ジョブの実行 

  1. レポートペインタ画面から、レポートライタ ジョブ 実行を選択します。
  2. ジョブ実行 : 第一画面が表示されます。

  3. ジョブ名を入力して、実行を選択します。
  4. < ジョブ名 >: 選択画面が表示されます。

  5. レポートデータ選択のための値を入力します。

ジョブに複数のレポートを定義した場合は、レポートで、印刷するレポートを選択します。

レポートに変数がある場合は、選択画面で変数についての情報を入力するように要求されます。

リリース 4.0 からは、デフォルトのセット変数の代わりに入力したセットでは、デフォルトのセットと同一テーブルおよび特性を使用する必要がなくなりました。ただし、セットで使用される項目とデフォルトのセットの項目に互換性があることがその前提条件となります。

たとえば、テーブル GLT1 に登録したレポートでは、勘定特性にセット変数を入力します。レポートを実行する際、原価要素グループ ( テーブル CCSS の原価要素特性 ) を使ってデフォルトセットを置き換えることができます。

選択画面でセットまたは値を入力しない場合は、関連する特性に可能なすべての値にデータが選択されます。

たとえば、レポートの一般データ選択条件で、原価センタと事業領域の特性にセット変数を入力するとします。レポートのジョブを実行する際、事業領域にはセットまたは値を入力せずに、原価センタに 100 を入力します。レポートライタによってレポートデータが選択される場合、使用可能な すべての事業領域に対して、原価センタ 100 のデータが選択されます。

  1. レポートに出力情報を入力するには、出力パラメータを選択し、必要に応じて以下のデータを入力します。

システム日付から入力した固定値の間で選択することができます。

レポートの各種出力媒体から選択することができます。

画面またはプリンタ

レポートは画面またはユーザに割り当てられているプリンタに送られます。

画面または部門プリンタ

レポートは画面または原価センタに定義されている部門プリンタに送られます。個別のレポートを原価センタに一意に割り当てることができ、この原価センタに対して部門プリンタを管理している場合には、レポートは部門プリンタのみに送られます。

階層ノードでは、代表原価センタを入力する必要があります。

個別のレポートでこれらの条件が満たされない場合は、ジョブの実行時に指定されたプリンタにレポートが出力されます。この出力媒体は、管理会計 (CO) レポートにかぎり使用されます。

ファイル

レポートはテキストファイルにエクスポートされます。

続いて表示されるダイアログボックスに、ファイル名を入力します。これは、プレゼンテーションサーバまたはアプリケーションサーバでレポート出力が書き込まれる先のファイル名です。ダイアログボックスで利用可能な入力オプションに関する追加詳細は、 外部ファイルへのレポートのエクスポートを参照してください。

DDE 接続を介するマイクロソフトエクセル

レポートは Microsoft Excel にエクスポートされます。この機能は今度もこのままの予定なので、ユーザ指定ダイアログ設定で Office Integration Microsoft Excel を選択して使用されることをお奨めします。 DDE 接続を介する MS Excel へのエクスポートレポートに関する追加詳細は、 Microsoft Excel へのエクスポートレポートデータを参照してください。

EIS へのデータ転送

レポートデータは、経営情報システム (EIS) に転送されます。 EIS へのレポートのエクスポートに関する追加詳細は、 EIS へのレポートデータのエクスポートを参照してください。

メール送信

レポートは、特定のメールユーザに送信されます。レポートの送付先ユーザの名前を入力し、必要に応じて送信属性を選択します。

レポートはメール受信者の受信ボックスに送られます。受信者は、 ( ジョブ名およびデータ選択時刻などの ) レポートデータと追加情報を照会することができます。

出力しない

レポートはすぐには出力されません。選択データの保存と、レコードの選択件数、編集件数および集計件数などの情報を含む選択ログの照会のみが行われます。この出力媒体を選択した場合、保存されたレポートデータを後で照会するために、抽出を登録してください。

必要に応じて、印刷書式、アイコンの表示、キー列の固定の設定を選択し、結合することができます。

デフォルト設定は、コントロールを使用したナビゲーションです。この機能を使用する場合には、ナビゲーションバーの表示も使用することができます。インタフェースがコントロールをサポートしていない場合には、デフォルト設定を利用することができます。

Office integration を無効化するには、 無効化を選択するか、あるいは Microsoft Excel または Lotus 123 を直接無効化します。このどちらかを選択すると、ページ保護が自動的に有効化されます。

行った設定を保存したり、行った抽出を登録する場合には、オプションの事前設定で確認プロンプトの送信と関連機能を選択します。

  1. 出力パラメータを保存するには、続行を選択します。
  2. レポートで評価レベルを ( レポート登録 : 一般データ選択画面の複数選択開始 / 複数選択終了 /S 項目で ) 定義してある場合、バリエーション機能が 自動的に有効化されます。評価の設定は、評価を選択すると変更することができます。
  3. 評価ダイアログボックスのデフォルト設定は、レポート定義から取り込まれます。この設定は、必要に応じて変更することができます。

    展開機能を使用すると、すべての特性値に対する集計レポートに加えて、間隔またはグループ内の全ノードおよび個別値に対するレポートが登録されます。

    個別値機能を使用すると、間隔またはグループ内の各個別値すべてにレポートを登録することができます。

    展開しない機能を使用すると、すべての特性値に関する集計されたデータを含むレポートが 1 つ登録されます。

    より詳しいバリエーションレベルをレポートに入力する場合は、詳細を選択します。以下のダイアログボックスでは、評価範囲を入力し、必要に応じて単一値フラグを設定することができます。

