レポートパラメータの定義 

登録するレポートごとに、レポートパラメータを割り当てることができます。レポートパラメータにより、レポートのページ書式やレポートデータの数値書式など、レポートのレイアウトの特徴が決まります。 レイアウト機能を使用すると、レポートにパラメータを設定することができます。

SAP R/3 システムでは、 SAP というデフォルトの標準レイアウトが供給されますが、この標準レイアウトは、運用側で定義する各レポートに自動的に割り当てられます。 SAP 標準レイアウトを使用する場合は、以下の手順に従う必要はなく、 行の定義に直接進んでください。レポートを初めて定義する時点では、デフォルトの標準レイアウトは常に SAP となります。そして、各レポートパラメータダイアログボックスの上部の 標準レイアウト項目には SAP と表示されます。

レポートパラメータを定義する際、レポートに固有のパラメータを定義でき、またレポートに割り当てられた標準レイアウトを変更することができます。

レポートパラメータを設定するには、次のダイアログボックスを使用します。

レポートで標準レイアウト値が使用されないようにパラメータを変更するには、現行の値を新しい値で上書きします。値は、標準レイアウトで変更されるのではなく、対象となるレポートに対してのみ変更されます。

レポートパラメータ値に変更を加えても、システムに保存されている標準レイアウト値には影響しません。入力したレポートパラメータ値は、作業中のレポートのみに有効です。

レポートの標準レイアウトを変更することも できますが、変更はすべて他のユーザのレポートにも影響します。詳細は、 標準レイアウトを参照してください。

レポート定義で使われるセットで定義された印刷クラスに基づいて、使用する印刷クラスが決まります。レポートパラメータの中には、パラメータの 6 つの変数を使用して定義できるものもあります。これらの変数は、印刷クラス0〜5に相当します。印刷クラス項目でセットに対して入力された値に応じて、レポートライタにより6つの値のいずれかが選択されます。印刷クラスについての詳細は、 セットでの印刷クラスの設定を参照してください。

次の手順で、レポートレイアウトのパラメータを定義します。

  1. レポートレイアウトに、以下の処理機能のいずれかを選択します。

 

選択

目的

ジャンプ→レイアウト→ページ / 制御 ...

一般ページ書式およびグラフィックパラメータを定義する。

ジャンプ→レイアウト→ 列テキスト ...

行合計のパラメータを定義する。

ジャンプ→レイアウト→ 列テキスト ...

行テキストのパラメータを定義する。

ジャンプ→レイアウト→ 列テキスト ...

列合計のパラメータを定義する。

ジャンプ→レイアウト→ 列テキスト ...

列テキストのパラメータを定義する。

ジャンプ→レイアウト→表示 ...

書式パラメータを定義する ( 一部は言語依存のパラメータ )

ジャンプ→レイアウト→レイアウトリセット

全パラメータを標準レイアウトの初期値にリセット

 

これにより、選択した標準レイアウト機能に対するダイアログボックスが表示されます。

  1. 現行の値をレポートレイアウトに使用する値で上書きします。
  2. 標準レイアウト画面または標準レイアウトの変更についての詳細は、 標準レイアウトの登録を参照してください。

  3. 続行を選択します。
  4. レポート→保存を選択し、レポートレイアウトのパラメータを保存します。

標準レイアウトデフォルト値の変更

レポートに割り当てた標準レイアウトのデフォルト値を変更するには、次の手順で行います。

  1. 補足→その他の標準レイアウト ... と選択します。
  2. すると、ダイアログボックスが表示され、新しい標準レイアウト名を入力するよう、メッセージが表示されます。

  3. 新標準レイアウト項目に新しい標準レイアウト名を入力し、続行を選択します。

それまでの標準レイアウトに加えた変更は、レポートに新しい標準レイアウトを割り当てた時点では、まだ有効です。

レポートに標準レイアウト SAP を割り当て、レポート幅を 60 に変更したとします。この変更はレポートに固有のため、新しい標準レイアウトをレポートに割り当てても、レポート幅は 60 のままとなります。