行ブロックの特性情報の入力 

レポート登録 : 画面で行セットを入力したら、レポーと行で使用する特性ごとに、改行や物理レポート行間の追加スペースといった追加情報を入力することができます。

手順

  1. レポート登録 : 画面で、特性情報を入力したい行セットをにカーソルを合わせて、編集→選択を選択します。
  2. 行特性ダイアログボックスが表示されます。前特性および次特性の各ボタンを使用して、特性を切り替えることができます。

  3. 必要に応じて、合計の設定グループボックスに以下のデータを入力します。
  4. − レポートに表示するデータの合計レベルを制御する場合は、合計レベルを入力します。

    セットの合計値のみを表示し、セットの個別値は無視することができます。デフォルト値 ( 空白 ) では、基本セットの個別値を含めてすべてのレベルの値が表示されます。 ( 多次元セットか単一次元セットの S ( 非表示 ) フラグを立てると、 合計レベル項目に入力した値は無効になります。 )

    表示するデータのレベルを変更するには、 合計レベル項目にレベル番号を入力します。

    次の値を指定することができます。

    0 セット中のすべてのレベルの値を表示します。

    1 セット特性の第 1 レベルの値のみを表示します。

    2 セット特性の第 1 および第 2 レベルの値のみを表示します。

    n セット特性の第 1 から n 番目のレベルまでの値のみを表示します。

    1- 基本セットの値のみ ( 最下位レベル ) を表示します。

    2- 基本セットの値と各基本セットの合計値のみを表示します。

    この項目には、セット階層内のレベル数以内の数値しか指定できません。また負数として入力できるのは、 1- 2- のみです。

    たとえば、セット階層内のレベルが 4 つしかない場合、この項目に 5 を入力することはできません。

    特性の最高レベルにあるセットはレベル 1 となります。

    単一次元セット TD-RACCT-IE レポート行でのセットの使用の“勘定特性のレベル”の図)は、勘定特性( RACCT の項目)の最上位レベルにあるため、レベル1が割り当てられています。基本セット TD-RCNTR-12 も原価センタ特性( RCNTR 項目)の最上位レベルにあるため、レベル1が割り当てられます。

    セット TD-RACCT-IE 合計レベル項目に 1 と入力し、セット TD-RCNTR-12 合計レベル項目に 0 と入力すると、セット TD-RACCT-IE には合計値のみが表示されますが、原価センタには個別値が表示されます。 ( この行ブロックのセット構成については、 レポート行でのセットの使用「勘定コード特性のレベル」 の図を参照 )

    特性の非表示フラグで、特性全体を非表示にするかどうかを指定します。該当する行合計のテキストは表示されますが、金額は表示されません。この項目は、現行の行セットの最後に使用された特性には表示されません。

    セット TD-RACCT-IE 特性の非表示フラグを立てると、このセットの各合計が表示されなくなります。“合計勘定”とだけ印刷され、金額は表示されません。

    − 特性の内部取引を相殺するかどうかを指定します。内部取引の相殺フラグを有効化するには、レシーバ項目とそれに対応するセンダ項目がテーブル T804C になければなりません。

    たとえば、レシーバ項目が事業領域 (RBUSA) の内部取引を相殺するには、対応するセンダ項目 (SBUSA) をテーブル T804C に入力しておかなければなりません。

    内部取引はセット内で階層順に相殺されます。

    基本セット RBUSA-21 ( 事業領域 0001 1000 の範囲を含む ) および RBUSA-22 ( 事業領域 1001 2000 の範囲を含む ) を含む RBUSA-11 という単一次元セットを登録するとします。

    データベースレコードに値が 0001 のレシーバ項目 (RBUSA) と、 0500 のセンダ項目 (SBUSA) がある場合、両方の値が同じ基本セット (RBUSA-21) の中にあるので、基本セットレベルでの対応する小計はすべて相殺されます。

    データベースレコードにレシーバ項目 (RBUSA) の値 1500 、およびセンダ項目 (SBUSA) の値 0600 がある場合、 RBUSA-21 および RBUSA-22 の各セットの総計は事業領域 1500 および 0600 のデータレコードが含まれる階層の最下位の合計になるため、金額はここからしか相殺されません ( 単一次元セットレベルで )