    レポートが出力されてから評価レベル間をナビゲートする場合、開始項目および終了項目に (1 99 などの ) バリエーションレベルの範囲を入力する必要があります。グループ ( セット ) に含まれる個別値について個別のレポートを出力するかどうかは、 個別値フラグにより決定されます。

    以下の表は、バリエーションフラグとバリエーション範囲 / 個別値組み合わせの相関性を示したものです。

    バリエーションとバリエーション範囲 / 個別値の相関性

    バリエーションフラグ

    バリエーション範囲

    個別値

    展開

    1 99

    有効

    個別値

    1-

    有効

    展開しない

    1 1

    無効

     

    レポート定義でバリエーションフラグを個別値に設定した場合、このデフォルト設定を評価ダイアログボックスで変更することはできません。レポートは常に、選択したグループ ( セット ) に含まれる個別値に対して出力されます。

  4. レポートでどの値が使われるかを決定するには、元データを選択します。

必要に応じて、以下のフラグのいずれかを設定してください。

アーカイブからのデータを読み込むには、表示されるダイアログボックスにアーカイブ対象を入力する必要があります。次に、アーカイブ選択でデータの読み込み元となるアーカイブファイルを選択します。

  1. 入力した選択条件に抽出がまだ登録されていない場合、抽出の登録ダイアログボックスで < ジョブ名 >: 抽出パラメータの選択 ... 画面で 抽出登録を選択すると、レポートを抽出として保存することができます。抽出なし登録、抽出登録のいずれかを選択することができます。選択条件に抽出を登録すると、データは常にデータベースから選択されます。

レポートをバックグラウンドで実行する場合は、抽出データを入力する必要があります。

パラメータの抽出画面では、以下の設定を行うことができます。

抽出登録フラグを設定して、レポート選択データを抽出として保存します。抽出パラメータを入力する必要があります。

抽出テキストは、 SAP R/3 システムでの抽出検索には現在使用されていません。抽出は、選択条件とジョブ名によって識別されます。

抽出にセキュリティを割り当てる場合は、 2 つの パスワード項目に同一のパスワードを入力します。確認のため、 2 つめの パスワード項目にパスワードをもう一度入力してください。保存したデータに対してパスワードを入力すると、正しいパスワードを入力しないかぎり、このデータを使用することはできません。

特定の期間を経過した後に抽出の削除を行う場合は、有効期間を選択して抽出の有効日数を入力するか、あるいは有効期限を選択して抽出の期限日を入力します。一度削除した抽出を、リトリーブすることはできません

特定の期間を経過した後に抽出の削除を行わない場合は、期限日なしを選択します。このフラグは、抽出をより長い期間保存しておきたい場合や、レポートの実行に非常に長い時間を要する場合に設定します。

ジョブを再生成しない場合、期限日は 1 回のリリースの中でのみ有効となります。

(3.0 リリースから 3.1 リリースなどへの ) リリースのアップグレードを実行すると、ジョブの再生成の際に、既存の抽出内容がすべて削除されます。 R/3 システムの更新レベルをアップグレードする ( たとえば 3.0C から 3.0D へのアップグレードなど ) 際、抽出の削除は行われません。

  1. 抽出パラメータを保存するには、続行を選択します。
  2. 抽出ファイルに保存されていないレポートを終了するときは、レポートを抽出として保存するかどうか尋ねるダイアログボックスが表示されます。 Yes を選択すると、上記の情報を入力する抽出ダイアログボックスが呼び出されます。

  3. レポートを実行するには、プログラム 実行を選択します。

入力した選択条件に対して抽出がすでに登録されている場合は、それらの抽出を一覧表示したダイアログボックスが表示されます。

入力したバリエーション階層と選択条件を含むレポートに対して保存されている抽出が、バリエーション階層内でレポートと対応している場合にも、このダイアログボックスが表示されます。この場合、既存のバリエーション階層内の該当レポートに、システムから直接アクセスします。すなわち、バリエーション階層内の各レポートは、個別のデータ抽出のように処理されます。

抽出検索

< ジョブ名 >: 選択画面から、環境 ディレクトリの抽出で抽出管理入力画面へアクセスします。

その画面で、抽出名を入力します。

抽出登録の選択を行うと、抽出へのアクセスを制御することができます。登録については、以下の 3 つのオプションのいずれかを選択することができます。

期間を選択して入力を行うと、抽出登録の期間を制限することができます。すべてを選択している場合は、期間の選択を行うことはできません。

関連データを入力すると、ジョブを伴う選択を制限することもできます。

追加選択については、抽出検索を制限するための追加選択基準を選択することができます。

バリアント取込機能を使用すると、 関連プログラム のバリアントカタログが表示されるので、そのカタログを使用して選択を行うことができます。

 

結果

抽出を使ってレポートを呼び出すと、抽出データを用いてレポートが出力されます。

データベースからデータを選択してレポートを呼び出した場合、入力した選択条件にしたがってレポートが出力され、レポート定義にしたがってレポートの書式設定が行われます。

照会されたレポートで使用できる機能についての詳細は、 レポート出力の機能を参照してください。