レポートのヘッダ情報の入力 

  1. 任意のレポート登録画面で、ジャンプ→ヘッダを選択します。
  2. レポート登録 : ヘッダ画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − レポートのテキスト

    − ユーザがこのレポートの登録、照会、変更、削除を行うのに権限を必要とさせる場合は、レポートの権限グループ名

    ユーザ権限を必要としない場合には、この項目を空白にしておきます。

    − レポートに割り当てたい標準レイアウト

    − レポートで更新したい言語

    ログオン言語はデフォルト設定どおりです。

  5. レポートのジョブを実行する際に、レポートをプレゼンテーションサーバにエクスポートするためのデフォルトパラメータを入力するには、エクスポートパラメータを選択します。
  6. ダイアログボックスが表示されるため、必要に応じてエクスポートデータを入力します。入力するデフォルト値は、レポート出力でレポート→エクスポート機能を呼び出したときに表示されます。これらのパラメータは、必要に応じて変更することができます。

    エクスポートダイアログボックスで入力するデータについての詳細は、 外部ファイルへのレポートのエクスポートを参照してください。

  7. この画面では、レポート登録 : 第一画面 ( レポート定義の登録) テーブルにある次の追加処理機能を使用することができます。さらに、次のテーブルの機能も使用することができます。

追加処理機能 - レポート登録 : 第一画面

選択

目的

レポート→チェック

レポート実行前に、レポートのエラーをチェックする。

ジャンプ→レイアウト→レイアウトリセット

全パラメータを標準レイアウトの初期値にリセット

補足→特性一覧

レポートで使われる特性の一覧を表示する。

補足→言語更新 ...

新規レポート言語に分岐 ( 例、レポートテキストに言語固有のテキストを入力するため ).

補足→その他の標準レイアウト ...

レポートに新規標準レイアウトを割り当てる。

補足→エクスポートパラメータ ...

レポートをエクスポートするためのエクスポートパラメータのデフォルト値を定義する。

補足→しきい値 ...

しきい値条件を入力し、特定のレポート列の値によって、レポート行を色で強調表示または印刷する。

 

しきい値の入力

特定レポート列 ( 参照列 ) の数値に応じてレポートのしきい値を定義して、レポート行を強調表示 ( 赤または緑 ) または印刷することができます。

レポートには、実績原価、計画原価、実績 / 計画の差異を含む 3 つの列があります。差異が 10000 以上である行を、すべて赤で強調表示したいと思います。これは、しきい値条件を入力することによって行います。この例では、しきい値は 10000 で参照列が、3列目 ( 実績 / 計画の差異 ) になっています。

レポートには、しきい値条件を2つまで定義することができます。

レポート定義の任意の画面で、補足→しきい値機能を使用すると、レポート定義にしきい値条件を入力することができます この機能は、レポート出力で 編集→しきい値と選択しても使うことができます。

任意のレポート登録画面からしきい値条件を入力するには、以下の手順に従います。

  1. 補足→しきい値と選択します。
  2. しきい値条件入力のダイアログボックスが表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − しきい値の条件

    たとえば特定のレポート列に 10000 以上の値を表示したい場合は、条件項目に >= と入力します。

    − しきい値

    しきい値は、小数点以下の有無に関係なく入力することができます。小数点には、コンマとピリオドしか使用できません。しかし、しきい値そのものにコンマやピリオドを含めることはできません。

    しきい値としての数字を指定するには、以下のように入力します。

    1000

    1,000 1.000 と入力 しないでください

    − 参照列を表す数字

    列には、最初のレポート列から始まって左から右に採番されます ( リード列は除く )

    ( レイアウトパラメータで ) ゼロという列幅を指定し、レポートに表示されない列にも採番されます。このため、実際にはレポートに表示されない参照列を処理することもできます。

    − しきい値条件が有効かどうかを決定するフラグ

  5. 補足表示を選択して、以下のように、しきい値に関する追加情報を入力します。
  6. − レポートライタによってどの値がしきい値条件を満たしているかをチェックする際に、 +/- 符号を無視するかどうかを決定するフラグ。レポートライタで +/- 符号を無視するようにしたい場合は、このフラグを立ててください。

    (+) の値と負 (-) の値の両方に対して差異が特定しきい値を越える、実際 / 計画 / 差異レポートのすべての行を強調表示する場合、このフラグを選択します。

    − 詳細行に対してのみしきい値条件を使用するかどうかを決定するフラグ。このフラグを立てると、合計行はしきい値条件に含まれず、レポート出力は変更されずに印刷されます。

    − しきい値条件を満たすレポート行のみを表示 ( 印刷 ) するかどうかを決定するフラグ。他のすべてのレポート行は非表示になります。

    − しきい値条件を満たすレポート行を赤で強調表示するかどうかを決定するフラグ。

    − しきい値条件を満たすレポート行を緑で強調表示するかどうかを決定するフラグ。

    追加しきい値情報を表示したくない場合は、補足非表示を選択します。

  7. 必要に応じて追加条件を選択し、2番目のしきい値条件を入力します。
  8. 上記のステップ2と3を繰り返します。

レポートには以下の列が含まれます。

差異が 10000 以上である行を、すべて赤で強調表示したいと思います。これは、しきい値条件を入力することによって行います。

条件

>=

しきい値

10000

参照列

3

選択行強調表示 ( ) を選択します。

同じレポートに、差異が 10000 以上である行でけを赤で強調表示したいと思います。同じ条件、しきい値、参照列を入力しますが、 選択行のみを印刷を選択します。他のすべてのレポート行は非表示になります。

言語固有レポートヘッダ情報の入力

レポート登録 : ヘッダ画面では、言語固有のレポートテキストを入力することができます

レポートを英語で定義し、それをドイツの子会社でも使用する場合があります。このような場合は、更新言語機能を使用して、ドイツの子会社に固有のレポート情報 ( レポート表題など ) を入力できるよう言語を設定します。

レポートテキスト ( レポート登録 : ヘッダ画面 ) とレポートテキスト ( レポート登録 : テキスト画面 ) には、言語固有のレポートテキストを入力することができます。レポートテキストに使用できる言語は、カスタマイジング機能で定義します。詳細は、 特別目的元帳のための導入ガイド (IMG) レポートライタ言語の更新に記載された処理タイプを参照してください。

言語固有のレポートテキストは、次の手順で入力します。

  1. 補足→更新言語を選択します。
  2. ダイアログボックスで、レポートで更新する言語を選択します。
  3. 選択を選択します。

すると、レポート登録 : ヘッダ画面でレポート固有のレポートテキストを入力することができます。

更新言語機能を使用して新しい言語に切り替えると、入力情報は最初の言語に戻すまで、切り替え後の言語のままとなります。

たとえば、言語を EN ( 英語 ) から DE ( ドイツ語 ) に切り替え、レポートテキストを定義すると、入力情報は英語に戻すまで ドイツ語固有のものとなります。したがって、レポートをまず 1 つの言語で定義、保存した後で別の言語に切り替え、新しい言語のレポートテキストを定義するようにしてください。