  5. 必要に応じて、以下の改ページ情報を入力します。
  6. 無条件項目に入力するレベルによって、どのレベルでレポートを横に改ページするかをレポートライタに通知することができます。デフォルト ( 空白 ) では、 レポート登録 : レイアウト : ページ / 制御ダイアログボックスの長さ項目の定義に従って、固定間隔で改ページされます。

    次の値を指定することができます。

    0 レポート登録 : レイアウト : ページ / 制御ダイアログボックスの長さ項目の定義に従って、固定間隔で改ページされます。

    1 セット特性の第 1 レベルが終わるたびに改ページします。

    2 セット特性の第 2 レベルが終わるたびに改ページします。

    n セット特性の n 番目のレベルで改ページします。

    1- セット特性の最下位レベルで改ページします。

    2- 基本セットが終わるたびに改ページします。

    セット階層内の S フラグ ( 非表示 ) で非表示となっていない場合にかぎり、特定のレベルに対して値を使用することができます。

    この項目には、セット階層内のレベル数以内の数値しか指定できません。また負数として入力できるのは、 1- 2- のみです。

    例えば、セット階層内のレベル数が 4 の場合は、この項目に 5 と入力することはできません。

    条件項目は ”高度” な改ページ機能を実行します。指定されたレベルの後に自動改ページを挿入する前に、ページの中に次のレベルのすべての行を収める余白が十分にあるかについてチェックされます。初期値 ( 空白 ) ではこの機能は使われません。

    有効な値は、無条件項目と同じです。

    条件項目は、以下のような場合に使用することができます。

    − ある会社の勘定が 2 ページにわたって表示されるのを避けたい場合

    − 現在のページ余白が、その会社の勘定の次のグループ用の勘定をすべて収めるのに十分な場合、つまり、勘定を同じページにすべて表示する場合

    システムは、 1 つのグループが同じページに収まらない場合にかぎり、その会社の勘定の次のグループを新しいページから開始します。

  7. 必要に応じて、合計照会グループボックスにデータを入力します。
  8. 合計照会項目にレベルの範囲を入力すると、以下の操作をすることができます。

    − 指定のレベルで一重線または二重線を使用して下線または上線を引いたり、文字を書式設定する。

    − レベル間に空白行を追加挿入する。

    − レベル間の行を強調表示する。

    − 行の色を定義する。

    開始レベルフラグを使用して、上限項目と下限項目 ( このセクションで後述 ) の開始レベル番号を選択します ( このセクションで後述 ) 。有効な値は、 無条件項目と同じです。

    終了レベルフラグを使用して、上限項目と下限項目 ( このセクションで後述 ) の終了レベル番号を選択します ( このセクションで後述 ) 。有効な値は、 無条件項目と同じです。

    たとえば、開始レベル値および終了レベル値として 1 を入力すると、レベル 1 の合計値のみが書式設定されます。

    開始レベル値として負数を入力した場合、終了レベル値を入力することはできません。

    例えば、開始レベル値として 2- を入力すると、 終了レベル値項目に値を入力できません。

    行特性の合計を強調表示する場合、強調行フラグを選択します。

    カラー項目には、行特性の合計を表示する色のカラーコードを入力します。

    レポートに SAP 標準色を使用する場合は、レポートに割り当てられたレイアウトパラメータの 標準色フラグを立てるだけで十分です ( ページ / 制御画面 ) 。ここではカラーコードを入力する必要がありません。

    行特性合計の下限をどのように表示するかに合わせて、下限フラグを設定します。下限の定義には、表示なし、一重線、二重線、ユーザ定義文字を使用することができます。

    行特性合計の上限をどのように表示するかに合わせて、上限フラグを設定します。上限の定義には、表示なし、一重線、二重線、ユーザ定義文字を使用することができます。

  9. 行合計の照会についてレベルの追加情報を入力する場合 ( 小計に下線を引いたり、小計を合計と異なる色で表示するなど ) 追加を選択します。
  10. 追加レベルのための合計照会項目を示すダイアログボックスが表示されます。

  11. 行セットの別の特性について定義するには、次特性ボタンを選択します。
  12. 続行を選択します。

レポート登録 : 画面に戻ります。