第一の方法 ( レポート定義でのデータレベルの複数選択 ) を使用します。

次のテーブルは、 選択バリエーション機能と複合選択機能の大きな違いをまとめたものです。これらの機能の詳細は、この後の レポート定義でのデータレベルの複数選択 ( 選択バリエーション ) ジョブの入力パラメータの複数選択 ( 複合選択 ) の項で説明します。

選択バリエーション / 複数選択

選択バリエーション

複合選択

セット / 階層の個別値を分解してレポートに出力

- 個別値は分解できず、セット / 階層ノードのみ複数選択可能

データが1回しか選択されないため、システムパーフォマンスが向上

- レポートごとにデータの選択が必要なため、システムパフォーマンスが低下

レポート出力をオンラインで直接表示し、レポート内でのオンラインによるナビゲーションが可能

- レポート出力はオンラインによる表示しかできず、レポート内でのナビゲーションは不可

- 一般データ選択で使用される特性のみ複数選択可能

すべての変数特性を複数選択可能、レポート定義変更の必要なし

 

レポート定義でのデータレベルの複数選択 ( 選択バリエーション )

レポート登録 : 一般データ選択画面の複数選択開始 / 複数選択終了および S の各項目を使用すると、レポート定義でデータレベルを定義することができます。レポート定義にバリエーションデータを入力すると、バリエーション機能が自動的に有効化されます。

レポートの実行時には、レポートで定義された評価レベル内での階層エレメントごとにレポートが生成されます。つまり、この機能を使うと、すべての特性値についての集計レポートに加えて、階層内の全ノードまたは個別値についてのレポートが登録されます。データベースは、データ選択処理の際に 1 度だけ読み込まれます。

レポートの定義に複数選択開始 / 複数選択終了および S 項目の定義が含まれる場合、以下のいずれかの方法でジョブを実行することができます。

レポート間のナビゲーションには、ビュー機能を使用することができます。

登録されているレポートがすべて印刷されます。

登録されているレポートがすべて印刷されます。

複数選択開始 / 複数選択終了および S 項目の使用についての詳細は、 選択条件の定義を参照してください。

ジョブの入力パラメータの複数選択 ( 複合選択 )

ジョブを実行して、入力パラメータに異なる値を入力したい場合は、 複合選択機能を使用します。

レポート内で値変数とセット変数を使用し、複合選択機能を使ってレポートのジョブを実行する場合は、レポートに定義された変数に対する値 / セットの入力が要求されます。それぞれの変数を使った場合のデータの入力方法は、次のとおりです。

入力パラメータに入力した値ごとに別々のレポートが生成され、レポートデータがスプールファイルに直接送られるか、あるいは抽出にレポートが保存されます。データベースは、生成されるレポートごとに読み込まれます。

レポート定義で、一般データ選択条件として年度特性に値変数を入力します。複合選択機能でレポートを実行する場合、特定の会計年度か会計年度の範囲、あるいはその両方を入力するように要求されます。入力パラメータで指定した会計年度ごとに別々のレポートが生成されます。

入力パラメータを複数選択する場合は、レポート定義内で ( 複数選択開始 / 複数選択終了および S 項目を使用して ) パラメータを直接複数選択するか、またはレポートの実行時に ( 複合選択機能を使用して ) パラメータを複数選択するかのいずれかを行ってください。

手順

  1. レポートペインタ画面から、レポートライタ→ジョブ→実行を選択します。
  2. ジョブ実行 : 第一画面が表示されます。

  3. 実行するジョブ名を入力して、複合選択を選択します。
  4. < ジョブ名 >: 複合選択画面が表示されます。

  5. 必要に応じて、以下のデータを入力します。

固定値項目

ジョブに固定値を入力します。

値複数選択項目

ジョブに選択値を入力します。

セット複数選択項目

ジョブの選択セットを入力します。

4.0 バージョンからは、デフォルトのセット変数と置き換えるために入力するセットは、使用する項目がデフォルトセットの項目と互換性を持つ場合は、デフォルトセットと同じテーブルと同じ特性を使用するものでなくても良いことになりました。

たとえば、テーブル GLT1 に登録したレポートでは、勘定特性にセット変数を入力します。レポートを実行する際、原価要素グループ ( テーブル CCSS の原価要素特性 ) を使ってデフォルトセットを置き換えることができます。

値変数 TD-YEAR ( 初期値 1997) とセット変数 TD-COMP を使用したレポートを含むジョブを登録するとします。このジョブでは、値変数 TD-YEAR に対して複数の会計年度を入力することができます。次に、指定した会計年度ごとにレポートが生成されます。セット変数 TD-COMP では、セット変数 TD- COMP に入力したセット階層のセットノードごとにレポートを登録することができます。

セットを入力する場合、レポートを出力する際のセット処理方法を定義する必要があります。

レポート出力で、セット階層の全ノードの展開をしない場合は、固定フラグを設定します。入力したセットのレポートデータのみが出力されます。

セット階層の展開をする場合は、固定フラグを設定しません。レポート出力におけるセット階層の展開方法は、階層フラグによって決定されます。

  1. レポートに出力情報を入力するには、出力パラメータを選択します。
  2. 出力ダイアログボックスで入力するデータについての詳細は、 ジョブの実行のステップ4を参照してください。

  3. 出力パラメータを保存するには、続行を選択します。
  4. 入力した選択条件に抽出がまだ登録されていない場合、抽出登録を選択すると、レポートを抽出として保存することができます。選択条件に抽出を登録すると、データはデータベースから選択されます。
  5. 出力ダイアログボックスで入力するデータについての詳細は、 ジョブの実行のステップ8を参照してください。

    リリースのアップグレード ( たとえば 3.0 リリースから 3.1 リリースなど ) を実行する際、レポートライタが すべてのジョブを生成し直すため、抽出として保存したすべてのレポートは削除されます。抽出は、 R/3 システムの更新レベルをアップグレードする ( たとえば 3.0C から 3.0D へのアップグレード ) ときには削除されません。

    リリースのアップグレードの場合、レポート一覧を保存する唯一の方法は、印刷機能を使ってスプール一覧をアーカイブすることです。印刷ダイアログボックスで、アーカイブモードの設定をアーカイブのみまたは印刷およびアーカイブに変更する必要があります。このようにすると、スプールファイルがアーカイブされます。その後、アーカイブ済みのスプールファイルをリトリーブして、レポート一覧を印刷することができます。

  6. 抽出パラメータを保存するには、続行を選択します。
  7. 複合選択のテストを実行するかどうか指定してください。
  8. テスト実行フラグを設定する場合、レポートプロトコルだけが出力されます。

  9. レポートを実行するには、プログラム→実行を選択します。

結果

テスト実行フラグを設定する場合、レポートデータの選択に使われた値変数とセット変数だけでなく、レポートに入力された値のレポートプロトコルも表示されます。このプロトコルによって、登録されたレポートの件数も一覧表示されます。

テスト実行フラグを設定しなかった場合は、入力した選択条件と出力媒体によるレポートが出力されます。