セルの定義 

レポート内で計算を行うにはセルを使用します。 セルは、レポートの列と行のマトリクス内の特定位置または範囲を正確に示します。レポートライタではポイント / 範囲 ( または組合せ ) を特定すると、そのセルを論理式に使用することができます。レポートライタのセルは、スプレッドシートプログラムのセルアドレスまたは範囲と非常によく似た使われかたをしますが、レポートライタでは物理行および物理列ではなく行 / 列ブロックが使われるため、セットに保存されたシンボルを使ってセルが特定されます。

論理式のオペランドとして使われるセルが入ったレポートを定義するときは、セルの組合せ、すなわち行組み合わせと列組合せを定義する必要があります。この組合せによって、レポート金額を算出するための値がレポートライタに指示されます。

セルの組合せを定義するには、シンボルを使用します。シンボルは、セット行とセット、またはそのいずれかに割り当てられる名称のことで、レポートセルの行と列の組み合わせを定義します。シンボルを使って、セット内のすべての値を表す ( セットヘッダシンボル ) ことも、個別の値を表す ( セット明細シンボル ) こともできます。 ( シンボルについての詳細は、 レポートライタでのシンボルの使用を参照してください。 )

レポートライタ処理の概要で示したのと同じレポートを登録し、各原価センタに対して収益勘定と費用勘定の各合計に対するパーセント率を表す列 ( 合計 %) を追加登録するとします。このような列を作成するには、論理式を使用します。

次の図では、セル A 409,600.00 という値を指しています。このセルにはシンボル SN-HSL0 ( 列組合せ ) SN-CNTR ( 行組合せ ) が割り当てられています。シンボル SN-HSL0 はセット TD-ACT-CELL のセット行 HSL-0 に割り当てられ、シンボル SN-CNTR はセット TD-RCNTR-12 全体に割り当てられています。

 

 

上の図で使われている論理式は、 100 001 / A です。’ 001 はデータセット TD-ACT-CELL( レポート列で使用 ) のセット明細 001(HSL-0 の値を含む ) を指しています。

A は、レポートライタが計算を実行する前に定義しておく必要があります。 ( セルへの論理式の入力に関する詳細は、 論理式を参照してください。 ) レポートライタは、実績国内通貨金額 (HSL-0 ) 100 を掛ける必要があることは認識しますが、その金額を割る値は認識 しません

列組合せが SN-HSL0 、行組合せが SN-CNTR の場合、システムは合計 % の列の計算を次のように行います。

  1. セット TD-ACT-CELL 、セット明細 002 から論理式 100* 001 / A を読み込みます。

001

= HSL-0 ( 国内通貨による実績データ )

A

= 列組合せ SN-HSL0 ( 国内通貨による実績データ )

 

行組合せ SN-CNTR ( すべての原価センタ )

  1. 各レポート行の値に 100 を掛け、その金額を合計額 (409,600.00) 割ります。
  2. パーセント率を表すレポート列を登録します。

セルは、列ブロックとして使われるセット内の論理式にしか表示できず、セルを行ブロックとして使われるセット内の論理式に使用することはできません。論理式の使用についての詳細は、 論理式を参照してください。

グローバルセルの定義に関する詳細は、 グローバルセルの定義を参照してください。

どのレポート登録画面からでも、次の手順でセルを定義することができます。

  1. ジャンプ→セルと選択します。
  2. レポート登録 : ヘッダ画面が表示されます。

    レポートに複数のセルがある場合、それらはこの画面に表示されます。

  3. レポートのセルを定義するには、定義するセルにカーソルを合わせて、編集→セル選択と選択します。
  4. レポート登録 : セル画面が表示されます。

    レポート登録 : セルの定義画面への入力は、次の手順で行います。

    列組み合わせ : シンボル SN-HSL0 ( 国内通貨列の場合 )

    行組み合わせ : シンボル SN-CNTR ( レポート行の全原価センタの場合 )

  5. セルの列組合せとして使用するシンボルを選択するには、次のようにします。
  6. a) カーソルを 列組合せ - 組合せ項目に移動します。

    b) 定義を選択します。

    列組合せとして使用できるシンボル名を一覧するダイアログボックスが表示されます。選択は、セットヘッダとセット明細のシンボルから行うことができます。セットヘッダのシンボルはセットヘッダで定義され、シンボルはセットに含まれるすべての値の合計に適用されます。セット明細のシンボルはセット明細で定義され、シンボルはセット明細に定義された値にだけ適用されます。

    前の図では、セット明細のシンボル SN-HSL0 は列組合せとして割り当てられています。 SN-HSL0 は、 HSL-0 の値を持つセット明細 001 を参照します。

    c) 列組合せとして使用するシンボルを選んで、 選択を選択します。

    これで、そのシンボルが列組合せ - 組合せ項目に表示されます。

  7. 特定のレベルを列シンボルに割り当てる場合、番号をレベル項目に入力する。
  8. レベル番号によって、どのセット階層レベルでセルに値が使われるかが決まります。

    割当が可能なのは、セットヘッダシンボル名 ( セット全体の ) のためのレベル番号のみです。セット明細シンボルには、レベル番号は割り当てられません。

  9. セルの行組合せとして使用するシンボルを選択するには、次のようにします。
  10. a) カーソルを 行組合せ - 組合せ項目に移動する。

    b) 定義を選択します。

    行組合せとして使用できるシンボル名を一覧するダイアログボックスが表示されます。選択は、セットヘッダとセット明細のシンボルから行うことができます。セットヘッダのシンボルはセットヘッダで定義され、シンボルはセットに含まれるすべての値の合計に適用されます。セット明細のシンボルはセット明細で定義され、シンボルはセット明細に定義された値にだけ適用されます。

    前の図では、セットヘッダのシンボル SN-CNTR は行組合せとして割り当てられています。 SN-CNTR は、セット TD-RCNTR-12 およびそのセットに含まれるすべての値を参照します。

    c) 行組合せとして使用するシンボルを選んで、 選択を選択します。

    これによりそのシンボル名が行組合せ - 組合せ項目に表示されます。

  11. 行シンボルに特定のレベルを割り当てるには、レベル項目に番号を入力します。

レベル番号によって、セルに使用する値の階層レベルが決まります。

この項目に有効な値は、次のとおりです。

1 セット特性の第 1 レベルの値をセルに使用します。

2 セット特性の第 2 レベルの値をセルに使用します。

n セット特性の n 番目のレベルの値を使用します。

1- 基本セットの値をセルに使用します。

2- 各基本セットの値の合計をセルに使用します。

この項目には、セット階層内のレベル数以内の数値しか指定できません。また負数として入力できるのは、 1- 2- のみです。

たとえば、セット階層内のレベルが 4 の場合、この項目に 5 を入力することはできません。

割当が可能なのは、セットヘッダシンボル名 ( セット全体の ) のためのレベル番号のみです。セット明細シンボルには、レベル番号は割り当てられません。

前の図のレポートで出した合計額に対する勘定のパーセント率ではなく、各原価センタの合計額に対する勘定のパーセント率を出したいと思います。次の図のレポートは、各原価センタに対する勘定のパーセント率を表しています。

 

 

上の図のように比率の列を作成するには、行のシンボル名 SN-CNTR の横の レベル項目に 2 と入力します。これによって、基本セット TD-RCNTR-12 のレベル2にある合計を使うよう、システムに通知されます。下の表に、上記のレポートの列を計算するために使われる論理式を示します。

パーセント率の列を作成するためのテーブル

レベル

論理式

合計 %

1

100* 010 / A ;

A=409,600.00

小計 %

2

原価センタ 100 の場合 :

100* 010 / B ;

B=209,600.00

原価センタ 200 の場合 :

100* 010 / B ;

B=200,000.00

 

  1. この画面では、レポート登録 : 第一画面 ( レポート定義の登録) の表、および下の表に示す次の追加処理機能を使用することができます。

追加処理機能 - レポート登録 : セルの定義画面

選択

目的

編集→組合せ削除

セルに割り当てた組合せを削除する。

ジャンプ→レイアウト→レイアウトリセット

全パラメータを標準レイアウトの初期値にリセット

補足→特性一覧

レポートで使われる特性の一覧を表示する。

補足→言語更新 ...

新規レポート言語に分岐 ( 例、レポートテキストに言語固有のテキストを入力するため ).

補足→その他の標準レイアウト ...

レポートに新規標準レイアウトを割り当てる。

補足→しきい値 ...

しきい値条件を入力し、特定のレポート列の値によって、レポート行を色で強調表示または印刷する。

 

  1. レポート→保存を選択し、セル情報を保存します。

セル定義が保存されたら、レポート登録 : セル画面に定義フラグが立てられます。